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2007.07.20

ムシウタ#03「夢ノ虜タチ」

 浅沼晋太郎さんの3本目の主演作「ムシウタ」。翌日というか同日の「かみちゃまかりん」(今週は戦力外通告)との落差が激しいとはいえ、どちらも良い芝居されてます。頑張れWメガネっ子 8^)
 因みに2本目の「ドレイク&ジョシュ」は明日から新作の2ループ目。

 悲劇はともすれば喜劇になるというか、シリアスなはずなのに傍目から見てるとどーしても笑えて仕方ないということはままあるんだけど、今回ちょっとそんな感じ。自分としてはストイックに突っ切ってくれる方が(結果的に笑えてしまったとしても)好きなんだけれど、学園パートでマンガ的表現を入れたりとかするんで、戦闘パートでもそのノリに引きずられるというか。戦隊系のネタのためか変な特撮スイッチが入っちゃったみたいで、何やらとっちらかってしまいました。浅沼さんの芝居は堪能できたんだけど。

●ここまでの大助/かっこうのまとめ。
 4年前:かっこうとしてふゆほたるを狩る。
 1日目:早朝4時~6時に捕り物。その日から桜架東高1-Dに転入。
 2日目:通学途上に詩歌と出会う。放課後に再会して桜架駅前でデート。
     夜になり詩歌から電話が入り、翌日は海浜公園で会うことに。

●ここまでの利奈/レイディーのまとめ。
 1日目:早朝、特環と一戦交えるも敗退。
     勝手に出された絵が賞を取って転校生に何だかんだ言われて赤面。
     夕方、「ガーデン」からの逃亡者ふゆほたるの情報を得る。
 2日目:通学途上、転校生が踏切を蹴って電車の前を跳ぶのを目撃。
     遅刻してきた当人をつついてみるが、かわされてしまう。

●ここまでの詩歌/ふゆほたるのまとめ。
 4年前:憑いていた虫をかっこうに狩られる。
 1日目:混濁した意識のまま故郷の桜架市にたどりつく。
 2日目:朝方、踏切の向こうの大助に不意に微笑んだりして一目惚れされる。
     そのまま彼に連れ回されてえらい目に会うが、午後に再会する。
     大助と別れて自宅へ向かうが既に無人、姉の残したリボンを手に涙。
     夜になり、大助の携帯に電話して翌日海浜公園で会いたいと告げる。


 ということで#03は大助が転校してから3日目のお話。
 どーでもいーが、詩歌のいた公衆電話のところの銀杏のガードレールは東京都仕様なんだけれど、海浜公園と高台の公園が同じ桜架市内だと神奈川県方面みたいだよなぁ。

 就業体験学習の班は、何故か大助と利奈と三人娘の五人。好き好きに集まったら転校生の大助は行くところがなくて、利奈姐さんが引き取ったという線だろうな。ところが大助は心ここにあらず。班の行き先はゴミ処理場に決まってしまう。理由は(中略)虫がいそうだから。化け物とは関わりたくないと、大助にしては声を上げ気味に自己主張するも、利奈はあからさまに反発。大助は前日の言葉を撤回して(詩歌は)利奈とは正反対だと言い、両者は決裂の様相。押し付けられた書類を顔に貼られたまま落とさずに教室を出て行くなんて、常人のやることじゃないぞ大助君。
 教室で大助が結構喋るようになってきたのは、そこに居るのはいくら芝居だとしても、詩歌のことを想っているのは大助以外の何者でもないという拠り所ができたからなんだろうなぁ。だから「正反対」あたりの声なんて#01とはもう別人みたいになってる。詩歌用ですらない、利奈用の声とでもいうのか。大助の対応も確かに正反対。でも彼にとってこんな芝居は朝飯前なのか。そういやちゃんと食べてるのか?

 美術室でむしばねの密談。ってさー、#01は緊急事態って感じがあったから良いけど、今回は何でわざわざ美術室なんだよというのが妙に可笑しい。いやもうこういうもんだと思うしかないんだろうけれど、高校に集まってるのが不自然な年齢層のメンバーだよなぁ。事情は分からんでもないが、#01で釘を刺した利奈以外はコードネームで呼び合うから更に可笑しい。しかもセンティの百足さんが言うこときかねーのが(本人にとっては深刻な事態なのは分かるが)どうも可笑しい。訴えかけるようなその丸い目はまぁ悪くはないんだろうけれどあんまり足を映さないでね。夢に出そうだから。

 で、この密談で分かった情報をまとめると。

▼ふゆほたるが海浜公園に現れるとの情報が「彼女」からもたらされる。
 むしばねへ情報を流している「彼女」が特環のみんみんで、ふゆほたるが詩歌だというのは分かりやすい。
▼ふゆほたるは「欠落者」でありながらガーデンから逃亡した。普通はありえないことらしい。しかも特環を何人も倒したというからには恐ろしく強いらしい。
▼ふゆほたるがむしばねの仲間になれば一号が2人になる。ふゆほたるが一号なのはまぁいいとして、レイディーが一号指定になったのは大助が転校する直前のことなので、この情報も「彼女」から来たってことか。あんたは必ず落とす標的だよと教えてくれる特環って案外親切だなぁ。逃亡者を餌にしてレイディーを落とそうという分かりやすい罠にはまるってあたり、所詮はお嬢さん。
▼センティは一軍の戦力外通告。利奈を守れば良いと言われても本人はリベンジしたい。

 「欠落者」というのは、本編で描かれている範囲では憑いてた虫を狩られたことにより感情が欠落した者と取れるのだけれど(記憶までは飛ばないみたい)、それをうっかり、

 感情領域を取り込んだままのアルティールが爆破されたらカミナギは大変だよなー。

 ってことかーなどと理解してしまうのがゼーガスキーです。

 海浜公園で、また詩歌に見つけられる大助。詩歌の方が大助を求める想いが強いからなのだろうとはいえ、彼女に惚れた男としてはいただけないところもある模様なのが男の子らしくて良い。でも詩歌に「何か食べる?」って、前日と同様にファーストフードだというあたり、大助の底が見えてるというか。彼がどんな生活を送ってきたか透けて見えるというか。普通に生活しててデート慣れしてたら、海浜公園に来たならまずちょっと歩こうかって、景色の良いとこに連れ出して、まだ2日目だけどあわよくば(以下略)というのがお決まりのコースだろうに。こんなデートが続けば「女の子には何か食べさせとけばいいって思ってるでしょ」ってカミナギに噛み付かれちゃうよ。←だから混ぜるな危険

 公園に来た親子連れは「ケモノマンショー」の招待券を貰ったとのこと。特環の土師の言ってた招待ってのはこれですか。詩歌はかつて姉に連れられてきた思い出からショーを楽しむ。そういや詩歌の部屋に何かポスター貼ってあったなぁ──って、それ4年以上前のことじゃ? 息の長いヒーローだなぁ。TVじゃなくて桜架市のご当地ヒーローならアリか。見直してないからあやふやだけど、ウサギみたいなの居るのに肉食戦隊っておかしくない? まさかほんとは食肉戦隊だったらいやん。あーでも浅沼さんはヒーローショーの経験お持ちだから、ケモノマンショーの台本書いてくれないかなーとか。 ←どんどんスイッチON

 ショーを見た二人はようやく公園内を散歩。毎回バイトを替えて監視役をしているご苦労様なみんみんが、親子連れに風船を渡すも他の子にはあげずに、あからさまにマーキング。むしばねに特環と役者が揃って、公園は「臨時点検のため閉鎖」となってしまう。不穏な空気に、自分を追っているのだと自覚する詩歌は、大助の背後(というか首の後ろ辺り)に見た光に『そんな!』と目を見開き、「いやぁ!」と彼を両手で突き飛ばしてしまう。中学生かと思ったら高1で同学年だった詩歌に突き飛ばされるだなんてどういう事態だと、大助と視聴者が戸惑っている間に、詩歌は走り去ってしまう。Ζガンダムの#19より酷いけど#36より酷くはないか。ってまた変なスイッチが。

 公園の一角で始まる小競り合い……かと思いきや、また百足さんが言うこときかねー。センティは「時間切れ」が近いんだろうな。にしてもその仮面とマントをあんたはどっから出したんだ? 着てたの普通のコートじゃなかった? 見直さないとダメですか。

 詩歌に逃げられた大助には携帯で指令が下る。応える声が大助モードなのは、詩歌のことが気になってイライラしてるのは大助だからということで、OFFになるとかっこうにすり替わる絶妙な演技が良いですねぇ。「着替えはいつものトラックの中」って、桜架東へ大助として転入する以前は学生生活をやってなかった=みんみんみたく日常がかっこうモードかと思ってたけどそうでもなかったのか? うーんちょっと分からんなぁと思ってたら車の中でお着替えですよ。これはまさに「仮面ライダーアギト」のGトレーラーだね! 特環も公務員みたいだし。って、特撮スイッチが入る一方ですよ。場面はどんどん深刻になっていくはずなのにすみません。
 つかここで「いつものトラック」と聞いた彼の表情が、『あーまたか』みたいな呆れを含んでいるものなんだけれど、そう判断しているのが大助にしか見えないというのも調子狂ったかなぁ。ON/OFFで浅沼さんの芝居は切り替えがきくんだけれどもさ、ここは表情見せないほうが良かったんじゃ。変に崩すマンガ的表現の多用はしないでくれると個人的には嬉しい。

 そして黒い狩人は笑う。この絵は良いんだけど、音楽が定番すぎるというか、#01だと暗い画面で映像全体でトーンが落ちてたのに、今回白昼堂々だからギャップが感じられるのか、何か可笑しい。やりたいことは分かるんだけれど、例のメインテーマ(デートの時のとか)に比べると浮いちゃってる感じがして。まぁでもこういうのは慣れもあるからなぁ。後半でこれを使われると全然意味合いとか違って聴こえてくるんだろうなと思ったりもするので判断はまだ早い。
 ただここで思い出してしまったのが、アルジェントソーマの「Fatal one : 宿命の人」(試聴)という、忘却より復讐を選んだ男のテーマ曲。これも凄くベタベタな音なんだけれど、でも作品の切ないトーンに綺麗にはまってて良かったんだよなぁと。

 一方例の親子連れ。みんみんに貰った風船がしぼんでしまい、泣き出す子に異変が起きる。少女はまだ幼く、憑いていた虫が暴走してしまう。ママと一緒に居ると泣く子を奪うように抱いて利奈は逃げる。特環は既に公園に配備されているので、その子を守るためには親から引き離してでも逃げなければならないのだ。むしばねのモスキートとかの年少組も多分同じようにして利奈が守ってきたのだろう。そうしなければどうなるのかは詩歌の回想にあったとおりのこと。

 だが、その子が利奈の手から離れてしまう。幼い少女の手に風船を持たせてやるのは黒い狩人だ。親に会いたいのなら、夢を諦めなければいい──そう告げる低い声は、どこか優しくも響くのに、利奈の「やめて!」という悲鳴は届かず、かっこうの銃は少女に憑いた虫を容赦なく撃ちぬく。それが何を意味するのか、彼は全てを知っているのに。それでも彼がためらわないのは、そうすることで彼は自分の夢に近付くことが出来るからなのだろう。彼の夢はきっと利奈の夢とも似ているのに、二人のしていることはまるで正反対。


 あれっもう終わり? って、何か一々引っ掛かるなーという割にはラスト付近は結構のめって見てたのか。かっこうが出てくると気合の入り方が違うのか。いや大助モードの声も好きなんだけれど、先週かっこうモード出なかったから、やっぱこの低めのお声は良いわーと。キリオの低さとはまた違うのよー。あれそういえば一人でしゃがみこんでた詩歌はどうなった? あれあれっ? そういえば「もう思い残すことない」とか言ってたよな。


 夢を諦めなければいい。多分彼はそうして、虫憑きとして生きてきたのだろう。
 だが彼に虫を狩られた者は「欠落者」となり、人の世界から隔離されてしまう。
 それでも詩歌は人の世界に戻ってきた。それは、彼女が夢を諦めなかったからなのだろうか。彼女の夢は「居場所が欲しい」という、一見ありふれた、でも切実な、とても強く大きな夢。だからその夢を喰う虫は、途方もなく強い力を彼女に与えるのだろう。それが彼女の居場所を奪うことになったとしても、彼女がその夢を諦めない限り、虫は彼女の夢を喰い続ける。一度は狩られても、夢を諦めない彼女に再び憑いてまで、彼女の夢を貪るのだ。その虫にとっては極上の甘露とも思える味なのだろうか。
 すぐに叶うようなささやかな夢などには、虫は巣くうことはないのだろう。
 だから、虫に食い尽くされてしまわないような、大きく強い夢を諦めなければいい。
 それは言うほど簡単なことではない。だから、夢の虜となった彼らは必死で生きている。
 なのに──「時間切れ」は近付くのだ。


 とかってどこまでも深刻になる余地のある話だからこそ、本編を吹き飛ばすかのような次回予告なんだろうな。テロップで長野県と出てるけど、朝日村は新潟県にもあります。丁度参議院選挙の真っ只中なんだけれど、役者から政治家になる人は結構居ることだし、夢が叶うと良いですね。そいえば提供読みが替わってるーってことはいつか浅沼さんにも順番回ってきますか? わくわく。


黒猫型異星人ファン倶楽部 - アニメ・ムシウタ 第3話 感想 -
 原作既読組の方。やはりケモノマンは既読組向けのサービスだったんですね。未読組からすると浮いてるように見えてしまって。折角冬枯れの公園なのだから、花咲き乱れる温室にご招待でも良いのになぁとかって。花の香りに誘われて季節はずれの虫達が集まってくるというのは絵的に綺麗なんじゃないのかなとか。って妄想がすぎてすみませんー。

#02「夢ノ絆」 ◆ #04「砕ケ散ル夢」

ブログ村:ムシウタ(アニメ)

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受信: 2007.07.21 12:22

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