« ゼーガペイン#14「破滅と勇気と」つづき | トップページ | ゼーガペイン#15「勇気と愛と」つづき »

2006.07.17

ゼーガペイン#15「リインカーネーション」

 ゼーガペイン#15「リインカーネーション」。今回は「蜃気楼のように逃げてゆく未来」という、AT-X予告編ナレを思い出してしまったお話でした。因みに同日のAT-Xは#09「ウェットダメージ」。どちらも同じ高山カツヒコ脚本。水泳部絡みとかキョウのリブートとかで交差してて結構きつい。

●リョーコは何処に
 一話完結連続だからこの構成はやむなしだけど、前回のおさらいってことで図書館で調べものの続きをしてるキョウのモニタに現れるフォセッタは、笑顔満面でリョーコのことを告げる。
#突然のフォセッタ出現に「おどかすなよ」ってキョウちゃんの台詞が自分で書いたまんまだったのが何か嬉しいというかなんとゆか(^^

 オケアノスに飛んでリョーコの姿を探すキョウだが、アルティールの幻体バッファにデータの断片が残っていたことが判明しただけ。何だほんとーにただの事故だったのか。考えすぎてたな(^^;
 「彼女のデータを復元するのよ。キョウ、かつての貴方のように」そう告げるのはシズノの後姿。彼女は驚愕するキョウを振り向こうとはしない。身の危険を冒してまで(と見えたよなぁあれは)リョーコのデータを探り当てたことには決して触れない。ま、シズノ先輩が自分から言い出すようなことではないしね。でもフォセッタに第一報を貰ってて、AI三人娘が解析中なのを見てるから、これではキョウはAIが探してくれたと思っちゃうんじゃ。リョーコのデータを呆然と見るキョウ、この数字がリョーコであり、そしてそれはかつての自分。#12「目覚める者たち」で自分の数字列を見てるはずなんだけど、やっぱ言葉も出ないよなぁ……。で、ここで見てるリョーコのデータの

RYOKO KAMINAGI
WET CONDITION.BAD
CONSTRUCT AVERAGE:

 というのは#06「幻体」のシズノのデータと同じ。ただシズノの時は「ドライダメージが軽くないので」ということで、その後も記憶に問題はなさそうだから、これは作画ミスかなぁと思えたのだけれど、リョーコの場合は……

 左半身を散らしたまま、膝を抱えて彷徨うリョーコのイメージ、背景は#06でキョウがレムレスと哲学問答してたところと似てますね。

 で、このあたりでキョウは舞浜に戻っちゃった模様。ま、アルティールが修復中だから、キョウのコンディションに関わらず戦力外通告だわな。

 破損状況を調査した結果、リョーコは復元できそうだと判明。ほっとするシズノをはじめ、喜ぶ女性陣が良い。だがシマはサルベージを中断し、新兵器(スパロー、ホロボルトってやっぱ鳥さんか?)の開発を指示。ここで突如シマとルーシェンの二人の世界。ルーシェンはIAL社のメインスポンサー、マオ企業グループの御曹司。人類が量子サーバーに避難できた功績を口にするシマ、だがそれは人類滅亡に手を貸したことだとも言うルーシェン。あーだから前回の歴史の講義はルーシェンの担当だったのか。「君は的確に行動してくれている、時々私の頭を飛び越していくが」ってシマの一人称は「僕」じゃなかったっけか。ルーシェン相手なら「私」というのでもいいんだけど。そしてルーシェンはキョウのことは「時が解決する」というのだけれど。

 「シマ司令って酷くない?」「どこが?」「全部!」「概ね同意だな」というメイウーとルーシェンの会話がおかし。ルーシェンの言うとおり、シマの判断は正しいのだけれど「もうすぐそれどころじゃなくなる」というのは舞浜リセットのことなんだよなぁ。

 偵察中のガルダがアンチゼーガ・コアトリクエ出現を察知、機上待機のクリスにスクランブルが掛かる。シマが直にイェルに命じて、今回クリスと組むのはシズノ。予告の時点でどーかなーと思ってたけどやっぱこうきたか。「謙遜はいい、あいつの後ろを勤めたウィザードだ、信頼している」って、キョウちゃんのことだよなぁ。どれだけ凄かったんだ以前のキョウは。久々のシズノの「エンタングル!」でAパート終了。

●夏が終わる前に
 舞浜サーバーの破綻=リセットが近づく前に、皆が本能的に焦ってるのか。
 只でさえ夏が終わる前にと慌てて盛り上がってしまう恋人たちは多いというのに。

 ミズサワは舞浜から出られないのに気付いたもののアイコンは出ず。
 クラゲは学校から出られないっていうのは、学校でだけ必要とされている設定だから? 或いはシステムの破綻による一時的な影響での移動制限と見た方がいいのか。でも#10「また、夏が来る」で夏祭りの当日に当直というのは、「学校から出られない」設定っぽいよなぁ。だったら何故舞浜サーバーに保存されてるんだこの人? (部活の生徒が居なくなってる)学校に戻ってきたミズサワを迎えた描写からはクラゲも幻体と見て良さそうだけど。まさか学校が彼の牢獄ということではあるまい(^x^;

 ウシオとミズキは人気(ひとけ)のない南舞浜水族館でデート。ウシオはデジャビュを感じまくるがミズキの方は感じてないらしい。しかしどー見ても葛西臨海水族園だよなぁ。

 ハヤセは一人プールで「何で誰も来ないんだ、全国狙うんじゃないのか!」と吠えてたり。何かこの熱血具合が良いなぁ(^^ さすがキョウちゃんの親友だよ。そしてそこにどういう訳かトミガイが。──まぁ多分、「補習」の居残り組ってことで意気投合したんではないかと。画面に映ってないとこで相当悩んでたのだろうな二人とも。キョウちゃんはカミナギのことで頭一杯だったから相談相手にならないしね。

 そしてリョーコが戻って来ると知って立ち直ったキョウは、ついにカワグチと対決。「気にいらねぇ」「分かってる」「その態度も気にいらねぇ」「それも分かってる」──というキョウの反応が、やっぱキョウちゃん聡明だよと思えて良いのだけれど、「おめぇはそれで良いのかよ」に「オレも、気にいらねぇ!」って返しちゃうのがやっぱキョウちゃんイイカンジにおバカだよ。「上等!」と、いきなり中学生日記になってるんですが、自転車で決着を着けるとは意外だけど楽しい。車のいない道を、青信号でスタート。BGMが「また夏が来る」で明るい印象の中、何だかんだで気心の知れた仲だったんだというのが良く分かるのが良い。カワグチが許せなかったのは、キョウの暴力ではなく、審判の不正に立腹したのだと先に言わなかったこと。キョウ本人が言ってた通り後先考えずに殴っちゃったのだけれど「言い訳は主義じゃねぇ!」というキョウに「どこのお侍だ!」って楽しすぎるぞカワグチ。「うるせぇ、オレの生き方だァっ!」で、高校の門の直前で前輪が接触して派手に転倒。「……わりぃ」と、キョウはようやくカワグチに謝罪(ここのキョウちゃんはさすが鎌田作画だ!)。「オレが飲み込んでおけば」「飲み込めるようなタマかよ」というカワグチの指摘は正しいなこりゃ。でも抱え込んじゃうのもキョウちゃんだからね。ここでカワグチが「俺も殴ってたかも」というのが想像してたまんまだったなぁ。タイヤの壊れ方がありえない気がするけど、シオカラトンボが止まってるのが夏の終わり。ヒグラシは初めの頃からずーっと鳴いてるけど。

 カワグチが肩を貸して二人で保健室へ。カワグチの言い方がほんとバカっぽくて楽しいが「オレはお前ほど野蛮人じゃ……」とかってキョウちゃんもキョウちゃんだ(^^; ところが保健室では、世界の終わりに吊橋を渡ってしまったと思しきクラゲとオミズ。ぎゃーすか騒いでるキョウとカワグチは可愛いのだけれど、何か大きさが変なよーな。「何だか急がなきゃいけない気がする」オミズの不安は的中する。

 クラゲとオミズ、ウシオとミズキ、そしてキョウとカワグチの仲直り。幸せ一杯なんだけど何か置いてかれてるのがハヤセっちだな(^^; 黒い水泳帽がイイカンジ。水泳部存続だと言うキョウに「はぁ?」とか言ってるのは、そういう約束を生徒会長としてるのを知らないってことだけでいいのかなぁ。トミガイはソゴル君が幸せそうならそれでいいんだろう、多分。

 それぞれが、夏が終わる前に行動する際には、二人の他に人が居ない。それはその二人のために用意された舞台だから。「何だか昔に戻ったみたいだな。いや前に進めたのかな。これでカミナギが戻ってくれば──」そう思うキョウの目の前で、その舞台にノイズが走り、世界が崩壊していく。キョウの動揺を訝るウシオたちの一方で、「残念だな」「ここまでなんだね」と真相を悟るハヤセとトミガイの額にはセレブアイコンが光る。二人が覚醒しつつあることを知ってはいても、自分にも認識し得ない真相を見抜いている二人には、キョウは驚くしかない。つかキョウちゃんってほんとーに「戦力として使えるように復元された」だけというか何とゆーか……

●黒い奴再び
 シンの操るコアトリクエが鬼強い。クリスとシズノの良い感じのコンビでのフリスベルグの初弾は命中するも、逆に光装甲の位相変換を喰らって脚と腕とを失い大ピンチ。ここでフリスベルグのゼーガAIが、右でフランス語 ではなくスペイン語(だと確認とれてます)、左で英語の音声多重放送になってます。芸コマ。つか、幻体の言語処理はどーせ同じサーバーでやってて翻訳不要なんだからどれほどの意味があるのか不明(^^; ガルダのAIが上海語喋り出したら楽しいんだが。
#コアトリクエをしっかり認識してるのに、シズノの見てるモニタは何で「UNKNOWN」のままなんだ?

 んで! ついに来ましたよガルダ大活躍! 分身だムチだ「ホロニックランチャー!」で撃つわ(勿論メイウーへの指示なんだけど何かこういうのって無条件で燃える)で、アルティールが居ないとここまで動いてくれるのかと(^x^; そして予告で出てきたガスパー砲。今回転送時に使わなかった「entangle」がBGMで実に燃える。こちらも見事に命中するもやっぱり逆に攻撃喰らって(まぁ位置を教えてるようなもんだしな)、目の前に迫って絶体絶命! あのー1弾キープしてるの撃たないんですかって撃てないよなこの距離じゃ。でもコアトリクエは攻撃モーションの最中に力をなくしたようで撤退。コアトリクエがホロニックローダーである以上QL切れもあるということ。って折角背中向けてるんだから撃ちましょーよ。ってできんのかそれも? って被弾したから駄目なのか。いやもうほんと今回の戦闘シーンは燃えた! 凄いじゃん!

 こちらの光装甲が効かない上に、こちらの攻撃も跳ね返すコアトリクエ。位相変換には変換で返す(アルジェントソーマ)か、変換を封じる(DTエイトロン)か、ゼーガペインではどの手を使うんでしょうか。「厄介な相手だな」とこぼすクリスだが、彼に応える前にシズノの額にアイコンが開き、彼女は目を見開く。「キョウが呼んでいる……!」

●リセットの真相
 夕焼けのプールの前で水泳部仲間と一緒に居たはずなのに、何故か一人、緑色の空の下、運河端に居るキョウの前に、シズノとルーシェンが現れる。あーもー二人ともキョウちゃんの世話焼くの好きなんだねぇ。で、

・サーバーの処理能力の限界から夏の終わりにリセットするので二学期は来ない。
・カワグチと仲直りしてもまた一からやり直し。
・セレブラントはリセットの対象外。

 というのは見事に予想通りの展開でした。
 「キープ」とされたトミガイとハヤセも、次回予告からするとリセットかなぁ。
 「キープ」ってのは結局、覚醒したとしても召還しないっていう話だったのか。リョーコは稀有な例だったから。
 ルーシェンの言う「データの世界では夢と現実が同じ意味を持つというだけ」というのは、#10のトミガイが読んだシェイクスピアの「我々は夢と同じもので出来ている」を思い出したり。量子サーバーの絵は#14「滅びの記憶」でのじゃなくて、#08「水の向こう側」での舞浜サーバーの実物の方が良かったな。

 その#08でシズノが言ってた「本当の痛みを知るのは、足掻かなくてはならないのは、これから」ってこのことなのかなぁ。何かもう次回以降が無茶苦茶辛そう。

●「貴方はもう舞浜の夏を100回以上生きているのよ」
 これも予想通りとはいえ、実際に言われるとやっぱ来るわ。
 あちゃーマジでその数字が来ましたか。ぐはぁっ。と。
 5ヶ月×100÷12=41.7年 というのが(サーバー外での)時間経過になる。
 #03「デフテラ領域」での「ペインオブゼーガ」のナレーション「これは40年後本当に起こる事」を鵜呑みして計算しなおすと、
 40×12÷5+16=112 で「100回以上」ということか。舞浜サーバーに入ってから40年として96回。
 問題はキョウがいつセレブラントとして目覚めたかで、目覚めてから何度同じ夏を過ごしたのかなんだよなぁ。「何度も仲直りした」という言い方ではこのあたりはよく分からない。何度も高校一年生をやってたらそりゃテストで点は取れるだろうさ、というのは初盤から想像していたことではあったのだけれど、でもキョウちゃんの頭の良さってそれだけでもないとは思うんだ。元々良いからこそ#01でのクラスメイトの反応がある訳で。……女心に関しては完全に鈍いが。

 ただこのシズノの台詞でEDなだれ込むかと思ったら、「キョウちゃん……」と呟くリョーコでEND。確かにここで出さないと忘れそう。Aパートでは半身なかったけどここでは映ってる範囲では欠けてるとこなさそうですね。大丈夫なのかなぁ……何せゼーガだからなぁ。

●今回の撃墜数……なし。
 ガルダ(ルーシェン+メイウー)、フリスベルグ(クリス+シズノ)という組だったけど、コアトリクエ(シン)が強すぎで撃墜に至らず。

 洒落にならん長さになったんですぐ続きます。

#14「滅びの記憶」つづき ◆ #15「リインカーネーション」つづき

サンライズ公式
テレビ東京公式
カミラボ:ゼーガペイン
トラックバック・ピープル:ゼーガペイン

B000FG6AS0ゼーガペイン1
矢立肇 伊東岳彦 下田正美
バンダイビジュアル 2006-07-28

by G-Tools
B000FIHCDK「ゼーガペイン」オリジナルサウンドトラック
アニメ:ゼーガペイン
ビクターエンタテインメント 2006-06-28

by G-Tools

|

« ゼーガペイン#14「破滅と勇気と」つづき | トップページ | ゼーガペイン#15「勇気と愛と」つづき »

ゼーガペイン各話感想」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4985/10987559

この記事へのトラックバック一覧です: ゼーガペイン#15「リインカーネーション」:

« ゼーガペイン#14「破滅と勇気と」つづき | トップページ | ゼーガペイン#15「勇気と愛と」つづき »