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2004.09.11

ネイビーファイル#98「死刑囚の生と死」

 スーパーチャンネルの犯罪捜査官ネイビーファイル #98「死刑囚の生と死」。再放送は9/11(土)1800/9/14(火)1300・2300。

 海兵隊員3人を狙撃し、他の隊員をも負傷させた死刑囚。彼は部隊内で嫌がらせを受け、精神科の診療を受けたいと望みながらも叶わず、その行動に出てしまった。それでも彼は自らの行いを反省し、死刑を免れるのなら残る人生は全て神と被害者への祈りに捧げたいから生かしてくれと訴えるが、死刑判決は覆らなかった。裁判の途中自殺を図り、代理人となったマックに「死刑になったら立ち会ってくれ」と頼んだ彼は、改めて出された死刑判決の後で法廷を去りながら、「約束を忘れないでくれ」と叫ぶ。

 死にたくはないのだ、誰だって。殺された人間も死にたくはなかった。でも、死刑囚でさえ死にたくはないのだ。自殺を図ったのは死にたかったからではなく、一人で居たくなかったからなのだ。ならば何故殺したのだ。殺さなければ死なずに済んだのに。彼は何故引き金を引かねばならなかったのだ。――マックは約束を守るだろう。そのとき、彼女は何を見るのだろうか。あの死刑囚の叫び声がどうしても耳に残る。

 《RELAX》の「ペナルティー・マリア」という舞台を見て以来、死刑とは何なのだろうかという疑問が胸に残っている。死刑が残っているのはアメリカと日本くらいのものらしい。国家による復讐とも言える死刑。殺せばそれで本当に罪が償われることになるのだろうか。死刑を初めて扱ったハーモンは、政府の代理人としてあくまでも彼を死刑にするに値する証明をすることに徹し、自分の意見を明かさない。死刑囚に会うまでは死刑で当然と思っていたマックは、彼を知ってしまい、彼のための弁護に力を尽くす。「鉄格子の中に閉じ込めておけば彼はもう罪を犯さない」というマックの最終弁論は、陪審員の心を動かすことは出来なかった。

 最初の裁判で彼の代理人となったチェグウィデン提督の弁護の不備を理由として、裁判に臨んだマック。「死刑のない国の人間がアメリカ政府の代理人だなんて」「しかし今彼が居るのはアメリカだ」ということで当初政府の代理人を務めたが、途中でオーストラリアへ戻ることが決まったブランビー。仕事の重さにハーモンを夕食に誘うマックだが断られ、それまでつれない態度を見せていたブランビーの誘いを受ける。しかし二人が行ったレストランには、レネとテーブルに着くハーモンの姿があった。このエピソードからマックとブランビーが急接近するもブランビーはオーストラリアへ。ハーモンとレネというのも、JAGに来たレネを見てオフィスに隠れるハーモンなんてのを見せといて、プライベートでは仲良くなってしまっているのが何とも。しかし最後だからと爽やかに別れてみせたところは皆大人だが、#100-101の「男の対決」がねぇ(^^; 本筋の重さをこのあたりで軽く流すのがネイビーファイルとはいえ、ブランビーが帰ってしまったのはやはり寂しい。

 番組表見直してて、第1シーズン最終回(#22)→第2シーズン初回(#23)を見逃したことに気付き落ち込む。見たかったのにー(;_;) しかしこの番組見てると米海軍と海兵隊と法務官という、日本人としてのほほんと暮らしてると余り知らないことに馴染んでくるもので、最近のニュースで「米軍の独立法務官が云々」と聴くと、独立がついてるということは軍属だけど軍人じゃないのか? 軍服でなく背広着てたしな。JAGは海軍と海兵隊だけなのか? そこしか描いてないだけで陸軍と空軍もあるんだろうか? とか、何か妙に細かいとこに興味が沸いて困る(^^; というのは余談としても、題材が題材なだけに、面白いと同時に色々考えさせられることも多いんですが。

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