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2006.05.26

果てはサイコミュかPSか

asahi.com: 念じた通りにジャンケンロボ 脳の情報を信号化 - サイエンス

 人間がチョキを出したら、ロボットもチョキ――。脳の情報を読み取り、ロボットハンドに人と同じ動きをさせるシステムの開発に、国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)とホンダの共同研究チームが成功し、24日発表した。脳に電極を埋め込む方法などが欧米で研究されているが、今回の方法は人間側の負担が格段に少ない。

 先のNHKプレミアム10「立花隆が探る サイボーグの衝撃」 でも開発事例が紹介されていたものですが、今回このような形で発表されました(元記事は5/25付け朝日新聞朝刊)。アメリカは電極式だったけど日本はやっぱ無線かー、サイコミュ実現は近いねっとか話してたら、兄貴に「それよりボトムズの方が近くない?」とか言われてそれもありかなと。AT用の耐圧服のゴーグルにはATのセンサーからの情報を入力するケーブルを接続してますが、番組で紹介されていた、頭に被せる装置はその印象に確かに近いもの──ってこう書くと情報の流れが逆なんですが。今回の記事末尾の 「脳情報の読み取り装置を帽子サイズに小型化した上で」 というのが番組で紹介されてた装置かな?

 「サイボーグの衝撃」は以前のNHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」の再放送が半分、残りは新録の対談って感じで新ネタが少なかったんですが、その中の貴重な新ネタがこのATRのブレイン・ネットワーク・インターフェースでした。半分再放送というのも手伝って兄貴と何だかんだ喋りながら見てましたが、この種の技術にアレルギーがあるからこそ危険性もきっちり描く富野由悠季、それに対して割とニュートラルに描く高橋良輔とかいう話になって(「ビッグバトル」でのバララントPSのラダァ・ニーヴァは直に電極接続だったなー)、それで上の話になったのでした。

 立花隆との対談で、川人光男・ATR脳情報研究所長の「コンピュータを介して言語を使わずに脳と脳との直接のコミュニケーションは可能になる」とかいう発言がありましたが、そりゃーねーよと突っ込んでみたり。TV版Ζ#47「宇宙の渦」とか見てみなさいよー、人間が言語を使って思考する限り誤解やすれ違いは避け得ないでしょうに。とか思ってしまうのは富野作品に毒されすぎですかそうですか。……いやそれってコミュニケーションの先の話を考えてしまってるから、単に「意思伝達」に限れば出来るのかなぁ?

#余談ながらその「宇宙の渦」でのすれ違いからどんどん悪い方へ転がるのがTV版、そうはしないのが新訳。でもまだこのあたり自分では消化しきれてないかも。

 ただこれプレミアム10で一気にやると重いんで、素直にNスペ2本にして欲しかったなーとも思うんですが。というか、以前のNスペ版をまたやって欲しいかなとも。Nスペでは流れたけど今回さすがに省かれたものがあって、そこが良かったかなとも思うので。続編希望~。

ATR 株式会社 国際電気通信基礎技術研究所
ボトムズWeb
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コメント

 「電極式」ですがパトレイバーのグリフォン(ASURAシステム)も仲間にいれてやってください。コミックでもアニメでもあまり深くはふれられていませんが、あれって「部分的に神経電流を使っている」気がします。起動時にパイロットの「間脳電流」をチェックしているあたりがそうかと。

 それでその恩恵は、と言うと「マグネットコーティングの現実的解決策」ではないかと思います。具体的には「これから動かす部分のウォーミングアップ」です。
本来ロボットを動かす場合

1.人間の脳から手(足)への指令
2.手(足)がロボットのI/F を操作
3.I/Fの信号がロボットのコンピュータへ
4.コンピュータが各部の駆動システムへ指令
5.ロボットが動く

と言った流れを持ちます。このそれぞれの部分でタイムラグが発生しますし、しかも4.から5.の部分では実際の各部の重量による慣性効果によるタイムラグもありあます。これを「実質的に慣性を0にする」ことで解決したのがマグネットコーティングですが、例えばロボットの手足のどれか、と言うレベルでも予め動作準備をさせておくことができればタイムラグを限りなく0にできます。間脳電流を拾うことにより、細かな事は後回しにしてとりあえず「動かしたいところはすぐに動かせるようにしておく」ことで慣性効果を実質的に0にし、更に1.~4.の流れを多少なりとも省略できるのがASURAシステムではないかと考えています。
* このくらいでなければ大学上層部から危険視されたり研究費をストップされたりはしないでしょう。

P.S.

 「出たな!ツインビー」のブラックツインビーはある意味究極ですね。そもそもパイロット自体アンドロイドなのでブラックツインビー搭乗時は機体が「自分の体そのもの」になります。と言うわけで「操縦」どころか「体を動かす」になります。

投稿: Y/N | 2006.05.30 20:14

>Y/Nさん
 ASURAの詳細など色々とご教授ありがとうございます。手段は様々に考えられるものの、やりたい事は基本的に皆同じなのかなとか(ビットとか飛ばすだけがサイコミュでもない訳で)。「出たな!ツインビー」は存じ上げませんでしたが、アンドロイド直結型なら「THE ビッグオー Second Season」のビッグデュオ+アランみたいなものかしらと思ったら、調べてみるとゲームのようで残念ながら自分の守備範囲外でした。
 今回は番組を見ながら富野・高橋の両監督について話していたもので、その他については殆ど話題になる暇がありませんでした。高橋作品でニーヴァのことは記事を書きながら思い出したのですが、それに対するのは富野作品ではF91の鉄仮面でしょうか。両氏は対照的とも言える作風の違いがあるものですが、こうした切り口で見比べてみるのも面白いのかなとも思います。

投稿: しののめ | 2006.06.01 00:27

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