恐竜キング#39「恐竜大飯店」
日曜朝のお楽しみ、「古代王者恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー」の安定感が素晴らしい。
一話完結というお子様向けのお約束をきっちり守りながら、1クール毎の山場はきっちり作る。その出来はまさに王道一直線。こういうお子様向けをきっちり作るサンライズの本気は気持ち良い。新商品のCMが出る度にチェックしてるけどほんと次から次へと出てくるんで、販促アニメとしても立派に上出来だろうし、それでこそだし。CMはないけど1/1のガブのぬいぐるみが欲しい。こんな高額商品が通販では品薄だから人気は本物なんだろうな。
予告から妙に期待が高かった#39「恐竜大飯店」は、脚本:前川淳、絵コンテ:久保山英一、演出:いとがしんたろー、作画:鈴木幸江という布陣。個人的にいとがしんたろー演出回はヒット率が高い。久保山コンテは#29「サバンナの恐竜密猟団!」でのバトルも好印象。前川脚本は……前回はあの#34「忍者恐竜ディノニクス」でしたか(^^;
食べ物の恨みは恐ろしいという古今東西を問わないお約束過ぎるネタで腹痛ぇーってくらいに笑わせておいて、だからあんたは一体何者だ・何だかゾイじいさんが可哀相だ・3悪も色々な意味で可哀相だ・ノーピス黒すぎるだろ・その夕暮れの空の哀しい美しさは何なんだ・タルボーンヌさぁぁぁん! ってもうわけわかんねぇよ。もうあまりの出来事に素で唖然としましたが。でもタルボリンコさんだもの。恐竜キングだもの。どんな惨劇が起きようと何事もなかったかのようにいつも通りの次回予告をやるんだもの。#36「アクトメタルを奪え!」とかも充分すぎるほど恐い展開だったのになぁ。そっかノーピスって平川大輔さんだったのかってこの時初めて認識したんだっけ。
リュウタの 「オレ、まだ喰ってないのにぃぃぃ!」 の絶叫に、成体化したガブが呼応して雷鳴轟かせちゃってる絵が楽しすぎる(EDの提供バックでも使われてたし)。息が合いすぎてるぞ食い意地王コンビ。雷鳴のエフェクトも決まりきっててCG班もノリが良いなぁ。その後の怒りのサンダーバズーカでサイカとスピノを二頭まとめて仕留めるバトルも恰好良いぞー。ロト&ロア組が出張ってきてから取られ続きだったのに、勢いでマプサウルスのカードげっと! 白い歯を覗かせて不敵に笑うリュウタもお約束過ぎるカットなんだけれどこれが良いんだ。鈴木幸江さんの回のリュウタはやんちゃっぷりが可愛いなぁ。
あーでも真の食い意地王は、街中に恐竜が出てるのに悠然とタピオカ食べてる大物の亜紀さんかも。この母にしてこの子ありか。
「決戦! 炎の料理人」な二名はどっちも人間じゃねーだろあれは(^^; あのおじさんの謎はいつ解かれるんでしょーか。謎のまま放置されてる謎は結構多いんだけれど、やはり次回予告は何事もなかったかのように「世界遺産破壊の旅・バルセロナ編」なんだよなぁ。恐竜キングに一つ注文したいのは、数々の遺跡破壊へのフォローが欲しいなってとこ。お子様向け番組は教育番組なんだから。頼みます。
恐竜キングを見ていてほっとするのは、日曜朝の親子向け枠なだけに親子というものをちゃんと描いていること。何せ恐竜キングの監督+シリーズ構成+キャラクターデザインはダ・ガーン組だから、親子話は期待せずには居られないというのもあるけれど。
リュウタの父の剣竜は、一世代前の威厳のある父親を本人は目指したいのだろうにどうも友達親子になっちゃっているあたり、今の時代に合わせているんだけれど。それでも#13「大脱出! アクト基地」とかやるときはやるしね。#37「恐竜! 荒野の決闘」は、ほんとーにリュウタは剣竜の子なんだなーってのがよーく分かるエピソードだったし。基本は友達親子だとしても親子が仲良いのは見ていて嬉しい。
リュウタの母の亜紀さんは出番薄めだけれど、#35「エアーズロックのイグアノドン」でのレックスへのフォローとかほっとするし。レックスと言えば養父のオーエン博士のパパっぷりも暴走気味だけれど愛情溢れててイイカンジ。「奥さんが欲しい」んじゃなくて「レックスに母親をプレゼントしたい」であそこまでアタックできるのって良いよ。まだウサラパさんを諦めてないんだろうかあの博士は。
マルムの両親は1度しか出てきてないかなぁ。まぁ姉のリアスさんが出番あるからいいのか。でもリアスとレックスが姉弟と言われる方が知らない人は納得しそうだ(^^;
ロト&ロアの両親はちらっと出てきただけだし、謎のままのレックスの出自といい、まだまだネタはあるんだよなー。
以下個人的メモ。#39予告だけがフォーマット変更で作品名はフルでコール。#40予告は普段と同じ。何でだろう。ローテーションからするとそろそろ工藤寛顕演出くるかなーってことで次回も期待。工藤寛顕さんって98年のグリーンダイバーズでは制作進行だったんだよなぁってもう9年も前か。
■ web tac : 谷田部勝義インタビュー
「グラップラー刃牙」監督時のロングインタビュー。「ヤマトタケル」の監督もこの方(森田風太名義)でした(総監督は井内秀治氏)。そりゃ自分がはまるはずだ。
終盤でサンライズ作品についても言及あり。富野監督と高橋監督、そして故・神田監督に対する短評など興味深く。吉川惣司さんはほんと何でも出来る方だよなぁ。脚本の印象が強いけど監督もされるし、ダグラムのキャラクターデザインは個人的に凄く好き。
■R'sM 恐竜キング各話レビューといえばRowenさん。#39も楽しみにしてますー(^^)
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