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2004.05.22

ネイビーファイル#107「英霊が遺したもの」

 スーパーチャンネルで放送中の「犯罪捜査官ネイビーファイル」第5シーズン#107「英霊が遺したもの」。再放送は5/25(火)2300・5/26(水)0800。

 原題は「JAG」(Judge Advocate General)ってことで米海軍のお話なんですが、ミリタリー+法廷物というあたりがちょっと面白いところです。スーパーチャンネルのジャンル設定では「アクション」になってますが、番組ページでは「ミステリー」になってますよー(^^; ま、どっちに入ってもおかしくはないような気もしますが。主人公のハーモン・ラブ・ジュニア中佐は元F-14乗りだということもあって飛行機もよく出てきますし、劇中では「海軍法務官」とされているものの題名が「犯罪捜査官」というだけあってそういう謎解きの趣向もありますし。

 で今回は、日米開戦直前に撃沈された潜水艦ドルフィン号を巡るお話。真珠湾攻撃に関わる歴史の証人であるこの潜水艦をサルベージしようとする男に対し、政府/海軍はその差し止めを迫る。政府は日本艦隊の南下を知りながら、真珠湾を犠牲にした。それが世論を沸騰させ、アメリカは戦争に勝ちに行った。その証拠がドルフィン号にはある。政府は何を隠しているのかと男は問う。海軍としては英霊を穢すようなことはできないと言うが、裁判所は裁判中のサルベージ一時差し止めも却下する。ただし海軍の監視は許され、裁判に立った海軍(JAG)のチェグウィデン提督は潜水艦の調査に立ち会う。引き上げられた金庫から出てきた通信員の記録には、確かに日本艦隊の南下を知らせる送信記録があった。

 送信は終了した。しかし、受信はされたのか。受信したはずの通信所の記録を調べると、該当するページは何者かによって切り取られていた。当時通信所に居て今も生きている提督を訪ね、ワシントンで通信を受けたはずの人物の名を聞き出し、記録を調べ直す。通信は、確かに伝わっていた。

 裁判の結果、政府による差し止めは却下。しかし、チェグウィデンの「英霊たちは今なんと言っているんだ?」という言葉、そして提督のドルフィン号乗組員に対する言葉を聞き、男はサルベージを諦める。


 かつて通信所に居た提督の言う通り「戦争に勝ったという事実」は残り、その真相は明らかにはならない。というか出来ないんだろうけど。「(真珠湾を)犠牲にするなんて」というマックの言い分も、これを入れておかないとアメリカ人は納得しないんだろうけど。ちょっとTNGのライカーに似てる男がサルベージを諦めるのも当然なんだろうけど。本国では2000年の放映なんだけど、その後「その時歴史が動いた」なんかで米政府は知っていたなんて話を見てるだけにどこへ落とすのかなぁと思いつつ見てたんですが。

 米海軍の潜水艦100年を記念し、潜水艦乗りに捧げられた作品。今まで見てきた中では一番古い話(前に朝鮮戦争もあった)かなとは思うけど、何分本筋が真珠湾の話なだけに、並行エピソードの軽さが気になるというか。いや、面白かったんですけど。

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