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2008.02.21

ゼーガペイン北米版DVD2巻

 ゼーガペイン北米版DVD2巻(#06-10)の感想。DVD Fantasiumで予約して届いたのは年末押し迫る頃でした。1巻についてはこちら。

 英語で聴いてても、ここぞという場面はつい巻き戻して日本語で聴き直してしまうのは浅沼晋太郎さんスキーだからです。You Know it!

北米版trailer
BEI公式

06 : Meta-Body
07 : Lost Souls
08 : On the Other Side of the Water
09 : Wet Damage
10 : Again, Summer Comes

 2巻の背はカラー設定のリョーコ。#07のタイトルはジャケットとSCENESのメニューでは "Wandering Soul" との表記。DVD Extras の内容もジャケットの表記には不備がありますが日本版に準じたものがちゃんと入ってます。メインメニューのBGMは1巻と同じ「toward the victory」、ゼーガっぽいフレームはガルダの青。SCENESのBGMは「a rainbow in the shell」。CREDITの初期画面はシズノ。映像は#10のED。PLAYで重なるアイコンはキョウとシズノ。

 さすがに#06以降ともなると、込み入った話に入ると英語も難しくなってきたような気も。舞浜パートの日常会話はまだ分かりやすいんだけれど。英語音声と英語字幕の表現の違いは、英語字幕はあくまで日本語音声の補助のためのものだから日本語の直訳に近く、英語音声はそれ単独で自然に聞こえるように言葉を選んでいるものなのだとようやく分かったのだけれど、違っているところは気になるもの。

 #06で「なめんなよ、千葉県民をぉっ!」のところはどちらも(表現こそ違えど)そのまんまっぽい訳だったのだけれど、東京に沈む夕日を見ながらの、東京は舞浜の隣(運河の対岸)というあたりは音声では説明を追加していた感じ。この位置関係って日本に住んでいてもひょっとしたら分かってなかった人もいるのかも。千葉県民をなめたらあかんというのは、キョウちゃんに言われるまで気付かなかった千葉県民も居たことだしな(^^;
 あと1巻でうにゃうにゃ言ってた「バニッシュメントモード」はやはり "Banishment" らしい。むぅ。

 誤訳とまでは言わないけれど解釈が違うと思ってしまったのが、#06でのシズノの「そんなに私に言わせたい?──そうよ」が、英語音声では直前のキョウの「嘘だ!」を受けて「私が嘘を言ってるというの?──嘘じゃないわ」になっちゃってて(*)、この後のシズノの「……意地悪(That was mean of me.)」が、 "Forgive me(許して)" になっちゃってるのよ。それじゃ逆だろー(i_i) とは思うけど、その前(*)を変えちゃってるから仕方ないのかなぁ。はぁぁ。

 んで、この直後のキョウちゃんの見せ場。うん。英語のキョウちゃんも悪くないんだろうと思うよ。でもやっぱ浅沼さんは凄いわ。車内の絶叫から、バルコニーでの掠れながら震えているあの声音での芝居は胸に突き刺さるもの。英語の吹き替えが作られた今では、浅沼さん以外のキョウちゃんが現実に存在するんだけれど、浅沼さんのキョウちゃんだったからここまではまって、突き抜けたんだって言い切れるよ。勿論贔屓目はあるだろうけれど、この胸の痛みは本物だと思えるもの。
 などとまず声の話をしてしまうんだけれど、この「オレもお前も、幻だってさ」の台詞がまた違う。字幕は日本語に準じて "You and me both... We're just phantoms." となっているんだけど、英語音声の方は "You and me both are just ghost in the machine." となってる。えーなんでこうなっちゃうのーとか思ったんだけれど;

the ghost in the machine
[哲学](肉体という)からくりに宿る霊;肉体とは別物とみなされる精神《二元論批判論者の揶揄した言い方》 (ジーニアス英和大辞典)

 うはー。ギルバート・ライルだよ。カテゴリーの錯誤だよ。「ここでデカルトはベタすぎる!」が印象的な#06をこの台詞で締めますか。やるな北米版。

 話を戻して#06で登場したクリスとアーク。再構築中のシズノのデータを見ながらの台詞は英語の方が説明が増えてる感じ。"regenerate" とは「再生」で、本編用語的にも妥当か。幻体データだから「再構築」って思い込んじゃったかな自分。クリスがこの光景を見慣れてるというのは、アークが何度も数字になってるからなんだろうなぁ。復元者の訳語は "Reconstractant"。アイキャッチの "Zegapain" の英語の声はちゃんと英語版のAIの人ですね。
 あとキョウがカミナギの家で呆然と聴いてる「ペイン・オブ・ゼーガ」のOPナレが英語音声では消えてる。あれはあの「あなたは戦えますか? 突然目の前の世界が崩れ去っても」というゲームのナレがそのまま自分の現実となってキョウは何も手に付かなくなってしまった、という場面だからナレがないとよく分からんような気がするんだが。英語字幕はあり。それとカミナギの「ぶぅ~」はやっぱ香菜ちゃんのが可愛すぎる!

 #07で、キョウの2回目の「バカ野郎ーっ!」の台詞が字幕はあっても英語音声がなかった。ハヤセの「潮時か」というのは "This may be his chance." となっててキョウを指す言葉になっていて、ある意味分かりやすいんだけれど、曖昧な日本語で含みを持たせてるところがばっさり切られちゃうよなというところも。日本語だとハヤセ自身への言及にも取れる台詞だったんだけどな。ミズキの「ハヤセっち」はそのまま。フリスベルグのAIはちゃんとスペイン語で喋ってます。

 #08、キョウちゃんならではの名言「傷つける痛みってのもある」が、字幕では "Pain comes with realization" って、何か違わないか。英語音声の方が日本語に近い発言のようなんだけど単語が聞き取れなくて悔しい。

 #09、カミナギの「しびらいぜーしょん、ぶんめい、ぶんめい」は単語の定義の言い換えっぽい感じに。リチェルカの「取らぬ狸の皮算用」は "chiken" で言い換え。クリスとアークが舞浜に来た雨の中、ウシオ達と別れたキョウがビニール傘を差して鼻歌を歌ってるの、英語で初めて気がついて日本語聞いたら確かになんか小さく歌ってる。ごめんなさい浅沼さんー。
 デフテラ領域の障壁を突破するのにシズノが数値をMAXに設定してるのは "tunneling coefficient"(ツネリング係数)って日本語聞いても意味不明だったのが英語字幕だと分かるーありがたい。ヴァージェムって "Viagem" の綴りはそのままのはずだけど、AIの音声を日本語/英語と切り替えると発音が全然別物に聞こえる。シズノとキョウの「やる?」「もち!」のとこ、英語音声での "Shall we?" "You know it!" ってのも小気味良いなー。字幕だと "Of cource!" と直訳。"BONUS STAGE!" はそのままだけど浅沼キョウちゃんのヒーロー声はやっぱり格好良いぞ! ←主観MAX

 #10は特に違和感はなく、英語のキョウちゃんも良くなってきたなーと思えたり。単に自分の英語耳が鍛えられたのかも知れないけど。「やっぱ主役はオレしかないっしょ!」のとこの英語とか結構感じ良かったりするのですよ。"Now really the perfect guy for the role, am I?" って感じで、字幕とも少し違うけど。締めの "I'm here for you!" なんてのは、はっきり物を言う英語ならではの格好良さですよ。ほほほ。浅沼キョウちゃんの「オレがついてる」って、静かに力入れてるあの加減は絶品ですが。ほほほほほ。
 浴衣と花火でお祭りというのをアニメではよく見るけれど、ゼーガの夏祭りの美しさは飛び抜けているように感じる。ブルーレイでゼーガがリリースされたら環境きっちり整えて堪能したいんで是非出してくださいな。当初はMS絡みだからHD-DVDかもとか言ってたんですけれどもねぇ。東芝これからどうするんだろう。

●English Voice Cast (vol.2での追加分:vol.1
 Chris : Doug Berholt
 Arque : Sarah Sido
 Isola : Jeni Good (Computerと同じ人)
 Irie : Bernadette Zita
 Kuroshio : Sam Andrews
 Abyss : Bill Lemas
 Sin : Kelly Early

 ……って、ぉぃ! 英語のアビスってばなんちゅー配役だよ! ありえねぇ!
 まぁ考えようによってはありえねぇどころか、その方が面白いかもだけどな!
 なんかもう今後の展開を考えるとワクワクするぜ!

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