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2005.10.17

劇場版ZGII 恋人たち@東京ファンタ 見てきました

 10/16に東京国際ファンタスティック映画祭2005で上映なりました劇場版 機動戦士Ζガンダム 第2部 恋人たち。プレリザーブで外れ、発売当日の争奪戦にも敗れてしまいましたが、プレリザーブ取れてた飛田ファンの友人からありがたくも誘っていただいて見ることができました(^^) って昨年に続き多謝でございます。

●場外
 1430ミラノ座前で待ち合わせ。雨は降っていないものの曇天で、シネシティ広場もイベントをやっているでもなく、昨年に比べてちょっと寂しい感じ。この時点でまだ当日券はあったようです。昨年同様飛田さんのお話などしていたら、「あ、監督」……えぇ、真っ赤な服をお召しの富野由悠季監督が目と鼻の先をミラノ座へ入っていかれましたよ。なんだやっぱりサプライズゲストあったんじゃん! ま、上映スケジュールに余裕が持たせてあったし、前売り完売してるプログラムで本気でなーんもなしというのもどうよ、とは思っていたんですが見事に一杯食わされました。先に自分が書いた「舞台挨拶なし」を信じて足を運ぶのを諦めて、挨拶あったと知って地団駄踏まれた方がいらしたらごめんなさい。で、旧知の知人を見かけてご挨拶。聞けば徹夜組が30人くらいいたのだとか。その後当日券・前売券不問で、昨年は当日券組が並んでいた階段で並び待ちして入場。しかしそこで「皆並ぶの好きだから」って言われてしまうのは何なのよ(^^;

●上映前挨拶
 昨年同様、ファンタの作品紹介があって、やはりΖのとこで拍手。でも全部旧画だったなぁあれ。でプログラム開始で、司会は昨年と同じアナウンサー氏。富野監督はまず登場して挨拶、そして帽子取って一礼。その後アナ氏による質問に答える格好でした。富野監督の挨拶はファンタ公式に大体出てますんでここにない内容を補足しておくと、

「入りがこの10分の1だったら第3部は打ち切りだった」
 それどころか5分で完売だったんですが。プレリザーブの残りとはいえ。

「新キャスト→新しい風ということでは、第3部にも新しい風はある」
 第3部からのキャラってミネバちゃんくらいだと思うんだけど?
 大穴でラミアとか。そういう話じゃないのかな?

 100mLのやる気 : 東京国際ファンタスティック映画祭2005:10月16日(日)No.1拝見してアナ氏のお名前判明。ニッポン放送の山本元気さん。そうそう、そうでした。ありがとうございました。

●公式カタログ
 こちらにも富野監督のコメントあり。でもま、大体既知の内容。
 飛田展男さんのコメントがあったのがトビタスキーとしては重要でしたのでげと。短いんですが、脳内再生すると心地よいリズムの飛田節でございました(^^) 「(昨年の)緊張と感動」とか、「来年は三部作一挙上映でしょうか?」とか、ほんと飛田さんらしいコメント。三部作一挙上映でも90×3+αで300分切るからやれば出来ますよね……って5時間耐久か(^^;

●本編感想
 タイトルで拍手、上映後に拍手。そして笑うところではちゃんと笑うという映画祭の雰囲気はやはり良いもの。結構揺れた地震があってもみんな動じてないしな(^^; 上映中止にならなくてよかった。ED流れ始めた時の、あの溜息のような空気は「ここで終わりかよ!」って感じでしたね(^^; そしてやはりミラノ座の大きなスクリーンと音響が素晴らしい。席は中央やや右後ろ、通路すぐなので前の人の頭は気にならないという結構な良席(赤シート)。でも大きな画面ではやっぱ旧画の荒さが目立ちますね。

 以後、ネタバレ含みます。

【全般】

 恋をすれば女は強くなり、恋をすれば男は可愛くなる。
 カミーユも可愛いが、何と言ってもヘンケンが可愛すぎる。ヘンケンは概ね受けてましたよねー。でも一番笑われていた赤い人はちとアレ。アムロさんは格好良い。ベルの登場も格好良い。フォウは漢らしい。ファはイケイケ。サラもまぁ悪くない。エマさん良かったなぁ。ということで言えば、ベストカップルはヘンケンとエマ。次点がカミファ。

 細かい芝居は相変わらず多いんだけど、98分という時間を勢いで押し流していくからか、少女マンガ度が足りない感じ。情感に浸る余裕がないのかな。やっぱ最低2回は見なくちゃ分からないかもというのは個人的にスルメの予感。「ラストに向けて盛り上がる」感じではないのはやっぱちょっと辛い。ただじわーっとくる面白みというのはΖらしいな、と思った。レコアさんが面白いと思えたのもこれがΖだから。でもそれなりの見方が必要なのもこれがどうにもΖだから。

 メカは相変わらずマーク2が良い。アーガマも良い。Ζは実は試写会より新画が増えてて格好良くなってくれてて拍手。他の敵メカの新画も一通り良いですよー。

【構成】

 #15-16/17-20/21,22,24,25,30/31+(27,)32/32
 TV版ではそう重要と思えないように見えてしまう#31,32に重みを掛けることで、第3部への引きにしている構成。TV版って何だったの? と思えてしまうような、力技ではあるけれど見事なまとめ方だと思う。#15-16のギャプラン・アッシマー戦のまとめ方とかはまさに富野マジック炸裂。

【カミスキー向け】

 全編これカミーユ萌えムービー。 その上カミファ萌えのパラダイス。3回じゃ足りないかも知れんぞ。

 いやもうまじで女の子より可愛いですもんカミーユ。ヒロインでいいよヒロインで。
 でもちゃんとオトコノコしてるというか、男っぷりを上げてるんで惚れ直しましたよ。キャスト一番最初(重要)の飛田さんほんといい仕事してます。作画も勿論良いし。第1部で新訳が体に染みてるからもう最初からノリノリだし。何と言ってもあの迷いのなさは清々しい。もうこの子はきっと大丈夫。どんな悲劇を目の当たりにしても乗り越えてくれると思う。でも主人公という点では第3部に期待。ってそれで完結だし。

 萌えポインツ;

・手すりに両手を滑らせてつーっと降りてきて、キャットウォークを走るとこ。
・いきなり見るヴィジョンが女の体かよ。でもここ格好良いから加点2。
・港の女の隣で「そうかな(てへ)」って、はにかんでるとこ。←重要な伏線
・港の女と別れた後でアウドムラに戻ってこけそうになりながら両手開いて走ってるとこ。
・敵襲に飛び起きて靴下も履かずにブーツ履いてこけそうになりながら走ってくとこ。
・だから今あんたは高度何mにいるのかってのを考えずに女のところにいくとこ。
・「ぱんつ替えてるの?」でもブリーフ出てこないので第3部に期待。
・あ、ここでやっと「俺」が出てきますよー。バンザイ。加点3。1回だけだけど。
・「とっくに好きさ!」
・「僕の気持ちを分かってくれて!」
・でもその女の何が欲しかったのよあなた。(減点保留)
・「新型だからって!」×2
・「シールドランチャー!」 模型誌のMGマーク2ver.2.0の作例に期待。
・「面白い訳……ないじゃないですか」本妻が背中にいるのでうしろめたい亭主。
あーもう手前らイデオン発動篇からやり直して来い! 加点5。
・「そりゃ気持ち悪かったよ」うーんここちょっと悩んでる。カミーユは他人の痛みが分かる子だと思ってるから。(減点保留)
・「Ζ行きます!」 カミーユと名乗らない発進コールなので第3部に期待。
・「下からなら行ける」って本妻に教えてもらうとこ。でもTV版なら「死角があるのよ……下にね」だったのに今回そこまで聞いてないのよ。不思議。
だからどうしてノースリーブじゃないのよ!!! 納得行かない。減点5。でも腕が細っこいのは可愛かった。
・年上の女に耳元で囁かれてくすぐったがってるとこ。
・本妻に浮気の現場を見つかった亭主。この絵を劇場のスクリーンで見る日が来ようとは。
・「死なばもろともだっ!」わーそのままやっちゃったよ。
・年下の女と一緒に袋に入っててこけるとこ。
・その女に「とっても下品」とか言われてむかっとしてるとこ。
・本妻の身づくろいに手を貸してるとこ。最萌。加点10。TV版じゃここで彼女をなだめる言葉を掛けてるのアポリーさんなのに、そのなだめ役取っちゃった上に手で触れてるんだから男っぷりを上げたよねあなた。
・何二人で手を合わせてんのよ久々の再会だからって!!!
・最後の女が出てきて、コックピットから出てきて答えてるとこ。女が出てくると身を晒すよねあなた。
・「大人たちって奴はこの世界を何だと思っているんだ」とラストの台詞を主人公特権で締めてるとこ。

 って、何かキリがないんで(^^; 他のことはまた改めて書こうと思いますが、細かいあたりは是非Ζガンダムヒストリカ08巻(劇場版2号)(11/10発売)も見てやってください。どうぞよろしくです。officials公式はちょっと動いてないんですが、ボンボン公式のヒストリカのページに出てる表紙にあるとおり、08巻には富野監督とゆかなさんのインタビューがありますのでどぞお楽しみに。

 いやさ、今月のボンボンの表紙(ボンボン公式参照)ってボンボンに見えなかったのよ一瞬。そっか、ガンダムが表紙にデカデカとないのは久しぶりだからかなーってまだ全部読めてませんが、フルカラー劇場はマーク2とサイコちゃんのらぶらぶっぷりに萌えた! 「マーク2に4の目を出してあげたいのにそこに自分がいるから出してあげられなくて泣いちゃうサイコちゃん」に泣ける。出番のなかったゼータとメタスちゃんのらぶらぶは次に期待。って何かこればっかやな。

恋人たち@東京ファンタ2005 感想リンク集

トラックバック・ピープル:Zガンダム
トラックバック・ピープル:ガンダム!

カミラボ:機動戦士Ζガンダム

4063671828ZGUNDAM HISTORICA Vol.1
講談社 2005-06-21

by G-Tools
4063671909Official File Magazine ZGUNDAM HISTORICA Vol.8
講談社
講談社 2005-10-25

by G-Tools

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コメント

 一足先に、劇場版Zの第2部を見に行かれ
たのですか。
 僕はこれ、フォウとカミーユのやりとりを
中心にまとめていたのかと思っていましたが
、案外ファとカミーユのやりとりも多いみたいで
すね。これも第3部で、真に夫婦になる為の
伏線ですかね(笑)。
 しかししののめさんが挙げている「萌えポイ
ンツ」に例のシーンが無いと言う事は、例の
シーンはやはりなかったのですね・・・残念
です。

投稿: コンバット・ホークウインド | 2005.10.17 20:23

>コンバット・ホークウインドさん どもですー(^^)

 えぇありがたいことにお先に見てくることができました。カミーユとフォウも勿論凄い密度というか熱い盛り上がりで良かったんですけど、そこはほら年季の入ったカミファ萌えなんで結構細かい所まで見てしまいますから。カミファ萌えならとにかく見れ! って感じですよーお楽しみに。

 例のシーンはまぁそうなんですが……TV版の作画あんましよろしくないですし。でも代替になるくらいのカミファ萌えはありますんで、TV版はTV版で、劇場版は劇場版でとそれぞれおいしくいただくが吉かと存じます。

投稿: しののめ | 2005.10.18 14:50

しののめさんの記事を読むと、ヤフオクで落札してでもいいからチケットとれば良かったかな?と、ファンタに参加した人に対するジェラシーを感じました。

この悔しさを初日舞台挨拶で晴らしたい。それには22日(土)頑張らないと。

投稿: NIBROU | 2005.10.19 19:05

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