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2004.07.03

イラク主権委譲と自衛隊50年

 6/28、2日前倒しになった主権移譲。とはいえ、CPAから暫定政府に看板が変わっただけという印象も強い。主権委譲前から酷くなった暫定政府をターゲットとしたテロは治まる気配もなく、殺された人の数はまるで日本の交通事故死者を数えるように挙げ続けられている。慣らされていくのに気付き、頭を振る。

 米軍言うところの連合軍から多国籍軍へとこちらも看板は変わったが、米軍は主権委譲後もファルージャを空爆している。そういえば参院選関連でのNHKの番組で、自衛隊が多国籍軍に参加することについて「多国籍軍という名前がつくだけ(で活動は変わらない)」とかいう言葉が出たが、この言い分は米軍の受け売りに過ぎないのに、日本の政治家が言うと、こういう言葉で言いくるめられているような印象を受ける。

 独立国家なのに他国の軍隊が駐留しているのは日本も同じことだが、イラクを見ていると、独立したのに6軍が居座ってるデロイア状態だなぁと見てしまうのがオタクの性。しかしイラク情勢をつぶさに見ていると、ダグラムというのは、戦場という現場よりも会議室で事件が起こっていたような作品ではあっても、現実に比べればそれでも確かにエンターテインメントだったのだと改めて思う。地味ながら骨太な良作。

 7/1、自衛隊が創設50年。同日付の朝日新聞の特集「秘められた軌跡」が読み応えあり。朝鮮戦争に米軍の要請で海保の掃海艇が出動して死者1名だとか知らないことも多い。自衛隊発足直前に参院が自衛隊の海外出動禁止決議というのは、当時は確かに良識の府だったのだなと。今度の参院選はどうなるのだろうか。

イラク主権移譲、前倒しで完了 CPA代表が宣言 - asahi.com : 国際
「多国籍軍に統制必要」 イラク駐留米軍准将 恒久的基地設置は否定 (産経新聞) - goo ニュース

自衛隊50年関連
自衛隊が創設50年 任務・組織は転機に - asahi.com : ニュース特集 : 有事法制
自衛隊50年――「軍隊でない」を誇りに - asahi.com 社説 06月30日付
自衛隊:創設50年 日米と9条に揺れ続け - MSN-Mainichi INTERACTIVE 国会
[自衛隊50年]「『集団的自衛権』解釈変更を急げ」 - YOMIURI ON-LINE / 社説・コラム(6月30日付)
自衛隊50年*国民の思い届く存在に(7月1日)- 北海道新聞 社説
自衛隊50年 武力行使せぬ誓いを - 沖縄タイムス 社説 2004.7.1

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コメント

満州国72年目の夏
傀儡国家といえば日本国にとってはやっぱり『満州』。
それでも13年持ったんだよね・・・・アメリカのバビロニアは何年持つんだろう?

スターリンは自らの領地を焼き尽くして持久戦に持ち込む戦略でナチスドイツに勝利したけど・・・大規模な戦闘を徹底的に回避して、結果的に農地と人民と兵士を温存したことになったサダム・フセイン大統領の戦略・・・一般大衆にとってはどっちが得なんだろうか?

投稿: うじ | 2004.07.06 00:37

>うじさん 遅くなりました。

 1945/8/8までソ連軍が本気で動かなかったから満州国は13年持ったのではないかと。満州国成立後は満ソ国境で小競り合いはあったものの、その後日ソ中立条約を結んでますから。ただの時間稼ぎでしかなかったんですけどね。

 あと人の命が関わっている問題で損得の話というのは、ちょっと自分には出来かねます。

投稿: しののめ | 2004.07.15 12:40

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