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2005.06.05

Nスペ「一瞬の戦後史」

 6/5のNHKスペシャル「終戦60年企画 一瞬の戦後史 ~スチール写真が記録した世界の60年~」。面白かった! と言ってしまうのは内容に関して不謹慎かも知れないけれど面白かった。「映像の世紀」スチール写真版60年→60分一本勝負って感じ。ピアノ主体の音楽が、お約束なんだろうけどまた良かったし。再放送は6/7(火)24:15~25:14の予定。

 内容は先に書いた通りなんで後は見ていただくしかないんだが、ただこの番組で取り上げられたものは60年の戦後史――しかもそれは日本視点での「戦後」でしかない――のごく一部にしか過ぎない。第二次世界大戦という悲惨な戦争を経験してもなお、切れ目なく続く戦火。このまま人類は戦争に滅ぼされるまで戦争を続けてしまうのか。取り上げた事象に悉くアメリカが絡んでいるのは恣意的な編集かも知れないけれど、それだけの影響は無視できるものではないし。やはりこの手合いのNスペはシリーズ化して色々やって欲しいなと思う次第。

 JAG/ネイビーファイルを見ていると、アメリカ人だって傷ついているんだというのは分かるんだけどさ。ベトナム反戦デモで、銃剣を持った兵士の集団の前に立ち、一輪の花を捧げた少女の人生とか見ると、尚のことあの国は何やってんだかという気にもなる。

 番組初盤でも映される、キャパが写した60年前ドイツで焼け出されて呆然とする家族の写真で終わるのだけれど、ここから何の進歩もないとは思いたくもなく。しかし、ボスニアで我が家を追われた家族が見つけた、隣人のセルビア人のナイフでズタズタに傷をつけられた家族の記念写真の惨さには言葉も出ない。イスラム革命以降の、宗教が飲み込んでいく人々の渦。写真に写る、熱気の湯気が凄い。

 日本はこの60年、戦争も知らずに安穏と暮らしてこられたのだけれど、その幸運をどれほど意識しているのだろう。何故この60年が有り得たのか、真剣に考えなくてはならないと思う。という訳で次は「一瞬の戦後史」日本編を熱烈希望。戦後の日本で宗教がどうにもタブーになってしまった一方で新興宗教が流行っているというのは、何か今回取り上げられていた、社会主義国で宗教が弾圧されても人々が信仰を捨てずに、結局社会主義の崩壊を招いて、一部では民族浄化にまで繋がるというあの動きを連想させてならんのですよ。宗教とは何ぞや、という視点では学校で宗教についてちゃんと教えるべきだとも思う。

 昨日は「復興 ~ヒロシマ・原子野から立ち上がった人々~」の再放送やってたし、今夜はNHKアーカイブスは平和アーカイブスの日だしで、重いのが続いてます(「夏服の少女たち」は珍しくアニメだけど)。ちょっと分散して欲しいかも。

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