大英自然史博物館展はSFだった!
東京・上野の国立科学博物館(科博)で開催されている大英自然史博物館展。
■大英自然史博物館展 (17/3/18-6/11)
「これってロンドンの自然史博物館だよね?」……チャイナ・ミエヴィル『クラーケン』の舞台の博物館に行きたい、つかUK行きたい、寧ろUKが来い! とか思ってたら博物館の中身が来日してくれましたよありがとうございます!! ということで、前半はまぁ普通ですが、後半は 「大英自然史博物館展はSFだった!」 という感想です。
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東京・上野の国立科学博物館(科博)で開催されている大英自然史博物館展。
■大英自然史博物館展 (17/3/18-6/11)
「これってロンドンの自然史博物館だよね?」……チャイナ・ミエヴィル『クラーケン』の舞台の博物館に行きたい、つかUK行きたい、寧ろUKが来い! とか思ってたら博物館の中身が来日してくれましたよありがとうございます!! ということで、前半はまぁ普通ですが、後半は 「大英自然史博物館展はSFだった!」 という感想です。
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以前「カミーユ系小ネタ。」でも書きましたが、今年の春からカミーユ・クローデル展が日本でも開催されます。96年のbunkamura他での展覧会から実に10年ぶりのことで、とても楽しみです。軽井沢か福島か……と思っていたら夏に府中に来てくれるというので、個人的には行きやすくなってくれました(^^
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川本喜八郎監督の「死者の書」が、岩波ホール(作品紹介・予告編あり)で4/7(金)まで公開されています。第17回ザグレブ国際アニメーション映画祭で審査員特別栄誉賞、そして2005年の第9回文化庁メディア芸術祭でアニメーション部門優秀賞を受賞した作品です。
■平成17年度(第9回)文化庁メディア芸術祭 優秀賞 死者の書 | 文化庁メディア芸術プラザ (動画あり)
昨年幸運にも試写会を拝見したのですが、人間では生々しくなってしまうし、2Dアニメではあざとくなってしまうもので、人形アニメーションでしかこの美しさは描けないものだと思いました。やはり川本喜八郎さんの人形は素晴らしいです。1時間10分というのは映画としては短いのかとも思いますけれども、ゆったりとした中に悠久の時が感じられる逸品です。主演の宮沢りえも結構良かったし、江守徹はさすがに役者。あと黒柳徹子様には脱帽です。いやほんと凄かった。
試写会には川本喜八郎監督も挨拶においでになっていて、30年前から作ろうと思っていて、理解するのに10年掛かって、15もしくは10年前には絵コンテが出来ていたのだけれど、諸事情で制作に時間が掛かってしまったというお話も。制作を動かした人々の名前はEDで見られます(こういう作品を作るのにお金集めるのって大変なのですよ)。またこのEDが貴重なものだったりするんで最後までじっくりと堪能してください、との監督のお言葉通り、素晴らしいものでした。
■文化庁メディア芸術祭特設ブログ2005: 「死者の書」ロードショー!
メディア芸術祭では2月27日(月)15:00より「アニメーション部門受賞者シンポジウム」を開催。川本喜八郎氏と山村浩二氏の対談の後、「死者の書」と「年をとった鰐」の特別上映を行います。
という企画もあるそうなので、都合の付く方はこちらもおすすめかと。
あと2/14付けの朝日新聞(東京本社版)朝刊文化面にも「折口信夫原作の『死者の書』人形アニメで映像化・川本美学の集大成」とする記事がありました。残念ながらasahi.comには未掲載の模様。
原作についてなど詳しくは、「神北情報局: 『死者の書』を観たぞ」 をどうぞです。感想拝見し直してたら映像がわぁっと蘇ってきましたよ。公開期間長いからまた見に行けるといいなぁと。併映作品として「ひさかたの天二上(あめふたかみ)」という解説編があるらしいのでこれも見たいなと。
以下若干ネタバレ感想。
いやさー、郎女って確かにある意味凄く幸せな人なんだけど、あれじゃいかず後家だよねー。ま、ええとこのお嬢様だからこそ、世俗にまみれた庶民には出来ないあぁいう生き方に身を捧げてくれとも思うけど。などと身も蓋も無いことを喋っていたら、そういう意見は初めて聞いたとか言われました(^x^; でもほんと、あらゆるものが美しいのですよ。見ることができて本当に良かったです。つー訳で例によって寝かせてたのを出してきたんで、コメントなどはもうちょっと落ち着くまでお待ちください(_o_)
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東京国立博物館で12/4まで開催されている北斎展に行ってきました。混雑を避けようと平日に行ったのにそれでも人人人……。平日とはいっても休日の谷間だったからなのか、とは思えど、平日でこれなら休日はどーなるんだと思うと唖然とするような人出でした。
兄貴と二人なので当日二回券で入場(割引券併用不可)。絵が小さいものが多いこともあって、皆寄って見るから壁際にずらーっと行列が出来る格好。さすがに全部は見られなかったです。最初の部屋が一番混んでいるから、順序を気にしない人は他から回ってください、という誘導もありましたけど順序どおりに回ってみました。使っていた名前によって時期を分けての展示でしたので、円熟していく様が見られて良かったです。
しかしほんと何でも描いてるんだなぁというか、既に売れっ子の頃だろうに「221 木曽路名所一覧」なんて今でも観光地の案内用絵図にあるような細かい地図描いてたりして、そうでもしないと食べられなかったのか、というよりは描くことに貪欲だったんだろうなと。西洋絵画に影響を受けた筆記体みたいな文字を入れた版画だとか、後年増える絵手本には一点透視図法の解説まであったりして、新しいものを取り込む一方、後進の指導に熱心だった様子も見て取れます。
気に入ったのが、「48 風流無くてなゝくせ ほおずき」の美人画、「245 桔梗図」、「363 牡丹に蝶」、「348 芍薬 カナアリ」、「465 桜花と包み」といった花鳥風月もの。面白かったのが「246 なまこ図」とか、「215 蛸図」。あと百物語の連作とか。人物や風景よりは鯉とか鶏とかの絵が面白かったかなと。
北斎といえばの富嶽三十六景もそれぞれに見事。定番中の定番「294 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は、カミーユ・クローデルの「波」の制作に影響を与えたとも言われる一枚。「凱風快晴」は刷りの違いで印象の変わるものも比較展示されていて面白かったです。そして最後の方にあった「495 富士越龍図」。北斎の絶筆ともいうべき一枚だそうで、これまで繰り返し描かれてきた富士と龍が、悟りの境地とでもいうのか、美しくそして気負いのない達観した筆遣いで描かれていて、個人的には最高の一枚でした。晩年の作品はほんとどれも凄かったです。あの時代での年齢を考えると尋常ではないと思えますが、それだけ絵に対する情熱が溢れていたんでしょうね。
目録を見ると、自分が気に入ったものは展示替えで展示が始まったばかりのものも多く、このタイミングで行けてラッキーだったのかもと。勿論見られなかったものもある訳で、どおりで目録に一杯書き込みをしながら回っている人が居たものだなと。
北斎展の売店でポストカードを買いつつ、「牡丹に蝶」がないのでミュージアムショップへ行くことに、途中本館の常設展を眺めつつ地下に降りて、無事に「牡丹に蝶」のカードをげっと。北斎展のは150円でしたが、東京国立博物館所蔵のもののカードは90円。「神奈川沖浪裏」は北斎展の売店のはメトロポリタン美術館のものだったので、東京国立博物館のカードと比べてみればよかったかも。
鶯谷駅から東京国立博物館へ来たので、上野公園を上野駅まで抜けることに。そこで国立西洋美術館前庭の「地獄の門」が目に入ったので立ち寄って、しげしげと眺めたり。何年ぶりだろう。何度見ても圧倒される迫力です。秋の色づく木立を背景にして、美しい前庭でした。で、「カレーの市民」をちらっと見てスルー(して11/26に後悔することに)。
上野駅まで戻ったところで、次の目的地は上野の森美術館で12/25まで開催中の「GUNDAM GENERATING FUTURES 来るべき未来のために」。ガンダムカフェで貰ってきておいたチラシの割引券を渡して入場。音声ガイド(500円)もしっかり確保して臨みましたが……楽しかった! やっぱ展覧会というのはこのくらいゆったり回ってこそですよ。北斎展はちょっと異常な混み方でしたわ(展示内容は良かったんだけど)。音声ガイドがほんと楽しいし、かといって自分の視点で見る余裕もちゃんとあるし。
1/1コアファイターはかなりのボリューム。これがどーやってあの1/1ガンダムに納まるんだとか思ったんですが、後でガンダムカフェに行って眺めたら「あ、折り畳めばちゃんと入るわ」と実感できて楽し(ガンダムミュージアムも回れば良かったな)。田中功起氏の「ピキピキーン(劇場版)」とかも面白いんだけど、やっぱ書道家の横山豊蘭氏の一連の作品が良かったです。ということで最高は「『光る宇宙』ニュータイプ・へんたいかな」。並べておいてあったビームサーベル筆の白は「ガンダムカラー」で塗ってあったというのがまたおかし。アムロの部屋はあんなに広くないだろーとか、ニュータイプラボは土日祝だけなのかよーとか思いつつ、隅から隅まで楽しんでまいりました。ガンダム展以前からの連作という安村崇氏の「せめて惑星らしく」の写真も良かったです。
音声ガイドは作品に合わせて20までかと思いきや、21にエピローグが。ここで会場外の富野由悠季監督の「From First」の案内があり。中央のPGガンダムは川口克己氏の手によるもので、その制作記(「ぴかちうたろうのお気楽な日々: ソフト99 プラサフの罠」)を拝見していたので感慨も一入。しかしあのお忙しい中で富野監督がこの構想を形にして見せたいと思ったというのは、今回出展している若い作家たちに対する監督なりの応えなんだろうなとも思えるのです。
一見何の関連性も見えない北斎とガンダムですが、どちらも表現することへの執念が突き動かした結果としての作品ということでは共通するものでしょう。って、芸術というのは全てそういうものではあるのですけれど。アートも面白いとはいえ、音声ガイドでの「音」の魔力を突きつけられると、次はまたガンダムでコンサートやってくれ! とも思ったりしてしまうのです。劇場版Ζの音は是非とも生で聴きたいですよ。
■ぴかちうたろうのお気楽な日々: 最近のお仕事 松戸でHGUCでんでろりんも見てきましたよー(^^
■ITmedia +D Games:上野の森にガンダム降り立つ――「GUNDAM -来たるべき未来のために-」開催
■トラックバック・ピープル:ガンダム!
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朝日新聞土曜朝刊「be」のe-ntertainment1面連載「愛の旅人」、11/26付けは「カミーユ・クローデルとロダン」でした。asahi.comにほぼ全部掲載されていますのでこちらでどうぞ。新聞にしか載ってないのは、「〈ぶらり〉仏・パリ、カレー」末尾に 「カミーユ像は同美術館提供。」 と書いてあるのにそこには載っていないカミーユ・クローデルの写真と読者プレゼント案内くらいかと。
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