ネイビーファイル#172「戦場の天使たち」
犯罪捜査官ネイビーファイル(JAG)#172「戦場の天使たち」(Each of Us Angels)。再放送日時はこちら。
ずっとJAG見てきてて、初めて本気で涙がこぼれた。
最近は1シーズンに1本あるcostume play(時代劇)。今回は1945年2月20日、太平洋戦争の硫黄島の沖合が舞台。本国での初放映は2003年2月4日。
米海軍の協力で作られているドラマだから、そういう視点で作られていることは分かってる。硫黄島の沖合に停泊する病院船で、手の施しようもなく死んでいく兵士と、自らの死と引き換えに多くの命を救った看護婦。そしてそれは、太平洋戦争当時の記録映像(*)を織り込んで作られたこのドラマの中の昔話ではなくて、米軍が展開するどこかの戦場で今も続いていること。
(*)それこそNスペの硫黄島の番組でも見たような映像だから、リアルなのではなくて本物だと思う。
このドラマを見ている自分は日本人だから、硫黄島では看取られることもなく、数多の命が失われていっていることを思う。病院船に衝突した戦闘機はおそらく日本軍のものだろう。炎の中で、米兵から罵られながら死んでいったであろうパイロットのことを思う。勿論、病院船から彼らが眺めている硫黄島では、米兵も多数死んでいる。眺めている先は過去の現実であり、病院船はあくまでも虚構。それは分かっている。けれど。
命の重さに変わりはないのだ。
しかしこんな重い話なのに、普段はハーモン役とマック役の二人でお医者さんごっこなんて入れるスタッフはさすがというべきか。前回のハーモン大妄想祭りも凄かったし、クリスマス編じゃF-14で赤鼻のトナカイやってるし、バドのトレッキーぶりはとどまるところを知らないし(今回バド役の人の足を全く映してなかったな)。まぁ基本的には面白いから見てるんだよね。
Nスペというと憲法施行60周年記念の「日本国憲法 誕生」が興味深かった。同時展開だった、「その時 歴史は動いた」の第287回 憲法施行60年特集 憲法九条 平和への闘争~1950年代 改憲・護憲論~は録画をまだ見ていないので、時間作らないと。
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