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2004.05.15

Nスペ「地球大進化」第2集

 お楽しみのNHKスペシャル「地球大進化 46億年・人類への旅」第2集「全球凍結 大型生物誕生の謎」。再放送は5/17(月)24:40~。

 前回が岩石蒸気の灼熱地獄なら、今回は6億年前、赤道に迷子石を残した全球凍結。シミュレーション画像では富士山さえ中腹以下は氷に埋まっている。地上も海も1000mの厚さで凍りつき、-50℃で食物連鎖が崩壊する死の世界。しかし、全球凍結を思わせる光景のアイスランドでは、温泉で生きる微生物が存在する。

 6億年前、メタン生成生物・光合成生物・光合成生物に依存する生物(番組内で言う「あなたの祖先」)が海中で生活していた。光合成生物が生み出す酸素と、メタンは反応しあい、次第にメタンは酸素に押されるように減っていく。メタンによる温室効果が失われた結果、全球凍結が訪れる。隕石衝突などによる寒冷化ではなく、生物の活動そのものが地球を凍らせたというのだ。

 数百万年の凍結の間も火山活動は続く。海が凍結しているため、二酸化炭素は大気中に溜まって温室効果を生み、やがて数百万年かけて-50℃から+50℃へ気温は上昇し、全球融解が始まる。中心気圧300ヘクトパスカルというハイパーハリケーンは海をかき混ぜ、使われていなかった海中の栄養分を生命に供給する。光合成生物が海を緑色に染め、大気中に酸素が溢れ出す。大量の酸素を使ってコラーゲンが生み出され、これを接着剤のように使って生命は大型化を始める。脊椎動物の祖先とみられる全長6cmばかりの生物も、この頃には誕生していた。

 前回同様、凄いスケールに圧倒されるが、生命の大型化に貢献したコラーゲンは骨や皮膚、そして角膜に至るまで体を作り上げているものだという話は身近であり新鮮。エディアカラ生物群の造形も面白い。やはりこの手合いの番組は、新たな発見を織り込むことでミッシングリンクを埋めていくため、数年置きに新作を見ても毎度面白い。地球という環境が生命に与える試練は母というよりも父の厳しさと山崎努氏は言うが、その父の言葉に今こそ耳を傾けなくてはという気にもなる。ところでやはり、これだけの試練を耐え抜いて生き延びた生命には、バクテリアであろうとも何らかの意思があると思えてならない。

 番組公式サイトでは22億年前の全球凍結にも触れられていて、録画見直さなきゃとも。ほんと内容濃いです。

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コメント

こちらでははじめまして。
いつも色々とありがとうございます。
見よう見ようと思いつつ、何故か二回とも見逃している『地球大進化』をフォローしてくださっていて感謝です。
ふむふむ、内容が手に取るように解かりました。
そして、やっぱりコレはリピートでもいいから、ちゃんと見なくてはなるまいと思いました。
リピートスケジュールもチェックしていて下さって、本当に感謝です。ありがとうございました。m(__)m

投稿: カザマ | 2004.05.23 02:42

>カザマさん こちらこそお世話になってます~。

 未見の方に文章だけで内容をお伝えするのはほんと難しいものですが、斯様なお言葉をいただけると嬉しい限りです。ありがとうございます。
  5/24(月)2430~に第1集の再々放送がありますので、是非ご覧になってみてください。好評のようなので、多分第2集の再々放送もあるんじゃないかと期待してます。いやほんと、これを逃すのは勿体無いですよ(^^)

投稿: しののめ | 2004.05.23 14:35

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