是我痛:ロケ地ツアー洲崎編
千葉県民推奨アニメゼーガペインのロケ地ツアー(聖地巡礼)、ついに洲崎編。最終回で登場する灯台を訪ねてきました。
灯台周辺の滞在時間は急な上り下りを繰り返して、TIME OUT Cafeでお茶をしてゆっくり3時間。事前のメモが長いので、さくっと写真を見たいひとは飛んでください。
【先達と地図】
本放送終了直後の「灯台を探せ・2」にて、あれは洲崎灯台だと見当を付けて以来早3年。この記事を見て実際に洲崎へ足を運ばれたMoonlitさんのお写真で確証が取れて、先頃にはしげるさんも洲崎へ。お二方のお写真と記事とを改めて読み直しました。
■- Moonlit/Color -
■やっぱりチョコが好き。: 人生初の聖地巡礼に挑戦
1:25000の地形図で灯台周辺の地形を再確認。水泳部分室の小屋があると思われる浜辺は灯台の南東の小川が流れ込む入り江だと思うので、灯台と入り江の2箇所を回ることにしました。
■国土地理院:地図閲覧サービス 洲崎灯台周辺
■彩色地形図 - 地図センター 館山の彩色地形図。こちらだと砂浜なのがよく分かります。
【洲崎への長い道】
まず館山駅までの公共交通機関での主要ルートは以下の通り。
●内房線・外房線
南房総フリーきっぷ が便利。フリーエリアまでの特急普通車指定席が使えて、館山駅からのJRバス関東の路線バスもフリーエリアに含まれています。
●高速バス「なのはな号」
東京方面からだと「なのはな号」が割安。ただしアクアライン800円のために混雑が予想されるので注意。内房線から見える道は行きも帰りもかなり混んでいました。
館山駅でのJRバス関東の路線バスは乗り継ぎ割引(200円)が使えます。
●高速バス「南総里見号」
こちらは千葉から出るバス。予約が出来ないのがやや難か。
名前は勿論『八犬伝』絡み。2009/10/18(日)には館山市で「里見まつり」があります。 ←リンク先の記事は昨年の内容
そして洲崎灯台へは、館山駅からJRバス関東「フラワーパーク」行きで「洲の崎灯台前」下車5分、大人490円。
■館山駅~城山公園前~西岬~洲の崎~伊戸~南房パラダイス~フラワーパーク~野島崎灯台~安房白浜 | ジェイアールバス関東 (土曜・休日) 路線図 (別窓で拡大)
【洲崎の空は青いか】
■ピンポイント天気([294-0316]千葉県館山市洲崎) - ウェザーニュース 南房総市のライブカメラあり。
当日の天気予報は曇り。ただし午前中は晴れ間も、とのことでツアーを決行。この日に行くと決めないと行けないよ、と背中を押してくれた兄貴ありがとう。
特急はえきねっとのシートマップ予約で海側の席を指定したし(さざなみの列車編成を見ながらだと便利)、あとは自動券売機で南房総フリーきっぷを買うだけ……って、何で東京都区内発のしかないんだ! ここは千葉県の武蔵野線の駅なのに。まさかこんな落とし穴があるとは。
運良くみどりの窓口が空いていて、舞浜~蘇我発のきっぷを窓口発券できました。発券してもらっている間に京葉線に乗り換える南船橋までの乗車券を券売機で買おうとして、モバイルSuicaが使えないと焦るも小銭があってほっとして窓口に戻るとまだ発券中。列車には間に合いましたが、もっと時間に余裕を持たなければと未来の自分への警告。
京葉線車中で引いた サンライズステーション mobileの「燦雷図神社おみくじ」で;
【吉】 成功の確率が低いことにも挑戦してみよう! 挑戦をしなければ成功もありません
などとガオガイガーさんのありがたいお言葉が。海浜幕張駅ではスカイブルーの201系も見られたし、あんな色の青空が見られたら良いなぁと期待しつつ、さざなみ5号(E257系)に乗り換え。鏡を使った内装がいかにもリゾートトレインで良い感じ。お手洗いが綺麗でびっくり。
内房線に入って少しずつ雲が切れてきて、上総湊のあたりでは青空が。ただその後また雲が出てきて、館山駅ではどよーんとした曇り空に。
館山駅のバス乗り場は東口へ出て、階段を下りてそのまま前へ歩いて、交番の隣。洲崎灯台へは1番乗り場のバス。
階段を下りたところで右手に回り込むとタクシー乗り場の前に観光案内所があり、各種パンフレットやレンタサイクル(電動自転車)もあります。
バスに揺られて岬の山道を約30分、灯台が見えてくると少しずつ雲が切れてきました。
「洲の崎灯台前」バス停から灯台を見るとこんな感じ。
道の向かいに見える小屋つきのバス停は館山駅行き
歩行者に優しくない道を、自転車や乗用車に充分気をつけつつ歩いて灯台まで5分ほど。標高差20mくらいを一気に登っていくとこの光景ですよ!
灯台そのものの中には入れませんが、周囲には展望台もあって見晴らしは良いです。標高は30mくらい。ぐるーっと写真を撮っていたら (パノラマ写真は別窓で) どんどん青空になっていきました。やったー! 神様ありがとう! おみくじ当たったよ! 201系みたいな青空だよ! apparation sky をつけてきた甲斐があったよ! やほう! (^Q^)/
ゆっくり30分は灯台に居て、照り付けてくる日差しに日傘を出して、もう一度灯台を撮ってから階段のもう一方を登ってみることに。「夕日が丘 富士見台」からは残念ながら富士山は見えず、更に登ると洲崎帝釈天があり。柴又帝釈天の分祀だそうです。
何だか間違えてこちらに登って、灯台の方へコンクリの壁を無理矢理登ってるひとも居たんですが……危ないからあれはやめた方が良いです。
【TIME OUT Cafe で小休止】
先のしげるさんの巡礼記で紹介されていた「TIME OUT Cafe」。この店名、ゼーガスキーとしては行くしかありません。お昼もすっかり過ぎていたので、バス通り(県道257号線:房総フラワーライン)を館山駅へ戻る方向に歩いて寄ってみることに。因みにそのまま道なりに歩くと、館山駅行きの「矢尻の井戸前」バス停がすぐにあります。
2階の窓に「営業中」の札はあるも、民家を改築したお店の入り口は、どう見ても普通の玄関の引き戸。おそるおそる戸を開いて、つい「ごめんください」と声を掛けてしまいましたが普通に営業中でした。
■館山夏の得プラン82:TIME OUT CAFE 9/30までのクーポンあり。
館山市洲崎137-1 tel:0470-29-0090 Google map
休日:木・金 open:月-土 11-17 日 13-17
チーズケーキが美味しい、という声があったのでチーズケーキを頼むと、「今できたてなんですけど」とのことで、「固まっていないクリームチーズのクッキー添え」状態で出てきました。それって今しか食べられないですよね、とオーダーしたのですが、チーズが濃くてなかなかのお味でした。後で伺ったお話では、この食べ方が好きなお客さんも居るのだとか。
どれでも選べるドリンクつきで800円。手作りのレモネードはすっきりと爽やかで、添えられた蜂蜜はくせのない甘さが優しく。窓からは海が見えてのんびりできました。
因みにお店の名前は「日常や仕事を外れてひと休み」とかいう意味なのだとか。そういえば小休止とか中断とかいう意味がありました。そっちの方が辞書では早く出てきますよね(^^; 先のクーポンでのお土産に酸素水も戴いたり、色々とありがとうございました(^^) 今度は夕暮れ時に、固まったチーズケーキを戴きに伺いたいです。
【水泳部分室のある入り江】
TIME OUT Cafeで、先に見当を付けておいた入り江への道を訊くと、お店のすぐ隣の道を下りれば漁港に出られるとのこと。お礼を言いつつお店を後にして再び歩き。ごく近くに海抜11mとかって数字が出てたから10mくらいは一気に下る急な坂道です。灯台といい岬道といい、気分は軽い山登りです。
漁港を右手に見て左手の入り江へ。高台では気付かなかった磯の香りがかなり強かったです。地形図では小さな川の河口部で砂浜になっているのですが、コンクリで固められた小川には相当潮が入り込んでました。これでは生活用水にはならないなと思いつつ、入り江の砂浜に足を踏み込むと。
打ち上げられた海草とごみで凄い有様でした。
ごみの処分さえ話が付くのなら掃除のボランティアをしたくなったくらい。
一人じゃ到底無理な量ですけど。
女子は特に覚悟して行ってください。
劇中でのあの白い砂浜のイメージは欠片もありません。
そして磯の岩肌の黒さを見れば、砂浜も黒くて当然なんですが。
つか内房の海は基本的に砂浜は黒いんですが。
アニメでリアルに黒い砂浜を描いても綺麗じゃないんですが。
でも入り江から海を見る構図が劇中そのままだと思うので、やはりここでしょう。
北側に開いた海の水平線の遥か彼方には、舞浜があるのです。
ということで、しげるさんに倣ってやってきましたよ。はぴば!
BD化応援サイトのZEGAZEGAさんが、ラジオ埋めをなさろうかというご様子ですが、スコップか熊手があると良いかもしれません。あーでも波打ち際はほんとごみがすご(以下略
釣竿の岩場まで渡れないかと浜辺を端まで歩きましたが、海水が入っていて渡れず。この日は大潮で、小川と浜辺の様子からすると満ち潮に向かい始めた頃かと思うと(潮見表でもそうなってた)、引き潮ならなんとか渡れそうな気も。つかキョウちゃんなら渡る。
■洲崎(本州南部)-釣り、潮干狩りに使える全国の潮汐・潮汐表・潮見表・タイドグラフ「日本の潮汐」
で、帰宅してから写真を見直してて、劇中でアルティールと釣竿が映るカットって、あの漁港の堤防の先から見たんじゃないのかと。釣り人で一杯だったから行かなかったんだよなぁ……こりゃ再訪しなくちゃか。
入り江近くの遠景は、堤防が砂嘴になったと思えば、灯台から見た風景で良いかと。
因みに入り江の上にあるのが、ホテル洲の崎 風の抄。こちらのサイトに曰く;
当館敷地内の入江近くから湧出する洲の崎温泉は、平成15年11月から開湯いたしました。洲の崎温泉は、海が近いこともあり、特にナトリウム成分を豊富に含むため、よくあたたまり、入浴後はお肌がすべすべになる美肌の湯とも言われております。
てことは、キョウちゃんのお風呂は毎日温泉なのか。良いなぁ!
【再び洲崎灯台へ】
先の入り江の遠景を望遠で撮りなおすのに、再び洲崎灯台へ。すっかり晴れてこんな写真が撮れました。
灯台前のバス停に戻って汗を拭き、夏の間鞄に入れっぱなしだった扇子が役に立つ暑さでした。館山駅行きのバスに乗って海側を見ていると、香谷(こうやつ)と浅間神社前の間に、かやぶき屋根の家があり。彼岸花も道端のあちこちで咲いていて、赤い彩りが綺麗な秋の日でした。
さざなみ18号(255系)が館山を出る頃には、またも曇り空。滞在中だけ晴れてくれていた洲崎の空に感謝しつつ、雲間が薄紅に染まる東京湾を見ながらの帰路につきました。
255系(1993年)は行きのE257系(2004年)より前の世代だなーとは思いつつ、中央の肘掛はないがフットレストバーがあって柔らかめに感じた座席はE257系より良いかもとか。2種類の車両に乗りたいからと列車を選んだものの(←ただの鉄子)、疲れ具合からすれば滞在時間は丁度良かった感じ。
洲崎神社にも行ってみたかったんだけれど、そのあたりはまたの機会に。今度は夕暮れを見て温泉に浸かって海の幸を食べての旅行でゆっくり来たいなぁ。
それでも残るロケ地はあと1箇所。舞浜のタコの居る公園へ行きます。
←ロケ地ツアー:浅草編2 ◆ 浦安編4(タコ公園ほか)→
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コメント
洲崎行ったんですかー!!
晴れて本当によかったですね!!!
ラジオ撮影は……まずラジオ自体を何とかせねばですね(^^;;;;
投稿: ZEGAZEGA | 2009.09.24 01:03
>ZEGAZEGAさん 毎度ありがとうございます。
洲崎には是非行ってくださいませ(^^)
灯台に上がったら晴れたという奇跡的なお天気は幸運そのものでした。
ラジオ自体というのもまた大変なものですが、あの浜辺は(以下略
九十九里とかならさくっと白浜に埋められるんでしょうけれど、
やはり洲崎に拘りたいんですよね。
また行かれましたら是非れぽをお願いしますね。
投稿: しののめ | 2009.10.04 00:49