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2006.06.29

ゼーガペインと萩尾望都と

 ゼーガペインの舞浜サーバーは、光瀬龍+萩尾望都の「百億の昼と千億の夜」でのゼン・ゼン・シティーを思い出したりしたものですが、そういえばそれもそうだった! と気付かされたのがこちら。

ホンのつまみぐい: 「ゼーガペイン」繰り返す夏

萩尾望都の「金曜の夜の集会」みたいに、閉じられた未来を前に、またあの夜を何度でも繰り返す、なんてラストじゃないといいなあ。

 慌てて「半神」(小学館文庫)出してきて「金曜の夜の集会」を読み直してしまいました。何かソーフィア姉さんがシズノ先輩の声で喋るんですが。うーんうーん「リセット」の前に舞浜が吹っ飛ぶという最悪の展開も一応予想には入れてるんですが(やめてー)、オチは全然読めませんねほんとに。
 ただもう一つ重ねてしまって不安を募らせているのが、やはり萩尾望都の「A-A'」です。手元にある小学館文庫の帯に曰く;

肉体が滅びても 記憶が失われても なんどでも、呼び合い 惹かれあう ふたつの精神(こころ)。

 という「A-A'」の展開を踏まえるとすると、今度はシズノかリョーコに 死んで リブートしてもらわないといけないんですが……うわぁそういう展開は勘弁してー(i_i)

 あと先の記事で、

作品内に流れる静かな夏の空気に心を揺さぶられます。始まった瞬間から終わりを想ってしまう季節というのは夏だけではないでしょうか。

 これは然りですね。春でも秋でも冬でも駄目。名残を惜しんでしまう夏だからこその切なさが描かれているのだと思います。

サンライズ公式
テレビ東京公式
カミラボ:ゼーガペイン
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半神
半神
posted with 簡単リンクくん at 2006. 6.29
萩尾 望都著
小学館 (1996.9)
通常2-3日以内に発送します。
A-A’
A-A’
posted with 簡単リンクくん at 2006. 6.29
萩尾 望都著
小学館 (2003.9)
通常2-3日以内に発送します。

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コメント

トラックバックありがとうございます。
「百億の昼」や「A-A」もゼーガと重なる部分があるというのは、こちらの記事ではじめて知りました。
ゼーガの最終回予想のためにも読んでみようかな、という気にさせられました。
私はシズノ先輩が切なくて見てられません。
あの嫉妬心がいつか物語を暗い方向に導いてしまったら…、と思うとツライですねえ。

投稿: いけだ | 2006.06.29 01:49

>いけださん こちらこそコメントありがとうございます。

 「百億千億」も「A-A'」も、ゼーガと絡みのあるなしに関わらず萩尾名作と思いますので、機会がありましたら是非どうぞです。参考までに記事本文に「A-A'」の帯の文言追記しておきました。
 シズノ先輩は「不幸を呼ぶ魔女」だと自嘲しますけれど、それでも「今も彼を愛しているわ」という言葉に偽りはないと思うので……何とか皆で幸せになって欲しいのですが。#14予告が何か不安を煽ります(i_i)

投稿: しののめ | 2006.06.30 23:56

 ちゃちゃみたいな余談です。私は「百億の昼と千億の夜」は「百昼千夜」と略しています(^^;。

投稿: Y/N | 2006.07.04 22:45

> Y/Nさん
 さらに短く「百千」としてしまう方もいるようです。
 話が通じればそれでいいんですけどね(^^

投稿: しののめ | 2006.07.09 01:35

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