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2005.11.25

Ζヒストリカ09巻。

 Ζガンダムヒストリカ09巻、おかげさまで発売なりました。08巻に続き、今回も一読者のつもりでの感想というかご紹介など。あくまで私的なコメントなので公式見解というものでもありませんのでその点よしなに。

●ダカールの日~変わる勢力図~
 ダカールといえばアッシマー。丁度良いキットも出ましたし、やっぱイイですよねこれ。右隅にちゃんとΖが居ますけど、巻頭言は02巻から続けて読んでると感慨深いですよ。

●Drama & Karma #37-40 公と私
 何せダカールなんでシャアの公私について。名言録スペシャルではダカール演説全文掲載。これ「機動戦士 Zガンダム ~タイピングZ(ゼータ)」では全文打つことになるんで結構覚えてしまいましたが、得点が「支持率」で表示されるというのが面白い趣向でした。
 #38のガディ艦長の名言は何気にツボ。あれっカミーユのシャワーシーンがない! という向きは探してみていただければちゃんと載ってましてよ(^^*

 個人的に#40で外せない名言といえばカミーユの「一人の人間の力で、あれを止めることなんて……できや、しない」ですが、これってファーストでのアムロの「あれは憎しみの光だ!」とは状況が似てるようで全然違っていて。#40というのは、「ここからラストまではこんな感じ」というのを1話で見せているというか、地獄の門が開いた話ですよね。

◎コラム現実認知 Realizing "Ζ" エピガイ編
 佐藤賢二さんの「シャアのダカール演説報道とメディアの中で動く『歴史』」。ダカール演説というのは、議会を武力制圧しているというのが何だとはいえ、言葉で歴史が動いたのを描いているのが面白いんだよなぁと思えるエピソード。でも実際にはシャアの演説よりベルトーチカのカメラの力が大きかったかなーという感じもしなくはありません(^^; というあたり、天安門など色々眺めると興味深いと。で、ビンラディンはその後どうなったんでしょ。

●赤い彗星の軌跡 第7回「大衆の道具という『道化』」
 「私はかつて、シャア・アズナブルという名で呼ばれたこともある男だ」と、今回とにかくダカールですからはい。上でちらっと書いたカラバによる議会の武力制圧の危険性だとか、そのあたりの背景も深く書かれてます。エピガイの「公と私」とも読み合わせると面白いかと。

●モビルスーツ開発誌 キュベレイとアクシズ勢力のモビルスーツ技術
 表紙にででーんとある通りキュベレイ。この表紙好きだなぁ。モノアイの色が違うけど細かいことは気にするな(^^; 設定画にちらっと書かれてる「L-MES2」まで引いての文章も面白いですよ。
 面白いというと、戦術編のp17のグワダンのタンクにハロが書いてあったりとか、その隣のエンドラはΖ#47のメールシュトローム作戦に応戦しているの図だとかいうのもちぇき。ガザCの集団砲撃戦術は劇場版第2部ラストが圧倒的な描写でしたよね。

◎コラム現実認知 Realizing "Ζ" メカ編
 永瀬唯さんの「空と陸とで実現する『ファンネル』」。DARPAの無人機の話は最近よく見聞きしますが、有人・無人複合のシステムってホンマジでファンネルやないですか! 先日のリアル強化人間といい、DARPAって……。

●グリプス戦役戦跡探訪 ダカール宣言
 だから今回はダカールですからってことで、アウドムラとメロゥドの追いかけっこ。そっかアーティジブラルタルって手もあったかー。アウドムラが弾道軌道を取ったのは作中でも無重力状態みたく降りてくるクワトロというあたりで描写されてますよね。にしてもあの後落ちてくるネジが気になる(^^;
 後半はグリプス2。被弾したコロニーがそんなにヤバイことになっていたとは。こうした細かいあたりまで読めると色々面白いです。

●星々の群像 ハマーン・カーン/アステロイドベルトの情念
 そしてキュベレイとくれば、エピガイの範囲では#39「湖畔」しか登場しませんがハマーン様でしてよ。扉絵はハマーンの雰囲気も独特ですが、背景美術がまた凄い! そして高橋一人さん入魂の本論は溜息出ますよほんと。これはもうじっくりお読みください。
 コラムは佐藤賢二さんと自分もお手伝い。ハーマン・カーンの名は知っていてもどういう人かは知らなかった人も多いのでは? 小説版のハマーンについてもやはり逃せないということで、こちらは表紙絵が講談社版。p11に角川スニーカー文庫版があるので見比べてみるのも楽し。自分が書いたのはΖΖ編です。文字数が限られてるんでとりあえず動機とジュドー絡みに絞りましたんで物足りない方もおいでかと思いますがご容赦のほど。

 という訳で毎度おなじみ電氣アジール日録 - 青春の地獄めぐりの後にをご紹介。09巻でのカミーユを振り返って、梶原一騎「愛と誠」と絡めた記事になってます。
 「愛と誠」は不勉強でして未読なのですが、カミーユのあのラストというのは 「個人主義的自己犠牲ヒロイズムの失敗作」 というより、「自己犠牲なんて美しくもなんともないじゃん」というニヒリズムに思えたりします。成功させようとして描いてるようには見えないという点で。寧ろ「失敗作」なのはダンバインのショウ・ザマではないかと。いやショウも好きなんですけどね。

◎みんなのハマーン・カーン診断クロストーク
 ばくはつ五郎さんが「ピンク頭」、宇野常寛さんが「二世政治家」、自分が「ツンデレ」ってことで。それぞれにどこか頷けるものがあるのではないかと。ほんとミンキーモモって言われてましたものねぇあの頭は(^^;

●榊原良子インタビュー
 笑顔のお写真が素敵な榊原良子さん。そっかこの方がERのコーディなのかぁと思ってしまいますが、お話の内容には「えぇっ!?」と思えるものもあろうかと。面白かったです。ほんっと第2部ラストはあれだけで全部持ってっちゃいましたもんねぇハマーン様。第3部録音も間近ですが、満を持して臨まれますように。

◎Ζゲームクロニクル SDガンダムGジェネレーション モノアイガンダムズ(WSC)
 これのCMで「シャアがグリーン・ノアから奪ったのはガンダムマーク2だけではなかった!」みたいなナレがあって、「カミーユもだよねぇ」とかってツッコミを入れていたような覚えが。どっかに録画してないかなぁ。もう一度見たい。ってゲームの話じゃないでしょっ!

◎コラム現実認知 Realizing "Ζ" キャラ編
 佐藤賢二さんの「ハマーンと混迷の時代の女性指導者」。折りしもドイツでは史上初の女性首相が誕生したばかりですが、フィリピンのアキノ大統領などの女性指導者について色々と。こちらを読んでから巻末の富野監督インタビューをどうぞ。

●Sign of "Ζ" ゼータという名の時代 デザインワークス・永野護インタビュー
 キュベレイのデザイナーでもある永野護氏。ヤザンのオリジナルデザイン画は随分封印されてたような気がします。当時ちらっと見たことありますがここまでばーんと載ったのは初めてではないかと。お話も色々裏が透けて見えて面白いです。「お互いにつかみあい」って(^^;

●Sign of "Ζ" EXTRA 第4回 模型雑誌からつくられていったオリジナルモビルスーツ戦記
 今回の隠れた目玉。模型誌系外伝スピンオフをここまで網羅したのは貴重かと。「Zionの星」は最近のHJでも取り上げられたりしてましたが、「タイラント・ソード」や「ファントム・ブレット」は知らない人も居るのではないかと。つか自分もうろうろでしたんで、記事読んでてぼんやり思い出したかなぁと。AOZの藤岡建機さんはコミックボンボンでおなじみだったということもあって、現行で楽しんでます。法務官の声は宮本充希望。

●「新訳」への架け橋 第7回 女権力者ハマーンの可愛さと怖さ
 という訳で、第2部と第3部の話も絡みながらの富野監督インタビューのハマーン編。前半はハマーンってそういうキャラだったのかというあたり、そして後半がまたキャラクター設計に関して興味深い話になってます。

●裏表紙
 前回に続き、SDガンダムガシャポンウォーズの広告ですが、前回とは微妙に内容が違います。どこが違うかは見比べてみてくださいまし。にしてもこのガシャポンウォーズ公式でのキャラクターのガシャポンで出てくるカミーユのキャラ紹介にちと刻の涙。Ζガンダムの紹介にはさらに涙。でもキャラ版はシャアとカミーユが(CMで歌ってるアムロさんを差し置いて)最初というのは優遇されてるの?

●で、次は10巻。
 TV版8号ということで、12/09(金)発売となります。お題は「ゼダンの門」で#41~45の範囲。メカは表紙でがーっときてますバウンド・ドック。「星々の群像」はカツとサラ。声優インタビューは何故か小杉十郎太さんとごった煮に見えますが、どぞお楽しみにです。寝言やカミラボでのamazonへのリンクにてお求めくださった方も含め、皆様どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

■Ζヒストリカレビュー:00010203040506070810

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