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2007.09.16

ムシウタ#09「夢ノ欠片」

 2週休みの上スカパー! では今回も休止だなんてありえねぇ! という「ムシウタ」#09。CSしか見られないという人もいるのでこういうのは勘弁して欲しいです。BSの分が見られたので良かったものの契約してるのはあくまでスカパー!のwowowなんで。この際ムシウタはノンスクランブル枠だからというのは関係なくて。

 ここ1週間で、9/9 かみかりイベント@Club AT-X#127 → 9/13 1900「ゼーガペイン」#01-02@AT-X → 2400「ムシウタ」#09 → 9/14 1730「かみちゃまかりん」迷宮のメガネっ子 と見てくると、浅沼晋太郎さんの芝居の多彩さには素直に感嘆しますよーほんと。地声と全然違うんですもん。 浅沼スキーなら今回は特にヘッドフォン推奨。

 あと追記。アニメージュ10月号にて原作者の岩井恭平氏のインタビューがありました。

●日数経過はこうなっていると理解した。

 10(土)大助が無断欠席・1時間目の古典の授業中あさみが欠落者に(#08)
     利奈は学校を早退して自宅のアトリエで絵を描く(ここから#09)
     かっこうは土師と接触
     詩歌から大助への三度目の電話で翌日会う約束をする
 11(日)約束の「今度の週末」、プラネタリウムで大助と詩歌が会う

 #08ラストが1時間目だと思えるのに、#09でも休み時間の後にまた古典の授業(「虫愛づる姫君」とはまたお約束な)と見えるのが謎なんだけれどまぁいいか。ゼーガで常にクラシゲの生物の授業しか出てこないのと同じだ同じ。
 で、やっぱ12月でいいとして、大助の頬の絆創膏はいつまで貼ってるんですか。一度はがしてたような気もするんだけれど、7(水)に利奈と階段で転んでから貼りっぱなしだよなぁ。はがせない理由でもあるのかしら。

●利奈と詩歌
 あさみが欠落者になってしまって泣き崩れる利奈。朝っぽい鳥の鳴き声に「学校行かなくていいの?」という詩歌の台詞から、登校しようとしてもできないとも見えるんだけれど、上記の通り日数経過を考えると学校に居られなくなって早退してきたと見た方が良さそう。利奈が自分で言ってるけど、ほんと詩歌が居てくれてよかったよ。
 利奈はアトリエで絵の続き。残り時間がない立花利奈としての気持ちの整理のために必要な行為。つてもこれが後で大問題になるんだけれど。
 詩歌のパスタ、利奈が手を止めたところでやっぱりトンデモ料理なのかと思ってしまってごめんよ詩歌。踊り食いサンドイッチの印象が強すぎたんだ。
 後の場面になるけれど、床に座った位置の詩歌が見上げるように利奈の頬を手に抱くのって、これってどこかで見たような構図なんですが。

●1年D組
 あさみのいた部室は何もかも片付けられてもぬけのから。教室ではあさみと利奈、そして大助の席が空いている。「思考停止」という京子の対処は現実的なのだけれど、夢を見るべき年代に夢を見られないというのは酷いよなぁ。って、実は現実でもそうは変わらん。夢は何かと問われて即答できる人って存外多くはないのではないかと。その意味では次回予告って興味深いよなぁと思ったりする。

●柊子とC
 予想通りの展開で、かっこう救出劇は華麗にスルー(^^;
 まぁそんなこったろうと思ったが。Cが関与したと分かれば一々描かずとも良いわけで。Cはかっこうへのアピールに熱心だが、何せ柊子経由だからそれが届くのかどうか。残り話数も少ないしなー。

●土師とかっこう
 どこで話しとるんだあんたら。
 余人に聞かれたくない話をする場所としては定番ではあるのだけれど、別々の個室じゃ意味ないじゃん。って、同じ個室に入れたら腐女子の餌食か(^^; 他の局員が入ってきたらどうする気だよ。入口に「清掃中」とかの札でも立てておけば良いんだろうけど、なら別々の個室に入る意味がない。
 ただ、土師とかっこうの会話って互いの顔をちゃんと見合わせてる場面が殆どない感じ。確かに土師相手だとかっこうは結構素が出てるんだけれど、声はともかくとしてその表情をはっきりと見せ付けている訳でもない。とすると、あの個室の壁というのは上司と部下以上の関係を築いている土師とかっこうとの間にそれでも存在する心の壁を象徴しているのかとも読めるんだけれど。

 で、ここで土師を速攻詰問したかったから大助は学校を無断欠席した訳か。ふゆほたるのことをかっこうに黙っていたのは「そんな風に冷静さを失うからだよ」というのが、土師が一枚上手でイイカンジ。何だかんだいっても中身はまだまだお子様なんだねぇかっこう君。って、ふゆほたるに関することなんだから無理もないんだけれどもな。

▼ふゆほたるをガーデンから脱走させた人物が居るのは確かだが誰かは不明。
▼その人物がふゆほたるを欠落者から戻したのかどうかも不明。
▼ふゆほたるは現在桜架市に戻ってきている。

 というのが土師からの追加情報。この二人の会話は聞いてるだけでゾクゾクするんで嬉しい。ただ「お前は神様じゃない!」の一言だけは、申し訳ないが見直してて吹いた。←かみかりとまぜるな危険。神化できなくなってただの生徒会長になっちゃったキリオは今親父に乗っ取られて大変なのよ。

●詩歌から大助への三度目の電話
 ふゆほたるが桜架市に居る。そう聞いてしまうと、4年前の雪の街の光景が鮮やかに甦る。回想シーンと同じ場所に来てると見るのがお約束なんだけれど分かりづらい。
 彼の追憶を破るのは携帯の着信。画面を開けばやはり「非通知設定」の文字。#06「狙ワレタ夢」での、詩歌からの二度目の電話も非通知設定だったから、今度は大助モードの声で細く「はい」と出る。だからすぐに「詩歌です」と返ってくる。その声を聞いた大助の顔の輝くこと。漏らした息の弾むこと。あーもー可愛いなぁ。
 利奈が気を利かせて、週末会う約束をしているのだから電話するよう言ってくれたのだけれど、利奈のことが心配でならない詩歌は最初その約束を断ろうとする。でもそれを言い出せないまま、心が酷く揺さぶられたばかりの大助は#06とは様子が打って変わって、詩歌の言葉も聞かずに開口一番「会える? どこ?」と#02「夢ノ絆」以上に切迫してみせる。まぁ今のぐらぐらな彼には無理もないのだけれど。
 とはいえ今の詩歌は断るしかなく、大助も「そっか」と笑ってみせる。けれど「少しくらい、でも会いたいな」という落ち着いた声に、詩歌は翌日会うことを承諾。押してもダメなら引いてみな、をナチュラルに実践してるあたりが女殺しだなぁ(^^; まだ押してるうちに入ってるけど。5時にプラネタリウムでと今回は大助が場所を指定。押せ押せですねっ。
 ようやく詩歌の声が聞けた。詩歌に明日会える。そう浮き立つ心とは裏腹に、彼の顔を歪ませる右腕の痛みは残酷な現実を示す。現実逃避などしていられない、忘れさせてはもらえないタイムリミットが迫っている。

●大助と利奈
 日曜日の学校、利奈の覗いた美術室には先客が居た。詩歌に会う前に利奈の絵を見に来る大助というのはどーなのよとは思うのだけれどそれを問うのも酷なもの。
 大助が「良かった、元気そうで。落ち込んでるかなぁって」と利奈を案じる言葉を掛けるのに、利奈はフツーにその言葉を受け入れて「私は大丈夫だから」とか答えてるんだけどさ、この二人の美術室でのやりとりは前回(#06)に続いて大助の態度がえらく危険なんですけれど。こうも簡単にヒントをちらつかせるのって、気付いて欲しいというサインに見えちゃうんだけれどなぁ。
 利奈が何に落ち込むのかと言えばあさみのことなのだけれど、あさみが欠落者になった日はこの日の前日=土曜日で、大助は学校を無断欠席していたのであさみが教室から消えたことを知っているはずはない(*)。転校してきたばかりで利奈の他に友人もいる素振りもない大助に、あさみのことを伝えた人物がいるとも思えない。何故大助はそれを知っているのか、利奈がそのことを不思議に思う余裕はない。それよりも、あさみを失った悲しみに大助が寄り添ってくれるように思える方が利奈には温かく感じられているのだろう。
 だから利奈は大助に絵のモデルになるようにと告げる。って、本人の承諾なしに既に描き始めているのにさ(^^; でもここで 「いいよ」 って利奈に答える大助の声が、大助モードとしてはギリギリくらいに低くってえらく色気たっぷりで囁くような声音なんで無性に萌えた。ヘッドフォンで聞いてて良かったー。
 プラネタリウムに行くと言う大助だけど、詩歌は利奈に行き先は告げていなかったのか。「あいつ、星が好きなんだ」って利奈は言うけど、大助は転校してきた折の自己紹介で「趣味は天体観測」だって言ってたのは覚えてないのか。

(*)金曜にあさみが欠落者に→土曜に利奈が欠席して大助も2日連続で欠席だとは知らないという流れかもしれないが、月曜に利奈と大助が揃って登校すれば、土曜の大助の欠席を利奈が知る可能性もあるから結果は同じか。

●大助と詩歌
 キャラホビ2007で聞いてしまってから楽しみだったプラネタリウムでデートですよ(^-^) これがあるから、#08で一見かっこうロストに見えても、#09では何事もなかったかのようにデートするんじゃなかろうかと踏んでたんだけれどそのとーりでした。

 詩歌とのデートは3回目なのに、毎回遅れてきて詩歌に見つけられる大助。星を見に来たはずが詩歌を見てしまうのは仕方ないよね男の子。海浜公園の一件のフォローをしつつ、二人ともすぐに頬を赤らめてしまうのが初々しすぎて可愛いぞほんと。「クリスマスも会えるといいな」という大助に、間を置いて「うん」と小さく答える詩歌が可愛い。可愛すぎる。頭っからそうだったけれど、浅沼さんと花澤さんというこのキャスティングは偶然ではなくて必然ですよ。
 場所が場所だけに囁き声での会話になるので、ヘッドフォンで聞いてるとゾクゾクが止まんないつーか、なんかもう色々とヤバイ。やばすぎる。何なんですかこの大助の声の色気はー! すぐ隣でこんな声を聞かされた詩歌は確かにあれが精一杯だろうな。逆もまた同様で、あんなに可愛い詩歌が隣に居たりしたらドキドキは加速するよ。悶えるよー。←おちつけ
 詩歌が投影されているシリウスを掴もうとしても届かずにじっと手を見るのが何とも切なげなのだけれど、ごく微かな寝息(!)に隣を見れば 大助の無防備な寝顔が。 すぐ隣でこんなものを見せられた詩歌がその後投影を見ていられたのかどうかは定かではありません。
 投影が終わって「……ゴメン」って大助の声がまた可愛いー(台詞の息の入り方がたまらんのですよ)。「久しぶりにぐっすり寝たなぁ」と半ば茶化すように口にする大助に「眠れないの?」と心配げに訊く詩歌。はっとする大助に過ぎるその光景は──って、あんたずっとあの妙に狭いバスタブで寝てたんかい! というか、あれじゃ眠れないわなー、つーか痛々しすぎる。だから学校にほぼ毎回遅刻寸前なんだ。無理もないわ。バスタブを本来の用途で使って、ちゃんと体温めれば眠れるぞ。
 とはいえここは「そんなことないけど」と白を切るのがセオリー通り。外に出ると夜空には満天の星。ここのピアノから入る曲やっぱ綺麗だなぁ。くしゃみをする詩歌の手を取る大助、頬を赤らめる詩歌というのが、この二人はもー(じたばた)というものですが。
 大助の手の温もりを感じつつ、星を見上げて詩歌が思うのは「もう忘れたくない」という想い。何も求めずにただ生きているだけなんて──追われる立場の詩歌は、いつ再び捕らえられて、そうした日々に戻されるのか知れない。だから今度は詩歌の心が切迫する。「大助君の夢を聞かせて」と詰め寄る詩歌に、大助は視線を逸らして(ここ重要)静かに答える。「僕は、居場所が欲しい。自分の帰る場所を見つけるんだ」何と言ったらいいのか、この声はど真ん中の本音声。

 それはいつかどこかで交わされたやりとりと同じ。詩歌がじっと見つめてくるので「変だよね」と笑ってみせても、詩歌は素直に受け止めたまま。「前にも同じ夢を言った子が居て。私の夢も同じ」その言葉が引き金になったのか、外灯の雑音に目を遣った大助の視界、それを追う詩歌の目に留まったものは例のアレですかーと思いきやそれは一瞬の幻で。けれど詩歌はショックのあまり倒れてしまう。──うわぁ詰んでる、詰んでるよ!

●土師とみんみん
 土師の顔を見たくなったとは言うけれどやっぱり切れてなかったのか。レイディー・バードはもうズタズタだって、そーかそーゆー作戦だったのかって土師ってば何て鬼畜眼鏡。
 あさみを霞王が捕獲すれば中央には顔が立つ(けど、ふゆほたるの情報を渡すって約束じゃなかったか?)。かっこうが捕獲すればそれだけレイディーとの因縁は深まる訳で。結果そのイイトコどりみたいだけどなー。「そろそろ幕を引くか」って、残り話数少ないしねじゃなくて、土師的にはもう詰んでるってことか。
 まぁ土師にせよ虫憑きにせよ、それでも生きなきゃならないってのが人間というもので。辛いよなぁ。

●大助と詩歌と利奈
 詩歌の怯えを訝る大助、(こんなことが言いたいんじゃない)って(M)での芝居が絶妙で良い。これも良い意味で芝居に聞こえないナチュラルなお声なんですよねぇ。詩歌が解こうとする手を離さず(ずっとお手々繋いだままだったのか!)、肩に手を遣ったその折、お邪魔虫 もとい利奈が二人を目撃してしまう。うわぁ修羅場だ! あと一瞬利奈が遅かったらなーとも思うけどまだ無理か。
 詩歌の彼氏が大助だと知ってしまった利奈、その手から落ちたスケッチを拾って利奈の思い人がまた大助であると知ってしまう詩歌。この時点では後者に気付いてないかも知れない(けど美術室の一件から想像できなくはない)大助が目にしたものはそれどころではない──んだけど、「あれは……」の真意はまだこの一言だと分かりづらいかなぁ。分かってて鎌かけてたと踏んでたんだけどな。でも、分かっていても認めたくないという心理も人間のものだしね。
 逃げ出す利奈を追う詩歌の背後に光るものは、更にそれどころではない大物で。思わず後ずさってしまうあたりが彼の受けた衝撃の大きさを物語るもの。利奈もまた詩歌が(ずっと探していた)ふゆほたるだと知り、ここへきて完全にチェックメイトの様相。あと3話も掛けて決着つけるんですかって、このシリーズ構成なら3話要るか。構図的には詰んでるけど、パズルのピースはまだちゃんと埋まってないし。

 ただプラネタリウムの前で、利奈と詩歌が知り合いだということについて大助は疑問を抱いている様子がない。てことは#06で利奈が詩歌を学校に連れてきた時点で分かっていたんだな。いやそれどころじゃなかったという線も残るけど。

 あとナナホシとふゆほたるは、感情の昂りで虫が姿を見せている感じがあるけれど、かっこうの場合は違うんだよなぁ。詩歌からの電話の後にしても、プラネタリウムの外の修羅場にしても、まるで保護者に見える。

●プラネタリウムにつっこんでみる
 ドームの直径20m・傾斜式・200席前後ってとこか。矢印も出ないし、解説は録音ぽい処理。というのはまぁいい。問題は座席。確かに傾斜式だとあまり座席が倒れないんだけれど、それにしても倒れなさすぎでしょうあれは。映画館じゃないんだからさ。やっぱプラネタリウムで星を見るなら水平式で生解説が良い。
 日曜日の夕方5時の200席であのまばらな埋まり具合ってのはちとどうよとも。桜架市って関東の海沿いかと思ってたんだけれど、やっぱ前に疑問符立てたように名古屋あたりの地方都市なのかなぁ。それならプラネタリウムを出てきて外は満天の冬の星空というのもありえるかもしれないけど。関東の海沿いではあの星空はちょっとないんじゃないのかなぁ。神奈川の西の方とかならありえるのかな。って、架空地名なんだからそのあたりはファンタジーとして大目に見ろよ(^x^; 綺麗な星空なんだよ、でもその星は掴めないんだよ、なかなか叶わない夢に似て凄く遠いんだよ。それでいいじゃないか。

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ブログ村:ムシウタ(アニメ)

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» レビュー・評価:ムシウタ[アニメ]/第9話 夢ノ欠片 [ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン]
品質評価 6 / 萌え評価 31 / 燃え評価 3 / ギャグ評価 10 / シリアス評価 17 / お色気評価 24 / 総合評価 16レビュー数 29 件 “霞王”によってあさみは欠落者になってしまった。“ふゆほたる”がGARDENを脱走し、桜架市に舞い戻って来ていることを土師から聞かされ、動揺する“かっこう”。いっぽう、級友を失った悲しみを、利菜は絵と詩歌によって徐々に癒されていくが…。... [続きを読む]

受信: 2007.09.20 19:39

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