Ζヒストリカ06巻。
Ζガンダムヒストリカ06巻、おかげさまで発売なりました。05巻に続き、一読者での感想というかご紹介など。関係者ではありますが、あくまで私的なコメントなので公式見解というものでもありませんのでその点よしなに。今回はとにかくジェリド特集って感じで。
●表紙
前にも書きましたが足りないものが一つ。この大きさなら忘れないで欲しかったなぁΖの文字。カメラアイから光が流れてるのは個人的に好き。
●ゼータの鼓動~新たなる野望の影~
初めての縦レイアウト。新鮮でいいですねー。
そっかシロッコは猛獣使いだったから鞭持ってたのか。20年目で初めて気がつきました。
●Drama & Karma #21-28 政治の季節
確かにこうした趣で政治を持ち込んだアニメはΖなんですよねぇ。ダグラムはちょっと色合いが異なりますんで。ポスト・ガンダムの初期に健全なダグラムがあって、末期というか止めを刺したのが不健全なΖ。その視点でダグラム見直すと面白いですよ。地球連邦側から最新鋭機を強奪して反政府運動に飛び込む17歳という点では同じなのになぁ(^^; そのダグラムの主人公クリンを演じた井上和彦さんが、Ζではカミーユに負け続けるジェリド役というのもまた面白いんですが。
相関図は矢印だけ見るとシロッコが主人公に見える不思議。
◎コラム現実認知 Realizing "Ζ" エピガイ編
永瀬唯さんの「過熱する『宇宙戦争』イメージとミサイル防衛構想」。出たな「スターウォーズ計画」! ってことで、問題はちゃんと20年経った今にも繋がってます。最近の話題では六カ国協議があのように落ち着いて、今後の対話の継続に注目したいところ。
●赤い彗星の軌跡 第5回「空白の7年が生むアクシズへの拘泥」
今回の範囲ではあまり動きがないんで、「空白」を埋めるお話。アクシズの名前はTV版ではほんとちょこちょこ出てきてるんですよねぇって、番組開始時に既にハマーンの設定画は雑誌に出てたんですが。ロベルトとアポリーの本名が、というのは例の話。
●モビルスーツ開発誌 Ζガンダムとエゥーゴの新戦力
ようやく真打登場。p16の立ち絵、背中のフライングアーマーの先端が展開してるパターンでフルカラー劇場でもこれなんですけど、個人的には設定画通りに収めてる方が好きかなぁ。特に例の1500円食玩だとフライングアーマーの位置が高くて、余計に「黒い翼の天使」状態になってるんでって何ですかその少女趣味は>自分
戦術の方は、今回もまたオチまでがーっと是非。でもやっぱΖは本来格闘向きじゃない機体のように思うんですが格闘多いんですよねぇ。乗ってる人が格闘向きの性格だからか(^^;
◎コラム現実認知 Realizing "Ζ" メカ編
Ζヒストリカでは初登場の、池上隆之さんの「『カミーユのΖガンダム設計』と自作二足歩行ロボット競技大会」。えぇもう以前NHK教育の「サイエンスZERO」でROBO-ONE見てて、カミーユがやってたジュニアモビルスーツなんてのはまさにROBO-ONEなんだなぁと思いましたもの。先日の高山大会も凄かったみたいですしね。一度生で見たいなと思ってます。
ところで今朝NHKでやってたABUロボコンで東京大学が日本の初優勝というの見てたんですが、他の国に何でここまで負け続けてきたかってハングリー精神のなさなんだよなと。なまじロボコン発祥国なだけに裾野が広がりすぎて、国を挙げて代表を応援してパレードまでやっちゃうタイとかには盛り上がりに欠けちゃうのかなと。スポーツにおけるナショナリズムの発露ってあるけど、それこそロボコンは日本の新たな国技だという勢いでどんどん勝ちにいって欲しい。その一方で、初出場で初試合初得点1点で初勝利のバングラデシュ。ほんとゼロからの出発であそこまでやって、「次の世代に引き継がれていくんだ、バングラデシュのために」という言葉がいい。この気持ちが国と人とを育てていくんだと改めて思い知らされました。
●グリプス戦役戦跡探訪 アポロ作戦
プラネテスを見てしまうと、コロニーが月面に落ちたらいくら180km離れててもグラナダ使い物にならんじゃんよと思うのですが「月面復旧手順」を見てなるほどと。こういう説明が読めると嬉しいです。
●星々の群像 ジェリド・メサ&ヤザン・ゲーブル/獣たちの底意地
扉絵の、冷や汗ジェリドが何かイイカンジ。今回本論は佐藤賢二さん。リードから見出しまで犬に拘ってますのでそのあたりもどうぞ。コラムの「移り機」はやってくれましたという感じ。イデオンのギジェの11機/39話には負けてますけどね。あと個人的にp29上のサラが目を閉じてるとこをとってるのが、趣味だなぁとか思ってしまいましたけど(^^;
あとはわたしがどうこう書くより、電氣アジール日録 : 中途半端な忠犬をどうぞ。
◎みんなのジェリド&ヤザン比較クロストーク
高嶋さんの職業軍人ヤザン、高橋さんのヤンキーと番長でもやっぱりヤザンだなぁということで、自分がジェリドよいしょをしようとするも馬鹿馬鹿になってしまいましたが、馬鹿と言ってる当人が馬鹿だってことで(^^; クロストークは初めてでしたけど如何でしたでしょうか。
えーんでもお馬鹿さんな男って可愛いのよほんと。スクールランブル見てても播磨えぇのーとか思うもん。アルジェントソーマのリウの駄目男っぷりもあれはあれでえぇのですもん。とか言ってられるのも所詮マンガだからですけど。
●井上和彦インタビュー
1ページになっちゃいましたけど、御柱のお話は凄く良く分かって読めて良かったです。ジェリドはオーディションなしということですが、確か放映当時の飛田さんのインタビューで、井上さんはΖのオーディション自体は受けていらして「カミーユをやりたい」とか例の1分トークで言ってたそうなんですがそのお話伺えなくてちょっと残念。やはり「主役になれない男の悲劇」なんだなぁと思ったんですが。
●Sign of "Ζ" Special 後期主題歌シンガー・森口博子インタビュー
20年間をざーっと語っていただいたものですが、何か楽しそうなインタビューだなぁというのが良く分かって読後感が良いですね。逆質されてたりとか。
当時東海ラジオで「博子のパオパオステーション」という5分番組があって、手紙出したらカード返していただけたんですよね。ひょっとして初ファンレターだったのかしらあれ。みんなのうた「上級生」とか聞いてたよなと思うとほんと懐かしい。
◎コラム現実認知 Realizing "Ζ" キャラ編
ばくはつ五郎さんの「ジェリドと理想の『体育会系アメリカ青春像』」。確かに良くも悪くもヤンキーなジェリドですが、15年くらい前にアメリカ西海岸出身で当時来日されていた方から頂いた手紙では、やはりあちらではジェリドが人気でカミーユは不人気だったとか。新訳ではどうなるんでしょうね。
◎Ζゲームクロニクル 機動戦士Ζガンダム前後編(SS)
ついにセガサターン版登場。あの悪夢のような前編は、友人の「ジェリドのくせに強すぎる!」という言葉が全てを物語りますよえぇ。何か後編は全然覚えてないなぁ(^^;
SS版というと、あのカミーユのノーマルスーツのプレゼントって当たった人どうしてるんだろうとか、警告メッセージでジェリドの「カミーユ、これはセガサターンの……(どかーん)」とかいうのがあって、警告すら全部言わせてもらえないジェリド哀れなり。とか、そういう周辺も思い出します。うん。この頃は声が出るってだけで嬉しかった。新作画とTV版の絵がぐちゃぐちゃなのにぎゃーすか言ってたのも今となっては懐かしいですよ。
●「新訳」への架け橋 ライバルたちが体現する「劇」の必然
今回はジェリドとヤザンのキャラクターについて。ジェリドをこうすればよかった、というお話を伺うと、新訳でもそういうアレンジが出来ないのであれば、新作で是非魅力的なキャラを描いて欲しいという期待をしてしまいますね。ただ、TV版で生真面目さに殺されたのは実はカミーユだったりもするあたり、やはり表裏関係なのかとも。
●裏表紙
また「星を継ぐ者」DVDの告知ですが、何か違和感あると思ってたら「DVD 10月28日 ON SALE」って、英語の中に突然漢字が混ざってるからだ。
●で、次は07巻。
TV版6号ということで、10/7(金)発売となります。お題は「永遠のフォウ」で#29~36の範囲。メカはハンブラビ……って何で06号じゃないのかってそれは登場順だからでして。「星々の群像」はフォウ、ロザミア、ファの女の子特集ということで、声優インタビューはお題の「永遠のフォウ」に合わせて島津冴子さんです。フォウ寄りに見えますけど、ファ好きな方も07巻はどうぞお見逃しなく。寝言やカミラボでのamazonへのリンクにてお求めくださった方も含め、皆様どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
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コメント
Ζヒストリカ06巻、買いました。毎回、関係者のインタビュー記事を楽しみに読んでいます。
次号の予告「永遠のフォウ」島津冴子さんのインタビュー……色々な意味で楽しみにしています。
他意はないんですが、客観的にみて劇場版の新キャストに振らないで、旧キャストに対してインタビューするのって、過激ですよね。
表向きは「劇場版=新キャスト」を立てて商売してくのが普通だと思うのですよ。ええ。
それを敢えて旧キャストにインタビューを振ったということ自体が(記事内容は平穏なモノになると予想できますが)仕掛けに来ているなぁ……という印象を受けました。
凄く上手い煽りだと思います。
投稿 NIBROU | 2005.10.03 20:44
>NIBROUさん どうもありがとうございます(_o_)
「永遠のフォウ」がお題のテレビ版号だからこその島津さんインタビューとなりました。内容は是非お手にとってご覧いただきたいのですが、このインタビューはそのページだけで完結するというものより、巻頭言から巻末の富野監督随想に至る07巻を構成する要素としてお読みいただければなとも思います。さらにいえば、他の巻とも読み合わせていただくと、そのことで見えてくるものもあろうかと存じます。というのは特に今回に限った話ではありませんが。
10/07(金)の発売ですので、どうぞよろしくお願いします(^^)
投稿 しののめ | 2005.10.05 11:51
7巻、読みました。先に島津さんインタビューと巻末の富野監督のところを読んで、他は未だパラパラと流して読む程度で全て読んではいないんですが
この時期に島津さんのインタビュー記事が読めて良かった!個人的にこの号はこれに尽きます。
個人的にもやもやした憑き物が少しばかり落とせた感じが……7巻は映画を新訳として楽しむ心の準備ができた読みモノで
ヒストリカをクッションにして、二部を素直に楽しもう!という気持ちも芽生えました。
……と、コメントの流れで7巻の感想を6巻の記事に書いてみました。
しかし、毎回、思うのは作中の細かいデータの洗い出しは大変そうですね。凄いと思います。
投稿 NIBROU | 2005.10.09 10:30
>NIBROUさん 早々にありがとうございます。
こういう風にお読みいただけたのであれば幸いです。折角のお祭りですもの、どうせなら楽しみたいですよね。その一助になったのであれば嬉しいです。他のページも是非ゆっくり読んでみてください。次号まで1月空きますので。よろしければまた07巻の記事へコメントしてやってくださいね。
> 作中の細かいデータの洗い出しは大変そうですね。凄いと思います。
ありがとうございます。そりゃぁもぉ大変です。20年付き合ってきた自負はあるのに、毎回何がしか新発見があるというのは凄いなと素直に思います。
投稿 しののめ | 2005.10.09 22:35