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2006.12.08

Pearl Harbor Day

 65年前、真珠湾攻撃の日。その故事になぞらえるが如くに米国の国内世論を沸騰させて始まった「テロとの戦争」の行き着いた先は、紛れもなくイラクの内戦。その文言が公的な場で飛び交い、泥沼化したその状態から脱却すべく、米軍の撤退という議論も出てきた今日この頃。人が幸せに生きるとはどういうことか、考えれば答えは自ずと出るのだろうけれども。そう簡単に答えなんて出ないものだから難しいのであって。

 犯罪捜査官ネイビーファイル(JAG)第7シーズンを見ていると、9.11以降に入って一気に戦時下の物語という色が濃くなる。それまでにも、主人公ハーモンの父がベトナムで行方不明になっていることもあって、ベトナム戦争絡みの話や、更には朝鮮戦争時代の話まで出てきたりもする。彼の国がこうも外地で愚かしい戦争を繰り返す様子は、どうも日露戦争の後の日本が、その勝利の夢心地と実際の厳しい現実とのギャップから現実逃避するかのように、分不相応な海外侵攻に自らを駆り立てていった様子を思い起こさせる。いや当時の日本と今の米国とでは国力も世界情勢もまるで違うというのは百も承知なのだけれど、第二次世界大戦での連合国の勝利のような夢心地を、彼の国はその後の戦争では味わえていないのだから。彼の国は唯一の超大国としてあるが故に、逆に世界というものが見えなくなったのだろうか。

 65年前に愚かな戦端を開いた我が国は、その過ちを二度と繰り返さないとして、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とした(憲法第九条)。今日はこのことを改めて考えるべき日の一つ。そう、奇しくも今日が命日であるジョン・レノンの「Imagine」でも聴きながら。

 以下備忘録。

Super! drama TV : 真珠湾(パール)運命を変えた四日間 前後編連続放送:12/10(日)15:00
Super! drama TV : 「硫黄島からの手紙」スペシャル ~栗林忠道中将を知っていますか?~ 12/9(土)14:00
THE HISTORY CHANNEL JAPAN:鎮魂・硫黄島12月9日(土)18:30
 映画「硫黄島からの手紙」関連番組が続くんだけど、やはり「父親たちの星条旗」の方も合わせて見ないとな。あちら視点はJAGで大分慣れてるつもりだけれども。
 しかしあの「パールハーバー」なんて映画が大ヒットした謎の国なんだよなぁ日本というのは。←そういやJAGの確か第7シーズンでこの映画のタイトルが出て来てたな。

NHKその時 歴史が動いた シリーズ真珠湾への道 <後編> ~山本五十六 運命の作戦決行~ 12/13 (水) 22:00 アンコールなので以前見てるけど。

 あと今朝日新聞夕刊で連載してる「カミカゼ」が興味深い。高校で3年間お世話になった英語の先生が特攻隊出身で、出撃前に(最後の)帰省をしてたら終戦になった。あと1週間戦争が続いていたら死んでいた、という話を聞かせてくださったことがある。決して授業に関係のない話などしない先生だったのだけれど、教科書が「アンネの日記」に入る時のことだった。あの日のことは今も忘れられない。

 関連過去記事
Pearl Harbor & Imagine
「その時 歴史が動いた」日米開戦を回避せよ
Nスペ「硫黄島 玉砕戦」

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戦争を考える」カテゴリの記事

コメント

 いや少なくとも“今の”アメリカは「目の前しか見えない」国なんですよ。なにしろ会社の業績を「3ヶ月単位」でしか判断しない国ですから。

 ご存知だとは思いますが、そもそもイラクがあんなんなってしまったのもイラン・イラク戦争の時にアメリカが「イラクを思いっきり支援した」のが発端なんですね。しかも当時のイラク軍の司令官がサダム・フセイン。もっと言えば当時既に「あまりイラクに肩入れするとまずい」と言う話もあったとか。だいたいなぜイラクを支援したかというとイランを本拠とするイスラム教シーア派を調子づかせない為だったんですが、いまやイラク安定の為には多数派のシーア派対策の為に同じシーア派のイランに頼るしかない。でもそうなると今度はそのイラン(つまりシーア派)を調子づかせることになる。と言う八方塞なんですね。
* そもそもアメリカの考え方って“勧善懲悪”なんですね。でも“誰が”善なんだろう。

投稿: Y/N | 2006.12.09 01:08

> Y/Nさん
 超大国様が近視眼なのは困りますよねぇ。京都議定書にしたってそうなんですが。歴史が短い国だからなのかとヨーロッパと比較すると思ったりもしますけど、日本も歴史だけはあるけれどスクラップ&ビルドの国だからか「そんなに急いでどこへ行く」って感じですよねぇ。
 イラクの件もそういうお話なんですよねぇほんと。「勧善懲悪」の主人公はそりゃ自分なんでしょうけれど、多分善いことをするものが善い者、なのであって、その基準は自分の中にしかないのかなぁ。あんたおかしいよ、って世界中どころか身内に言われても、でもここまで来ると簡単には手を引けないし。だったら手を出さなきゃよかったんだって、その性癖はどうにかならんのかと。
 朝日新聞土曜版の「愛の旅人」の「大草原の小さな家」編での放浪癖と開拓者精神は紙一重みたいな話を読んでたらこちらも興味深く。昔よく読んだなぁ。
http://www.be.asahi.com/20061209/W21/20061127TBEH0018A.html

 お、ディスカバリー無事に打ち上げ成功おめ。

投稿: しののめ | 2006.12.10 15:09

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