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2004.09.28

アテネパラリンピック

 オリンピックも勿論面白かったんですが、パラリンピックも面白いです。NHKではオリンピックは総合で1930からハイライトの放送があったので、ニュースからそのまま続けて見ていたのですが、パラリンピックは同じ時間でも教育での放送なので、チャンネルを変えて見ている分、オリンピックより見るのに気合が入っているような。ハイライトは9/29で終了しますが、NHK総合で10/2(土)16:30から総集編が放送されますので、そちらも是非。

 いやほんと、見ていて凄いです。ただNHKで映像を見て、朝日で記事を読むと、微妙な温度差があるんですね。朝日はスポーツ面と社会面に記事があるので、どうしても社会面での選手個人のハンディなどの背景を語る記事が目立つのに対し、NHKはそれでもやはり一人のアスリートとして扱っている様が勝っているように見えるんです。これは冬季パラリンピックなどでチェアスキーヤーとして活躍されている大日方邦子さんが、NHKのディレクターとしてアテネに赴いているということから(選手村が使いにくい様子のレポートとかされてましたね)、その意向が反映されているのかなとも思ったり。勿論NHKでも、オリンピックと同レベルのドーピング検査基準のために飲んでいる薬を替えたり止めたりしなくてはならないといった、ハンディを持つが故の苦労といったものも紹介されてはいるんですが、朝日の記事を読むと、この人こんなハンディ背負ってたのかと驚くこともしばしばです。ただ限られた時間の中では、やはりアスリートとしての顔を見せて欲しいと思うので、NHKはこれで良いかなと。鍛えられた肉体の美しさと、勝利を喜ぶ笑顔はオリンピックの選手達と何ら変わるところはありません。

 違いがあるとすれば、どうしても扱いが小さいが故に、日本選手についての報道が殆どになってしまうこと。国別のメダル数なんて、オリンピックでは探さなくてもどこにでも出ていたのに、パラリンピックでは大会公式まで見に行かないと分からないほどです。また、複数のメダルを得る選手が多く目に付くこと。一人で7つの金と1つの銅を取った競泳の成田真由美さんだとか、陸上の高田稔浩さんの5000mと400mとマラソンで金だなんて、オリンピックでは考えられません。尤もパラリンピックだとしても、これは本当に凄いの一言です。それと、年齢幅が広く感じられること。銀メダルのアーチェリー男子団体には、オリンピックの銀メダリストの山本博さんより年上の選手が居ます。そして、ガイドやパイロットといった支援者の存在が目に付くことで、一人で戦っているのではないという様が、より強く感じられること。というところでしょうか。

 彼らはアスリートとしてはオリンピックの選手と同じアテネの地に立っています。柔道、競泳、マラソン、アーチェリーと、オリンピックと同じ競技でパラリンピックでも日本選手が活躍していましたが、パラリンピックのメダリストのコメントに、オリンピックのメダリストの名がよく挙がっていたのです。条件は異なっていても、同じ地で同じ競技に挑んでいるのだという自負が感じられました。

 パラリンピックならではの競技では、ゴールボールが目を引きました。ボールに仕込まれた鈴の音を頼りに、文字通り体を投げ出してゴールを守るという競技です。緊張感の漂う静けさ、ゴールを決めた時の歓声。卓球やアーチェリーもそうでしたが、自分はこういう競技が好きみたいです。ゴールボールはゴーグルを付ければ誰も目を使えないということで、目が見えようが見えなかろうがその垣根はありません。NHKを見ながら、やってみたいね、という話もしていました。車いす系の競技も、両腕が使えるのならOKということで、ハンディの有無を問わずに競技に加わる人もいるそうです。こうした動きが広まれば良いなとも思いました。

 閉会式は、会場へ向かっていたバスの事故で死傷者が出たために、祭典部分が中止されるとのこと。事故に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

NHKパラリンピックオンライン
Yahoo!スポーツ×スポーツナビ アテネパラリンピック特集
asahi.com : アテネパラリンピック
ニュース : パラリンピック : アテネ五輪 : Yomiuri On-Line (読売新聞)
日本障害者スポーツ協会
ATHENS 2004 Paralympic Games

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