語ろうZガンダム!
公開まであと2日となった劇場版 機動戦士Ζガンダム 第2部 恋人たちに合わせて出版された「語ろうZガンダム!」(カンゼン)。先の第1部 星を継ぐ者合わせだった「Z BIBLE『機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者』完全ドキュメント」(講談社)にある種続く格好ですが、第3部合わせでこの手のインタビュー+αな本を出す企画はどこかあるのかな?
ざっと読んで、面白いのは面白いんだけど何だかなぁという妙な読後感。印象に残った内容を振り返ってみて、これは「語ろうΖ!」というよりも「新訳Ζをダシにして語ろう富野!」であったことに気付きました。一見ライト層のΖファン向けに見えて、その実は真性富野信者向けに出来上がっているんだなと。
いや確かに読み返してみるとちゃんとΖについて語られているんだけれど、富野監督のインパクトがΖを超えてしまっているというのか(そりゃそうだわな)。こう言っちゃなんですが、「ΖガンダムエースNo.002」のインタビュー企画の方が余程「語ろうΖ!」してると思えたりするんですよ(飛田展男さん対談2本もあるし!)。これはもう「語ろうΖ!」のインタビュアー氏がΖスキーというよりも富野信者だったんだろうなぁと。何かね、富野信者の信念は見えても、Ζスキーの執念のようなものが見えないように思えるのですよ。まず富野監督ありきで、TV版Ζについては不完全燃焼してくすぶっちゃったという感じで。他方、先の「Z BIBLE」はドキュメントという言葉通りの客観性というか程よい距離感があったと思えたり。どちらに好感を持つのかはほんと人それぞれだと思いますが。
一見ライト層向けと書いたのは、インタビュー以外のページのこと。「ミンディ・ゾーン」の再録なんて自分には懐かしくて涙出そうでしたけど、小説やマンガ等の展開についてのコラムなんていうのも含めて初心者向けに思えるので。模型誌系スピンオフの紹介がセンチネルとAOZのみなのは現在入手可能なメジャー作品に限ったというあたりもそう。ライト層向けでなければ網羅する必要が出てくるんです。何でアレが抜けてるねん、とツッコミを入れる人が必ず出てくるから。←それはあんただ。
ただこのコラムで、小説版とアニメ版の違いとかを細かく挙げているのは相当な力作。これはとっても大変なお仕事だなぁ、と自分は思ってしまうのだけれど、如何せんこの見た目だと、読者の3分の2はスルーしちゃうんじゃないかと思えてしまうのが残念でなりませんよ。でも実際自分もまだ細かい所まで読み込めていないから、どこまで正確かは分かりませんが。東京ファンタ2004のコメント集のレイアウトなら読みやすいけど、ライト層でもない限り既知の内容なんだよなこれ(^^; いやまこうしてまとまっているのはありがたいんですが。
メインのインタビューにしても、先にストレートなレイアウトの「Z BIBLE」があったからそれと同じようには出来なかったのは後発の弱みなのは分かるんだけど、同じ頭注が何度も出てくるのが結構鬱陶しいし、フッタのボリュームが大きくて視界の端にちらちらするのが気になって、どうにも本文が読み辛い。途中に画面カットとインタビュー中のフレーズが出てくるのも、これだけをめくっていくなら面白いんだけど、インタビューをずーっと読んでいる間に目に入るとそこで変な間が入るみたいで(どこのフレーズかなとつい探してしまって)調子が狂うというのか。折角興味深い内容なのに、何か勿体無いなぁと思うのは自分だけかしら。
と、肝心のインタビューの内容に全然触れてませんが、「新訳Ζをダシにして語ろう富野!(ついでに周辺話題もまとめて復習しとこう本)」と思えば面白かったですし、いずれまた読み返してみたいと思います。はい。
ざっと読み終えた晩に夢をみた。どういうわけか目の前で富野監督がゴハン食べてました。
ここ最近トミノ分が異様に濃かったからなんだろうけどなんでやねん。
インタビュアーの谷田俊太郎氏のココログはこちら。
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