ゼーガペイン@TAF2010 れぽ4
東京国際アニメフェア2010にて開催された、「ゼーガペイン」ROBOT魂発売&BS11放送開始記念トークイベントのれぽ4本目(最終回)。既報にて概要は周知とも思いますので、以下は浅沼晋太郎さんスキー視点での長文のれぽであることをご了承ください(_o_) 文章一部敬称略にて。記憶違いもご容赦ください。
【4】BD化プロジェクト、そして ── 戦いの終着駅はまだここじゃない! ──
今回のトークイベントにはもう一つの報告が。ということで、こちらも既報ではあるのですが、BDA あなたの力でBD化プロジェクト 第2弾 にてゼーガペインが総合1位になったことを受けて、その表彰式が行われました。
廣岡「(BD化プロジェクトに)投票したひとー!」 当然殆どの人が挙手。自分の位置からは見えなかったんですが、幡池さんも挙手されていたとか(^-^)
BDAの投票で、投票に参加したファンの前でのこうしたセレモニーは初めてではないでしょうか。
そして、ゼーガペインという作品自体も「受賞」は初めてではないのかと。
■BDA 12月の投票 あなたの力でBD化プロジェクト ランキング第二弾<アニメ編・リターンズ>
■未来へエンタングル! ヽ(^◇^*)/|ブルーレイディスクの小部屋
既に上の記事にてバンダイビジュアルの上山公一氏、次の記事にてサンライズの古澤文邦プロデューサーに盾が手渡されているのですが、今回は下田正美監督に。
上手側から登場した人(お名前の紹介なかったと思います)から監督に盾が手渡されました。満場の拍手での祝福。あれっABI@BDAさんからじゃないんだ。などと自分は思いつつ。
下田「重いです」
浅沼「精神的にも、ですか?」
下田「そのつもりで。皆さんのおかげでの1位なので」
画面には第一弾での2位、第二弾での1位という経緯を含めての、今回のゼーガの得票数の発表。トロステとアニメージュの具体的な数字はこれが初公開でした。投票に参加された皆さん改めておつかれさまでした(^^)
Web:22995pt(1位)トロステ:8020pt(6位) アニメージュ:4950pt(5位) 合計: 35965pt(1位)
廣岡「ゼーガペインはコメントがとにかく多かったんです」
なにしろ コメントだけで6654point で227ページですからね。圧倒的でした。
そこへ下手側でなにやら動きが(例によってよく見えない)。
浅沼「香菜ちゃん下がって!」
えっなになに! と思っていたら、ついにABIさんご登場。
浅沼「小芝居つけてごめんなさいね」
てことはこのパート、「演出:浅沼晋太郎」だったんですか!? すごいよABIさん!
ABI「コメントは240ページあります」
という経緯は、以下のABIさんご自身によるTAFの記事に詳しいのですが;
■TAF 主役はもちろん v(*'-^*)bぶいっ♪|ブルーレイディスクの小部屋
このコメントの束をまず廣岡さんに渡し、追加分をゲストに配られてました。
通常の500枚のPPC用紙の束の約半分。かなり重いです。おつかれさまでした。
1つめのコメントは廣岡さんが読み上げて(多分あのお方のコメントだろうなと思いつつ)、ABIさんのアタックで香菜ちゃんがもう1つを読んでくれました。
花澤「前回の2位という数字はリセットされて、再び繰り返す投票の日々……キョウちゃん、キョウちゃん」
細い声を詰まらせる香菜ちゃんが見上げるのに、浅沼さんが覗き込んで。
花澤「『カミナギっぽく(読んでください)』って書いてある。降りて来い~降りて来い~ 戻って来いカミナギ! 」
浅沼「舞浜南放送局みたいですみません」
花澤「世界はブルーレイで一杯だよ!」
ABIさんはほんと嬉しかったものでしょうね(^-^)
実はこれ私の最終日のコメントっぽい(*)ので自分も一緒に喜んでおきます。香菜ちゃんとABIさんありがとう!
(*)最終日なのでゼーガだけでなくBD化プロジェクト自体への応援コメントのつもりで。最初のフレーズであれっと思って、帰宅して残してた投票コメント見直して改めてびっくりでした。
そして香菜ちゃんならではの剛速球が。
花澤「これ1位になると何かあるんですか」
その場の全員の無言の期待がバンダイビジュアルの廣岡さんに集中する!
廣岡「……前向きに検討中です」
としか、まだ答えてはもらえない。それがゼーガの現実なのです。
●ありえないプレゼント
ここで、幡池さんから主演の二人にプレゼントとのこと。
#それで「キャラクター原案」として最初に紹介されたのかと。
画面に映し出されたのは、プレス記事では既報のイラスト。
ありえない冬服での、卒業式のキョウとカミナギ。タイは青いので3年生。
#タイが赤のままでも胸元に花をあしらって卒業証書の筒があれば卒業生の記号にはなるとは思いましたが、違う部分としての記号を出す意図は分かります。
浅沼「これ見てくださいよ、カミナギの髪が短くて、キョウは(前髪が)少し伸びてる!」
と、浅沼さんらしい見方をされてるなーと思ったらそのお隣は;
花澤「きゃーーーーっ!」
とにかく大騒ぎです。大喜びです。会場も騒然としております。
折角だからアドリブで台詞をつけてと言われて、上手側に離れて立つ香菜ちゃん。
浅沼「向かい合わなくたって良いじゃない、何で対決みたいになるの!?」
そう言われてステージ中央に戻って、客席を向いて立ってくださいました。
お二人こそあの画面を見ながらの方が声を当てやすかったんじゃないかと思うんですが、客席を向いてくださるのが嬉しいですね。
カミナギ「キョウちゃん、その第二ボタン」
キョウ 「何だよ」
カミナギ「……ほつれてるから、縫ってあげるね」
キョウ 「縫うのかよ! ありえねぇ! 貰えよ!!」
会場は当然万雷の拍手! カミナギはどこまでもカミナギらしいし、キョウちゃんがまた可愛すぎる!! 素晴らしかったです(^-^) あぁぁぁあ#18見直したい! ブレザーの第二ボタンは鳩尾のようなって気にするな!
下田「幡池氏は冬服やりたがってたので」
幡池「他の仕事もあったので……また直したいです」
いえいえほんと素敵です幸せです。お忙しい中にありがとうございました!
花澤「このアニメやりたいんですけど」
浅沼「もっと大きな声で!」
花澤「このアニメやりたいんですけど!!」 当然客席は拍手!
浅沼「干し芋が作品になるんだからこれも出来るよ」
そうですよね出来ますよねっ!
どうやら香菜ちゃんにスイッチが入ってしまったらしく。
花澤「舞浜でイベントやりたいですよね」
浅沼「舞浜は難しいんじゃない? 大人の事情もあるから。隣の(新)浦安なら市民ホールとかあるけど」
新浦安には確かに浦安市の施設 市民プラザWave101 もありますけど、ゼーガと同じテレ東の「ケータイ捜査官7」は舞浜のシネマイクスピアリで上映イベントやりましたから、やって出来なくはないですよっと。SC14ならDLPですし。是非やってください(^-^)
■津田寛治、松田悟志らが登壇する『ケータイ捜査官7』の劇場上映イベント開催決定 -TV LIFE (2009)
ゼーガではシマ役の坪井さんも出演された楽しいイベントでした(^^)
●そして光の未来へ。
浅沼「じゃ、言ってしまおうかな」
などと口にして間を置いて。
浅沼「ゼーガの舞台やります」
静かな深い声音でこう言い切った浅沼さんの恰好良かったこと!
男前すぎて本気すぎて震えました。なんという覚悟かと。
トーク中、キョウの台詞で何度も場内を沸かせてくださいましたけれど、自分にはこの浅沼さんの肉声が一番鳥肌立ちました。
浅沼「……後で僕逃げます。でも、言霊ってのもあるし。言ったもん勝ちで」
浅沼さんは舞台の仕事で食べている人なので、出来るかどうか分からない舞台を「やります」と言ってしまう、その言葉はとてつもなく重いものです。
言霊を生かすには熱意という突破力が必要なのは言うまでもないこと。
── 本気で進めるから、本気で応援してほしい。
浅沼さんのお言葉を、自分はそう受け取りました。
浅沼「香菜ちゃんはカミナギだからね」
花澤「キョウちゃんは浅沼さんですよ」
浅沼「ライトの下とか舞台の端でならキョウもやれるけど」
などというやりとりも続き。浅沼さんはちゃんと舞台の中央でキョウちゃん出来ますって!
後で嬉しかったのが、miyayouさんのつぶやき。 「浅沼さんは初めて見たけど、かっこいいですね。あれなら舞台でキョウ役は任せられる!^^ 」
そうですよ! 浅沼さんにしか出来ないソゴル・キョウのもうひとつの物語をこの目で見たいとずっと願っているのです。
←舞台でゼーガペイン? 3年前から舞台化の話はあるのです。
浅沼「夢は叶うものなんだなと。僕達も(こういうイベントなどは)ずっとやりたかったけど。コメントとか本当にありがとうございました」
花澤「ニコニコしちゃいますね。また絶対できるはず。ねー。 ねーー!」
下田「次はBD化のイベントで。言ったもん勝ちで(笑)」
幡池「BDが売れたら(新作入れて)総集編やりましょう!」
などという言ったもん勝ちシリーズに、廣岡さんが「前向きに検討しますー」としか言えずにタジタジに(^^;
浅沼「戦いの終着駅はまだここじゃない!」
と声を上げられたのは、まさにその通りで。
これからも応援しますよ(^-^)
●もう終わり。
との廣岡さんのお言葉にお約束の反応が。
客席「えー」
廣岡「またね! またやりたい!」
これも心底、廣岡さんの本音だったのでしょう。
ということでゲストの最後のお言葉。
浅沼「4年経っても応援してくれてると(言葉では)聞いていても、(イベントで実際に集まったファンを)目にすると(本当なんだなって)。 可能性を信じて、ゼーガペインで何かやりたいです。 ゼーガでデビューだったので、ここに居るのがまだ不思議です。初心を忘れずにいきたいと思います。応援してください」
花澤「楽しい時間をありがとうございました。ゼーガで何か…… ブルーレイだ! BDでオーディオコメンタリーとかやりましょうよ!」
浅沼「『舞浜南放送局』も入れれば?」
花澤「撮りなおしましょう! 魂入った状態で!!」
魂入ってなかったのか(^x^;
でもこの言葉が嬉しかったのです。『忘れてください』というのではなく、『撮りなおしたい』というのが。3/31のひとかなのTAFトークでもやはり『撮りなおそうよ!』というお言葉が出ていましたから、これはもう撮りなおしていただかなくては(^^)
そしてBVから言ってくれとのことで、「ぽてまよ」のDVD箱が出るのと、「いばらの王」の告知。大活躍ですね(^^)
花澤「最後に皆で『エンタングルー!』って!」
やっぱり来たか!(^^;
浅沼さんも「やるのー!?」みたいな反応をされていたような気が。
そして香菜ちゃんに続けて客席の『エンタングル!』返しがばっちり決まって!
浅沼「凄い凄い! 今までのきっかけが取り辛いのじゃない!」
花澤「全然余裕ですよ!」 (^Q^)
浅沼さん貴方の気持ちはよく分かります。
本当に香菜ちゃんは凄くなりましたよ。もう通訳も要らないんだもの。
後で「ムシウタ」DVD1巻特典の記者会見の動画見直して、その成長ぶりに驚きましたもの。
←ムシウタわらわら 記者会見一般参加れぽ
←ムシウタ@キャラホビ2007
ひとかなでも「イベントで緊張しなくなった」という香菜ちゃんの言葉を聞いてて頷いたのだけれど、香菜ちゃんも浅沼さんもすっかりイベント慣れされていて。この4年でお二人とも素晴らしい活躍ぶりだものなぁと。感服です。
下田「アニメーションというのはどうしても一方通行なので、(このイベントで)ファンの皆さんの顔を見て、この作品を作って良かったなと思いました」
このお言葉を聞けて良かった(i_i)
ゼーガペインを作って貰って、この作品に出会えて本当に良かった。ありがとうございました!
幡池「(一般の)ファンの方も居てくれてるけれど、ゼーガは業界にもファンが多いんです。偉い人も含めて、これからゼーガを盛り上げたいと思ってくれてる。なのでファンの皆さんも力を貸してください」
出来ることならいたしますとも。微力でも!
作り手の皆さんもどうぞゼーガへの愛と情熱を持ち続けてくださいませ。
ゲスト退場となり、上手への去り際に。
浅沼「ありえねぇ!」
と声を上げて、お約束の台詞で締めくくってくださいました。
本当にこれは色々な意味で『ありえねぇ』イベントでした。
四畳半では胸に手を当てて客席に一礼して去るのがいつもの浅沼さんらしいなぁと見送ったのですが、ゼーガのこのテンションではこの締め方が良かったですね。
そして最後の最後に。
廣岡「BDにリザレクションできるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!」
と、廣岡さんは最後までセレブラントらしく締めてくださいました(^^)
●終了後。
トーク終了後はZEGAZEGAさんをはじめとするtwitterのゼーガクラスタの面々や、おなじみのひよさん、そしてトワイライトさんにお目に掛かれて光栄でした。お声掛けてくださってありがとうございました(^-^)
その後、貰いそびれた浅沼さんの謎のQRコードをALTAIR360さんに譲っていただいたり(ありがとうございました!)、BS11のアルティールを激写したり、TFTへ移動して皆さんとお茶したり。実に楽しい時間を過ごさせていただきました。皆さんありがとうございました(^^)
行きはゆりかもめだったのに、帰りはりんかい線経由で京葉線へ。ゼーガクラスタは舞浜が近づくといつもわくわくできるんですよね(^^) みねちさんお付き合いくださって多謝でした!
●帰宅後に。
twitterでのTAF話で盛り上がりつつ、見ていてはっとしたもの。
■再会の時|浅沼晋太郎オフィシャルブログ『ニュー・シネマ・パラダイス』
ありがとうみんな。正真正銘、みんなのおかげだ。
四年経った有明の空も、青いぜ。
投稿時刻は当日の開場直前。浅沼さんのblogにしては全文でも短い文面ですが、それだけに込められた想いは深く、熱い。
4年ぶりのゼーガのステージに上がる前、その前に四畳半のイベントがある前に、これだけは書いておきたかった文章なのでしょう。トークを拝聴して帰宅してからこの文面を見た自分は息を呑みました。
今回のトーク中に「緊張していた」という言葉が2回出てきました。でも4年前と今回とでは緊張の意味合いが違っていたはずです。
4年という時間は人を変えるには充分長く、そして世界は文字通り激変した。
それでもこの4年の間にゼーガペインという作品を応援し続けたファンが居る。最近ゼーガを見た人も含めて、このイベントに集まったファンの前に立つということが、浅沼さんにとってどれほどの重みを持つのか。想像もつかない、自分の胸でさえ苦しい。
四畳半のイベントでは和気藹々とトークを楽しみながら観客を楽しませてくれていた浅沼さん。1時間という待機時間に、その身に纏う空気をがらりと変えたのは衣装だけではない。今回のイベントに「緊張していた」という言葉で端的に示された、想いの重みだ。
TAFのプレス記事が出て、「浅沼さんイケメンだなぁ」とつぶやいてくださったLzweiさん。四畳半とゼーガの写真を見て、こうもつぶやいてくださいました。
鬼気迫る、か。写真でさえそれが分かる、現場に居た自分が感じたのは紛れもなく浅沼さんの本気でした。浅沼さんがファンの想いを本気で受け止めて本気で返してくれたのなら、今度はファンがそれに本気で答える番だと。そう思うのです。
●TAF2010でのイベントで良かった。
プレス記事は最初に2本出た記事がかなりの注目を集めました。
今回のトークイベントがTAFで良かった。同じ内容を例えばロフトプラスワンでやっていても、こうは話題にならなかったのではないか。そんなことも考えました。勿論ロフトでは話せる内容が変わってくるので、また違った楽しみはあると思います。
その後2本プレス記事の追加がありましたし、TAFという大型イベントの中でのブースイベントというのは、ゼーガを目的としていなくてもふらりと立ち寄った人の目に留まります。一般の感想blogを見ていても、そういう記事が実際にあります。
BS11ブースでのROBOT魂アルティールの展示も1日半とはいえ注目されていたようですし、新番組のアピールとしてパネルやPVは4日間展示されていました。
送り手側にしてみれば全て織り込み済みというものなのかも知れませんが、特にこのTAFでのタイミングの揃い方は奇跡的にも映ります。
ならば次の奇跡も引き寄せて欲しい。ゼーガにはその力があるのだから。
今回の奇跡に感謝しつつ、そう願ってやみません。
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コメント
詳細なレポートお疲れ様でした。
あの日の思い出とともに、楽しく拝読しました。
トラックバックは、やってみたんですがうまくいかなくて、すみません。もう少し勉強します。
今日からゼーガペインの放送が始まりますね。
なんだかドキドキしています。
投稿: ひよ | 2010.04.10 20:35
>ひよさん いつもありがとうございます(^^)
遅くなりました上に長くなりましたが、お読みくださいましてありがとうございました。楽しんでいただけたのであれば何よりです。
トラックバックはこのココログ宛だと上手く行かない例もあるようです。トラックバックピープルなら問題ないと思いますので、ゼーガの話題であれば是非ご利用くださいませ。
BS11はHD画質で綺麗でした! これから毎週楽しみです(^^)
投稿: しののめ | 2010.04.12 09:17