沖縄慰霊の日
59回目の祈りの夏の日は、イラクで韓国軍の撤退と追加派兵の撤回要求を求める武装グループの人質になっていた韓国人男性が殺害されたというニュースで明けた。同じように人質になった日本人は幸いにも解放されたが、この生死を分けたのは何なのだろうか。彼は誰に殺されたのだろうか。この報せを、米軍基地の集中する沖縄ではどう受け止めているのだろうか。こんな犠牲はもう要らないという言葉と共に、改めて殺された人々の冥福を祈るより他なく。
6/23は「沖縄で組織的戦闘が終わったとされる日」であり、実際の戦闘は日本が降伏した8/15を越えて、9/7の降伏文書調印まで継続された。その意味では、この日付は単なる節目でしかないのかも知れない。しかし沖縄をとりまく世界の現状を見るに、やはり節目でしかないのかという思いにも至る。戦争は、いつになったら終わるのだろう。小泉首相は式典出席するもまたとんぼ返りだろうか。
3月末に放映された「その時歴史が動いた」の第171回さとうきび畑の村の戦争~新史料が明かす沖縄戦の悲劇~の内容を振り返る。住民はどのように地上戦に巻き込まれていったのか、そして西原村は何故47%という高い犠牲率となったのか。公式サイトの記録を読んでいても、番組を見たときの背筋の寒さとこみ上げてくる熱さとを思い出す。今日は丁度水曜なのだから、この再放送をやって欲しかったような気がするものの、「その時」を9/7と設定しているから今日では意味が異なるのか。
先週の「その時」は日露戦争・ポーツマス講和会議。外交の話は面白いと思いつつ、やはり日本の交渉事の手管は外国に一歩劣るような気がしてならない。小村寿太郎の「成果を出さずに帰国すれば爆裂弾を投げられるかも」という危惧は日比谷焼き討ち事件となりある意味現実化する。それは日本政府が事実を隠蔽して国民に戦争を肯定的にしか見せようとしなかったからであり、その体質が一度はこの国を滅ぼしたのだ。しかし今でも同じ宿痾はそこかしこに巣くっている。とりあえずの平和の中での祈り、それを終わらせてはならないというのに。
■沖縄県公式
■沖縄戦関係資料閲覧室 6月23日慰霊の日
■Yahoo!ニュース - 韓国イラク派兵問題
■韓国人人質、殺害される 米軍が遺体発見 - asahi.com : 国際
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