プラネテス Phase planetarium 「屑星の空」、東急まちだスターホールでの最終投影を見てきました。ずっと行かなきゃと思っていたんですが、TB頂いた「100mLのやる気: プラネテス屑星の空(東急まちだスターホール)」 にて 「投映期間終了まで時間がないぞ!?・・・You copy?」 ってことで、ようやく「I copy!」です。ありがとうございましたー>msn100_amx004さん
首都圏だと、さいたま市青少年宇宙科学館と伊勢原市立子ども科学館が12/4までやってます。他は五藤光学のプラネテスのページをどうぞ。トピックスも色々情報ありますよ。
スターホールは25周年ってことでどんなもんだろうと思いつつ東急まちだ店屋上へ。大人600円ですがセゾンカードの提示で50円引きに。直径12mのドームに定員144名の客席は皆南向き。南面に一段高いステージがあって、壁に今回のプラネテスに関するパネルが展示されていました。登場人物紹介や、スペースデブリ、宇宙ステーション、高高度旅客機についての作中の設定と、現実ではどうかというあたりの比較展示。デブリバンパーは実際に使っていますとか。うーんでもデブリバンパーって「屑星の空」では特に取り上げてないからなぁ(^^; 気になったひとは原作やアニメ版を是非どうぞってことですね。
約50分のメインプログラムの前半約20分が「今夜の星空」の解説で、後半約28分が「屑星の空」。生解説があるというのが嬉しい。解説では日本屈指のクオリティを誇る名古屋市科学館に慣れ親しんだのでプラネタリウムには思い入れがあるんです。入場時に渡されるフルカラー印刷のプログラムとは別に、「スターホールニュース」が先のステージ側に置いてあったんですが、これが本文が手書きのリソグラフ! 生解説だけでなくこの手作り感の心意気が嬉しいじゃありませんか。
てな訳で投影開始。プラネタリウムは久しぶりなので、約3500個という満天の星空に目が慣れるのにしばらく時間が……って後ろの人がもういびきかいてるし。っと解説の前に最新トピックスとして、サンプル採取ミッション成功かな? が伝えられたばかりの「はやぶさ」の話題。11/25付けの、はやぶさが撮影した小惑星イトカワの写真まで出しての解説が嬉しかったです。こういう話題に即応できる小回りの良さは良いですね。で、金星、火星から赤い星々、秋の星座のエチオピア王家の物語と続けて北極星の探し方、そして実はまだ夏の星座も見えてますという話も。うーん冬の星座を先取り解説しておくのがセオリーかと思うんですが、9月からやってたプログラムの最終日だからこれは仕方ないですかね。で、惑星は「惑うもの」という解説が入ったから、プログラムにある「プラネテスとはどういう意味?」のクイズの答えが出るのかと思ったらなかった(^^; あぁいうのって投影を見れば答えが分かるもんじゃないのかな。
で、お待ちかねの「屑星の空」(原作:Phase.1/アニメ版:Phase10)。解説のお姉さんがアニメ版を「以前NHKでやっていた」と紹介してくれてましたが、まだBS-Hiで放送中です(「屑星の空」は確かに終わってますが)。基本はアニメのままなんですが、時折画面を止め絵にしてスクリーンに散らしたり、デブリ回収はスクリーンをばーんと広く使ってみせたりというのがプラネタリウム版。でもプラネタリウムを見たことはなかったという試写会での谷口監督のコメント通り、もっと面白い画面の使い方が出来たんじゃないのかなぁとは思ってしまいました。素材としては良いものだったんで、欲が出ちゃうんですね。グリーンダイバーズってどうだったっけ、ってもうフジQでも終わってるし。
冒頭に「2005年3月、国連はスペースデブリを~」という現実を織り込んでるのが今年の作品。この1話で完結させるために、ナレーションやハチマキのモノローグを使って解説をした上で、アニメ版と原作を混ぜ込んだ感じのアレンジになってます。アニメ版なら「デブリ屋」だった箇所が原作の「船乗り」に戻ってたりとか、「暗黒空間」ってコトバとか。ギガルトさんやチェンシンの話がごそっと抜けてるんで、タナベが揺れてるのは初心者だからということで、花を飾りに来たユーリはそのフォローに回る話をすることに。で、突然そらを見に行く二人。ここでプラネタリウムの星空を投影してBGMはEDクレジットにはなかったけど「PLANETES」ですよ。やっぱ綺麗だ。そしてこの話のクライマックス、落下するユーリを追う場面は大画面ならではの迫力に鳥肌立ちました。で、ユーリがぽっかり浮かんでるあのシーンがスクリーン大きく使ってて凄く良いんですよ。スタッフはこれがやりたくて「屑星の空」を選んだんじゃないのかと思ったくらい。うん。良かった良かった。
投影が終わると、解説のお姉さんが「今、金星見えてますよ」と。星空解説でも金星のところで「この屋上からも投影後に見えます」と言ってたのをちゃんとフォローしてくれているのが良いですね。こうした心遣いが気持ち良いプラネタリウムがあるのは嬉しい。
で、帰宅してアニメ版DVD4の「屑星の空」をちぇき。わーこんなに違ったっけか、と思いつつ、やっぱえぇ話です。TVで見てても鳥肌立つけど、でもスターホールでの余韻はまだ残ってるなぁとも。続けて「バウンダリー・ライン」見てまた泣けてきた。
ところでプラネタリウムの「とうえい」は「投影」と「投映」のどちらが正しいんでしょうか。とりあえず当該施設で使っている方の字を使っておきます。
■e-manga | プラネテス 「屑星の空」が無料で読めます。
■プラネテス(サンライズ公式) スタッフルームの展開が(^^;
■トラックバック・ピープル:プラネテス 他の方のプラネタリウム版感想なども。
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