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2003.02.03

7 STORIES

 《RELAX》でおなじみの戸部公爾さんご出演の舞台「7 STORIES」を見に麻布十番へ。7階の7つの窓の前で繰り広げられる物語は、何故か窓の前に立つ男と、窓から顔を出す住人達とのやりとりだけで進む。こういう見せ方はいかにも舞台。動きが全部見えない分、それを想像させる作りになっているのは面白い。

 戸部さんは2役。弁護士とパーティ好きの若者と書くと全く違う人格だが、「刺激が刺激でなくなっている」というか、傍目には異常に見える日常に麻痺しているという点では同じレヴェルの住人であるとも言える。7階の住人は多かれ少なかれ皆そうなんだけど。

 住人達に降り回されているように見える男だが、最後に登場した老女のおかげで、やっと自分の物語を口にする。住人達に飛び降りたかったことにされてしまった男ではあるが、「下でなく上もある」という老女の言葉に、全く別の方向を目指すことになる。日常からぽっかりと「浮いた」彼はこれからどこへ行くのか。

 老女の話に出てくる「テーブルの上にグレープフルーツがある」と、「アルバートは自分が鳩であることを知らなかった」というのが妙に小気味いい。100前後のキャパと思われる小屋は月曜昼とはいえ千秋楽でほぼ満席。でももうちょっと笑える場所で反応があってもいいのになぁ。間の取り方の問題だろうか? 住民の台詞が多い上にテンション高くて、ちょっとフォローするのが大変かなとも思えただけに、老女とのやりとりがのんびりしていて落ち着いた。他の住人同士の絡みも見てみたかったようにも。役者なマーシャルと、自称詩人のシャーロット、色彩にうるさい芸術家マイケルの3人が顔つき合わせたら楽しいかもーとか。

 《RELAX》次回は6月。また違う戸部さんが拝見できるかと思うと楽しみ。
 あとチラシで拝見したK-Showの舞台でEMIさんが脚本だったり、くじらさんや中博史さん(!)もおでましだったりするみたいで、これ見たいなぁ。伊藤健太郎さんは21世紀FOXでの「フレーム・アップ・クライスト」以来なので、この方も楽しみ。

 本日は節分。豆まきして、恵方巻かぶりついて、福豆食べて。明日からは、春。

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