本当に訪問者が知りたい２０の質問？

　あちこちで本当に訪問者が知りたい２０の質問（個人ＷＥＢサイト文化研究所）についての記述を見かけるので原文を見てみたんですが、これは本当に「本当に訪問者が知りたい」ことなんでしょうか。いえ素朴な疑問なんですけど。100質とかもそうなんですが、質問への回答は本人のサイトをざっと見れば分かることが多いし、それでは分かりにくい回答（性別とか使用PCとか）に関して、それを知ったからといってサイトの見方が変わることも少ないですし。

　とはいえ、答えたいから答えている人が居るんですし、中には含蓄のある回答もあって、そういうものを見つけたときには嬉しくなります。こういう質問に答えることで自己分析を試みている場合が得てしてある訳で、そういう意味ではこうした質問にその存在価値は立派にあると思います。

　というのも、自分のことを一番知らないのは自分自身ではないのかと思うからです。過去にオフ会で性別を誤解されていたと判明することが多かったんですが、それは自分が自覚している性別と、自分が書いた文章を読んで判断された性別が違っていたということで、当初はともかく後になると面白くなってきました。自分にはそう思われる一面があったのかと。

　ただプロフィールも同様なんですが、そこに書いてあることは書き手による「前提」でしかない訳で、やり方によってはいくらでも演出できるものでもあるんですね（人間不信という訳ではないんですが）。当り障りのないことしか書けないプロフィールなんて無意味じゃん、と自分では外していますが、それがないと訪問者は困るものなんでしょうか（１行説明は必要だという話があるので入れてますけど）。「映像（フィルム）が全て」という言葉もありますが、自分としては「ここに書いてあることが全て」だと思ってますので、これ以上の言葉は要らないと思っているのですが。

　という訳で、訪問者の方が先の質問なりプロフィールなりを本当に知りたいと思っておいでなのか、よろしければ教えてください。場合によっては回答してみたいと思います。