2005.12.09

トラックバックの削除基準

 この寝言についてで「不適切であると判断したものについては削除させていただきます。」とは書いてあるけれど、具体的に何が不適切なのかまでは書いてませんので、改めてまとめておきます。

 ブログ虎の穴:トラックバック入門でも書いたことではあるんですが、

●文中リンク(その記事中での自記事へのリンク)なしのトラックバックを受け取ったら、面白いものは残すけれどつまらないものには消えていただく。

 という一点に尽きます。

 「面白い」というのは、TBを貰った自記事への追加情報があったり、自記事とは違う興味深い視点が見られるものです。そういうものであれば文中リンクがなくてもありがたいものではあるのですが、キーワードを検索して投げてきただけと思われる文中リンクなしのTBというのは残念ながらそう面白いものはありません。

 こうした文中リンクなしのTBの場合、

 自記事A→相手記事B へのリンクはTBによって出来ても、
 相手記事B→自記事A へのリンクがありません。

 文中リンクなしのTBを送信したBを書いた人は、Aの読者にBを読ませることを意図しているのですが、Bの読者にAを読ませることは意図していません。Aは読ませるほどの価値がないと判断されたようでAを書いた自分としては凹みますが、そもそもキーワードを検索しただけでTBを投げてきた段階でAの本文がきちんと読まれているとは思えません。単に文中リンクがあるだけの記事というのもありますが、最低限「あなたの記事は読みましたよ」という意思表示にはなっているでしょう。

 TBを投げた先の一覧としてだけでもBにリンクを記載してくれればともかく、AからTBを送らなければ後者のリンクができないので、こうした文中リンクなしのTBを貰った人の多くは、黙ってTBを打ち返すか、積極的に「TBありがとうございました」とコメントして縁を広げようとする傾向にあるようです。そしてそもそもTBを送った人も、そうしたTBやコメントが返ってくることを期待しているようです。確かに同じ話題に興味を持っている人との交流がTBの交換によって深まるのであればそれも良いでしょう。なら何で最初にTBする際に、まずその相手の文章をきちんと読まないの? というのが疑問でなりません。

 でも同じ話題に興味のある人に自分の記事を読んで欲しいんだ、というのであれば、キーワード検索で無差別にTBを投げるのではなくて、トラックバック・ピープルなどのトラックバック・センターを使って欲しいのです。それなら、興味のある人が見ているのですから。TBPに話題がなければ作ってしまえばよいものですし、例えばΖガンダムならTBP:Zガンダムがありますんで、個別の感想は是非ともそちらの方へお願いします。

 ということを書いたところで、キーワード検索でTB投げてきただけの人がこういう注意書きとかまで読んでくれるとは思えないんだよなぁ……とほほ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.06.30

ブログ虎の穴:トラックバック入門

 「ブログ虎の穴 其の十八:トラックバック入門」の「~ブログの先輩にアンケート~トラックバックで気をつけたいことは何ですか?」という記事にてアンケート回答させていただきました。何だか錚々たる御歴々の中で自分なんぞがえぇんやろか、とも思いましたが、何かのお役に立てれば幸いなことでございます。貴重な機会をありがとうございました。なんかupされた最終稿だと回答1つになってしまってますけど(^x^; 編集さんを却って混乱させたかなーすみません。

 ただま、この記事を読んでおいでくださった方もおみえかも知れません~ありがとうございます。しかし何か妙なところに来てしまったとお思いかと思います(^^; 「トラックバック」カテゴリバックナンバーに、今までのトラックバックに関するあれこれをまとめておりますので、よろしければご覧ください(_o_)

 最近はトラックバック関連の記事は書いていなかったのですが、問題意識は持ち続けているつもりです。ずっと眺めているとやはり、

●文中リンクなしのトラックバックお断り宣言
●キーワードを検索して投げてきたトラックバックはお断り

 という主張が一時うわっと出たものの、依然この手合いのトラックバックは多く、トラックバックとはそういうものだという認識が広まってしまったように思えます。
 そういうblog界からすれば、自分のようにトラックバックについてあーだこーだと悩む方が考え方として既に古いのかも知れません。
 そういう意味では、今回の「ブログ虎の穴」の記事がどう受け止められるのかについて、一読者として興味があります。Stellaさんへのインタビューだとか、他の方々のご意見は改めて読むべき所が多いと感じましたし。記事全体として結構読み応えありますよー。

 で、あれほど色々悩んできて、今の自分のスタンスはといえば、

●相手記事へのコメントで済むような内容でのトラックバックは送らない。
●文中リンクなしのトラックバックは意地でも送らない。
●文中リンクなしのトラックバックを受け取ったら、面白いものは残すけれどつまらないものには消えていただく。

 というところに落ち着いてきたのかなと思います。何か乱暴ですけどね(^^;

 ただま結局は、「自分の記事を読んで欲しいからトラックバックを送るのなら、送り先の記事を読むのが最低限の礼儀だ」ということに尽きるのだろうと思います。

 送り先となる記事を読まずに送られたトラックバックは、受け手が元記事を読めばすぐそういうものだと分かってしまいます。しかもその時点で、受け手に元記事を読むことを強いているのですから、受け手の心象は決して良くはないでしょう。二度と同じblogからのトラックバックを受け入れられないということになるかも知れません。折角の一期一会をそうした形で絶ってしまうのはお互いに不幸なことです。

 送り先となる記事を読まずに送られるようなトラックバックは、結局は読まれない/読まれても印象に残らないものになる可能性が高いということにもなります。何だかそういうのは勿体無いなとも思うし、そもそも送り先の記事を見つけた段階でその記事をちゃんと読まないこと自体が勿体無いじゃないですか。

 ということで、この「ブログ虎の穴 其の十八:トラックバック入門」を読んで、「読む・書く・送る」というトラックバックをより楽しんでくれるひとが増えてくれたらいいなと思います。まぁまずは気軽に送って楽しむのが一番です(^^)

 →トラックバックの削除基準

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2004.06.25

ココログのトラックバックの問題点

 以前からココログでは、トラックバックの送信が出来ているのに、記事編集画面にトラックバックURLが残ったままになっていて、ちょっと記事の手直しをして保存し直すとまたトラックバックを送ってしまう状況が多々見られます。先日たて続けてやってしまってご迷惑おかけしました(_o_)

 また、「以前に送ったトラックバックを確認」ウィンドウに、送信成功したものが表示されないこともあります。このとき先のようにトラックバックURLが残ったままになっていると、送信失敗したのかと思って結果的に重複送信してしまうこともあります。送信先に反映されているか確認するなど、運用で対処するしかないとは思いますが、慣れてきたつもりでも戸惑うこともしばしばです。

 それにしても、ココログ宛のトラックバックが複数ある際にはまとめて送れないというのもちょっと使いでよろしくないですね。ココログ宛で同時に送信できるトラックバックの数は実際には何件なんでしょうか? 2件行ける場合もあったと思うのですが、1件ずつしか送れない時もあります。尤も事情はこの辺にあるのだろうと思いますが。↓

静かに燃える海: blogについて。

 Seesaablogからトラックバックを送る際の注意点。
 ・ココログを使用しているblogは1回のトラックバックに1個しか送られない。これは同じblogというわけではなく、ココログのツールで書かれてあることを示す、「app.cocolog-nifty.」が入っているもの全てに関してそうなる。微妙な差だけど、Seesaaから送られるトラックバックではココログが一番反映されるのが遅い。

 あと方々で見かけるのが、管理画面での「全トラックバック一覧」ができるといいなということ。「全コメント一覧」は出ているんですからできなくなさそうだと思うのは素人故ですが。マイリストに「最近のトラックバック」も実装されたのでこちらも期待しています。

 以上、何とかなってくれると良いんですが、スタッフルームの予定表に入ってることを祈って長い目で待ってます。よろしくお願いします>スタッフルーム

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2004.05.29

トラックバックは誰のために

 トラックバックはこうしなくてはナラナイ、という明確な規定があるという訳ではなく、しかし暗黙の了解にも限度があるのは人の性。確かに個々のblogでは「私が法律」と言えるだろうし、しかしそれはあくまで個々の意見でしかなく、他者を束縛するものでもないと思える。送り手と受け手と第三者の読み手とが存在するトラックバックは、果たして誰のためのものなのか。それを考えたら、トラックバックをどう扱うかについては自ずと答えは出るような気がするんですが、それとても人それぞれ。だからblogは面白い。

ARTIFACT ―人工事実― | TrackBackによってあなたの評価は上がってますか?

 ただうなづいてるだけのトラックバックは、送り手の評価を下げるようなもの。というこの記事へのトラックバックにはさすがに色々な意見があり、それぞれに興味深いです。下記の記事へのコメントに、「改めて書いた」とあり、その意味ではこのタイトルはやはり手練であるなぁと。

Intermezzo:TrackBack先のサイトを見に行ってがっかりする

 追記に追記を重ねられて示唆に富みます。自分としては、その記事への言及がリンク+1行うなづきのみであっても、その1行に他では見られないものがあったり、他の記述が有用であれば、トラックバックを辿ってきた人をがっかりさせないものではないかと思います。

小さな世界:Trackbackはとっても気を使いますね

 自分に近いなと思えたのがこちらでした。はい。小心者です。

 トラックバックで繋がることで情報が広がるのは確かにblogの有効な使い方ではあるとはいえ、その情報はトラックバックしてまで広げるべきものなのかどうかということは、ある程度blogに慣れたら考えても良いものかとも(初心者はトラックバックの面白さを覚えるのが先かなと)。blogなんてノイズばかりだ、という見方もあることですし。ま、胸を張ってトラックバックできるような記事を書くようにすれば良いという言い方もできますが。

SH@DE STYLE BLOG: 私とブログとトラックバック

 情報量の少ないトラックバックを削除するのは、情報を発信したblogの質を高めることになる。「評価」が問われるのは、トラックバックの送り手ではなく、受け手がどう選別するかということになるのかも。勿論、削除された側は面白くないだろうけれど、第三者の読み手としては、有用なトラックバックだけを拾えるのなら有難い。
 ま、ある意味ではこの自記事も第三者の読み手の視点で「有用と思えたトラックバック」を拾った結果になってるんですが。


 トラックバックについてはこちらも参考になります。

TrackBack - StarChartWiki

 あと手前味噌ですが、今年の2月頃はこんな記事が飛び交っていましたという記録。

トラックバックを考えるリンク集
トラックバックを考えるリンク集・2


 という訳で、この記事が「がっかりする」ようなものでなければいいのですがと思いつつトラックバックさせていただきます。←もっと自信を持ちましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.02.24

トラックバックの効用

 「ココログルランキング・2」に頂いたコメントの数々。それぞれに含蓄のあるお言葉をいただいて、本当にありがとうございました。2週間も間が空いたら随分前のことになってしまったのが申し訳ない限りです。先の記事で触れられなかったことについて、もう少し書いておきたいと思います。

 いかんともしがたいさんからの「プレッシャー」。it1172さんの「時間かけてゆっくり熟成させた記事を書いていこう」というお言葉。どちらもトラックバックによって広がったからこそ頂けたものです。確かに、何処まで行っても所詮はひとりで連ねている寝言にすぎないのかも知れません。でもトラックバックという招待状を受け取ったからには、舞踏会の手帳に名前を書いてドレスアップして臨まなくてはという気にもなるのです。にしても2週間は掛けすぎとか言われそうですが諸事情ございまして(_o_)

 相手によっては、送るのが招待状ではなく挑戦状になってしまうこともあるのかも知れません。でもそのくらいの気合を込めて書いてみたいものも時にはあるのでしょう。というのは少々言葉が極端かも知れませんが、だからこそ、it1172さんが[solitude]にてちらりと漏らされていたように、トラックバックに反応がないと寂しくもなるのだと思います。

 トラックバックを貰って戸惑う時、送ったのに反応がなくて寂しい時。そんな時どうすれば良いのか。自分は経験が浅くてよく分かりません。ならば先輩諸氏はどう考えているのかを知りたい。それが「トラックバックを考えるリンク集」「同2」を作った経緯でした。相手の気持ちになって考えることが社会生活の基本とはいえ、それにも限界というものはあるのです。一つの記事に40も60もトラックバックを貰うなんてことがなければ、そういう記事を書いた人の気持ちは分かりません。でもそういう記事があることを知れば、そういう記事に対してトラックバックできるかどうかということも見えてくるのだと思うのです。

 トラックバックを辿って読んでもらうのに相応しい記事であれば、それが文中リンクのない記事でもトラックバックを送っても良いのでしょうし、文中リンクがないからといって受け手に不快に思われることもないのでしょう。複数のblogに渡っていくトラックバックを意識することで、個々の記事、個々のblogが磨かれていくというのであれば、それこそがトラックバックの最大の効用なのかも知れません。

 トラックバックは積極的に送るべきなのか、慎重に選ぶべきなのか。まだまだ悩みは尽きないと思います。それでもトラックバックによって得られるものがあればこそ、トラックバックについて考える日々が続くのだと思います。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

トラックバックかコメントか・3

 世間では「なりすましトラックバック」なんてものまで出てきていますが、まずは宿題を提出したいと思います。頂いたコメントに逐一頷くばかりでは芸がないもので、ちょっと違う方向から書こうと思っていたところへ、丁度こんな記事が出ていました。

うぇぶろぐ初体験: コメントとトラックバック2

議論になってるとき、あっちのblogこっちのblogにまたがっているより、1つの掲示板にすべてまとまっていた方がよくはないのだろうか?

 自分としては、その「複数のblogに議論が広がること」こそがトラックバックの醍醐味だと思うのです。

 記事に対するコメントは、その記事中で完結することを余儀なくされます。コメントの内容が記事と逸れてきたのであれば、新たに記事を起こすのが賢明です。ですが一つの話題を深めるにはいい方法で、先のいかんともしがたいさんの「コメント=友達」「トラックバック=友達以上恋人未満」という言葉は、it1127さんとのコメントのやりとりであればこそ出てきたものだと思います。

 対してトラックバックというのは、複数のblogに広げられるだけでなく、広がった議論を収束させることも出来ます。図にしてみるとこんな感じでしょうか。

コメントとトラックバック

 NetNewsとNIFTYのフォーラムと個人サイト(の掲示板)とを経験してきましたが、トラックバックによる議論の展開は、NetNewsでのクロスポスト+Followup-Toによる展開と、(その場が個々に用意されているという点で)個人サイトでのやりとりとを組み合わせた印象があります。ココログのコミュニティとしての居心地はフォーラムを思わせるものなんですが(^^)

 トラックバックがそれまでのものと違うのは、サーバーと時間とを軽く飛び越えることではないかと思います。サーバーが分散されているため、保存されている限り過去の記事に、受け入れられている限りトラックバックを送ることも可能なのです。元記事のblogでは終息した話題があっても、今自分のblogでhotな記事からトラックバックを送ることで、過去の話題を辿っている閲覧者に、今の議論の場を提示することが可能になるのです。一つのサーバーであればスレッドを追う事である程度議論の下流が見えますが、複数のサーバーに分散しているblogでの議論の下流を容易に示すことが出来るのがトラックバックというものではないかと。

 ただ、トラックバックもコメントの一種という考え方もあります。それはそれで良いとは思うのですが、トラックバックがコメントと異なるからこそ、使い分けに悩む人もいる訳で。気持ちの上で線引きをするのも良いのですが、こうしたシステムとしての違いというのも線引きの一助になるのではないかと思うのです。深めたいならコメント、広げたい・収束させたいのならトラックバックと。

 さて、先の「いかんともしがたい: トラックバックを受ける側の心理」において語られている「トラックバック=招待状説」に対しトラックバックされている「it1127の日記 : ■コメント・トラックバックのソリチュード[solitude]」には、こう書かれています。

つまりトラックバックするときは、相手に対して尊敬の念を示しなさいってことだと思いました

 招待状を出すには、受け取った相手をもてなす気持ちが肝要であり、それはつまりは元記事の書き手とその読み手とを含めた「自分の記事を読んで欲しい相手」に対する敬意から生まれるものであると。どちらも至言であると思えます。この敬意とはトラックバックをする、コメントをつけるというだけでなく、そもそも記事を書く段階で必要なものではあるのですが、トラックバックによって議論を広げることは、自分のblogの中だけで完結するものではなくなるのだという認識は持っておきたいものだと思いました。

#で、3件の文中リンクに対してトラックバックすることで、3件の記事へまとめてコメントすることが出来る訳ですね。うち2件は相当時間が経ってしまって申し訳ないのですが、「ようやく自記事書けました。本当にありがとうございました」という気持ちを込めて(_o_)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2004.02.14

トラックバックを考えるリンク集・2

 前回のリンク集以降も興味深い記事を多く拝見しました。中には前回のリンク集を参考にしてくださった方もみえてありがたい限りです。自分の文章を書く前に、流れを追う意味でリンク集2を作ってみました。前回同様ぴっくあっぷさん、ココログルのCurryさん、そして数々の記事の書き手さんに深く感謝と敬意を。

【1】トラックバックと文中リンク

The Electric Womb: どんどんトラバろう、でもね・・・
 読み手に対し、自分が参考にした記事を示す意味で、参照元へリンクする必要はあるだろう。だが、その全てにトラックバック(参照元への通知)が必要かといえば、その取捨選択はするべきであるというもの。

きのうの出来事: ココログへはコメントしづらいのでは?
 ココログ限定。トラックバックし辛い場合、コメントしてURLを残すことになるのに、そもそもココログの初期設定のおかげでメールアドレスを要求されるため(外すことは可能)、やむを得ずリンクなしトラックバックをすることになるのではないかというもの。

【2】トラックバックを送らない心理

The Electric Womb: トラバってますか?
 前半は「文中リンクがあるのにトラックバックがない場合」についてのコメントからの発展で、「トラックバックを送らない心理」について。後半はそうした「送らない心理」を踏まえない、「送られまくってるトラックバック」について。

【3】トラックバックかコメントか

いかんともしがたい: トラックバックを受ける側の心理

そんなわけで トラックバック = インビテーション(招待状)説 をここにぶち上げます。トラックバックを送るときは相手先のオーナーや流れてくる読者をもてなす記事を書いておくべきじゃないかと。それが、招待する側の心構えじゃないかと。わたしはそれを言いたい(ドン、と机を叩く)!

 トラックバックはコメントよりも読むのに一手間掛かる。であればこそ、トラックバック>コメントなのだ。という視点は持っておくべきだと思います。

it1127の日記 : ■コメント・トラックバックのソリチュード[solitude]
 先のいかんともしがたいさんの記事から発展。コメントまで含めて興味深いです。いかんともしがたいさんによる「コメント=友達」「トラックバック=友達以上恋人未満」はナイス(^Q^)

it1127の日記 : ■米と騾馬のワルツ

コメントは、対話であって【話し相手】が主眼
トラックバックは、手紙であって【話の内容】が主眼

 友達にはタメで話が出来ても、それ以上の存在となると言葉を選ぶようになる。とでも申しますか。

infinity: トラックバックとコメントの使い分け
 トラックバックを選ぶ場合と、コメントを選ぶ場合と。

とある独身胃癌患者ののん気なmemo: コメントとトラックバック
 メールも含めて、「相手に知らせる手段」はどう使い分けるのか。

【4】とにかく色々考えてみる。

トラックバックの有効な使い方を考える : ウェブログ@ことのは
 総論。前回取り上げ損ねて申し訳ないです。

it1127の日記 : ■コメント・トラックバックのスペクトル
 認識のズレと判断基準の数々。さて実例は?

手の届く範囲だけでもなんとかしたい: トラックバックのネチケット総説

コメントは記事の筆者あてであるのに対して、トラックバックは読者を誘導するためのもの、つまり読者あてのメッセージでもあるのだろうと思っています。

 トラックバックはそもそも誰のために送るのか、を考えてみる。
 コメント欄には以下のようにも。
TBは、読者を巻き込む行為だと思うので、私にはその次に来るくらいちょっと敷居が高いかなと(今のところは)思っています。

 それだけの力を持っているのがトラックバックであるということ。このことは良くも悪くも意識しておくべきなのかとも。

《私信》すみません、こちらこそリンク重複しました(_o_)

【5】送るか、送らないか。それが問題だ。

ぢぢらぶろぐ: Trackbackすべき時としなくていい時の境界はどこだ
 送り手と受け手、そしてトラックバックを辿る読み手の3方向から考えてみる。

infinity: トラックバックを打ち返すべきか?
 お返しトラックバックであろうが、打つべし打つべし! というのも一つの道。

日本全国・見たいもんはみたいぞの会: ハイパーリンクのあるべき姿(管理人)
 トラックバックのトの字もありませんが何か参考になるような。

philosophical : Trackback を使うべき時

相手と相手の読者に見せる価値があると思ったなら迷わず打て
以上:p。

 簡潔にして明瞭。文章とはこうありたいものです。
 無粋にも付け加えるなら、「迷うくらいなら打ってしまえ」ですかね。
 そして受け手も、「他者に見せる価値がないと思ったら迷わず消せ」と。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2004.02.06

トラックバックかコメントか・2

 そもそも何で「コメント>トラックバック」と思ったのか、その理由がなんとなく分かって来ました。

 コメントは記事に直接意見することだというのは一般に認められているものだと思います。他方トラックバックについては、「あなたの記事にリンクしましたよ」という単なる通知もあるし、「コメントだと長くなるし、自分の意見として書きたかったから自記事にしたんで、また良かったら見といてちょ」というものもあります。また、該当記事へのリンクをせずに「他にこういうのもありまっせ」と耳打ちするだけのトラックバックも存在します。これらのことから、トラックバックはあくまでも参考意見として取り扱われる傾向にあるのではないかと思うんです。

 また、これはココログ特有の問題ですが、「最近のコメント」表示はココログ側で標準に用意されているものですが、「最近のトラックバック」は管理画面でしか確認することができません。一般の閲覧者にはどんなトラックバックが来ているのか、実際にその記事のトラックバック欄を見てみないと分からないのです。現に「トラックバックを考えるリンク集」で自分が浮かれているトラックバックはどの記事に頂いたものなのか、分かった方は少ないものだろうと思います。

 勿論、ご自分で「最近のトラックバック」を表示するように手を入れられている方もみえますが、標準の機能でないという所でトラックバックが一段低く考えられてしまっているような気がします。

■参考:観測気球: 徹夜明け

 先に色々見ていた記事の中に、トラックバックもコメントも公の財産なのだという主旨の文章もありました。トラックバックで話題が広がっていくということを考えると、トラックバックの地位向上を図るべきなのではないかとも思います。


 しかしその一方で、自記事には1行コメントくらいしかないからトラックバック送るほどじゃないんだよな、でもリンクしたことはこっそりご連絡したいんだよなーという場合もあったりします。そういう場合、先方へコメントを付けて、その際に自記事のURLをこっそり置いてくる「消極的トラックバック」というやり方もありなのかなと。気が向いたらURL見てもらえれば良いや、という感じで。それじゃblogじゃないじゃん、とも言われそうですが、受け手がトラックバックをどう考えるか想像して、送るべき場面で送りたいと思うのです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

トラックバックを考えるリンク集

 ココログルで検索しつつ、「ぴっくあっぷのめも」の過去ログを拝見しつつ並べてみました。何やら「さらなるぴっくあっぷ」みたいになってしまいました(_o_)>ぴっくあっぷさん ココログルのCurryさんにも改めて多謝。

StarChartLog @cocolog: トラックバックがやってきたら
 「うわっTB貰っちゃったよどうしよう!」と慌てたらまずこちら。

「僕が本当に若かった頃」: 失敗しない「トラックバック」
 「TBってどうするんだ?」とドキドキしたらまずこちら。

ElephantLogic30: トラックバックを送る側の心理
 何故TBを送るのか? 場合分けして解説されています。さてあなたは?

秀ボーの詩的関心事 : トラックバックを入れやすいと思うサイト・入れにくいと思うサイト
 TBを送りたいけど躊躇してしまうのは、敷居が高いから? 隙がないから? TBに限らない問題だと思います。

インターネットの片隅で・・・: 私がトラックバックしない理由
インターネットの片隅で・・・: コメントの切れ味、トラックバックの広がり
 億劫に思うこともあれば、積極的に使いたくもなったり。

ただのにっき(2004-02-02):「お返しTrackBack」はやめよう
 記事中にリンクしてTB送ってるんだからTBを送り返す意味はないという主旨。図解入りで分かりやすいです。

Orbium: TrackBackの使い方.
 上記の記事から展開して、「TBの本質」について触れられています。

The Electric Womb: トラックバックについて
 概論と申しますか、上手くまとめられている文章だと思います。古い記事にTBを躊躇するけど、どのあたりが限界? という点にも触れられています。

観測気球: トラックバックしないでおいたら向こうの方からトラックバックされてしまいました
 TBを控えていても解析で辿られたのかTBされてしまったというお話。

StarChartLog @cocolog: 何のためのTrackBack

 なぜだかわからないけれど、トラックバックを送信するというのは、感謝のメールを出すことよりも、記事にコメントを残すことよりもずっと敷居が低い気がします。

 そう、まさに自分もこの感覚でした。

philosophical : 相手に何かを伝える手段とその重み付け
 どの場合を見ても「コメント>TB」とされてはいますが。

philosophical : コメントによる効果(「人」への興味)
 コメントとTBは違うということで比較されています。

philosophical : 良質なトラックバックの選別
 トラックバックがノイズになるか有益な情報となるかは結局受け手次第ということなんでしょうか。

StarChartLog @cocolog: 嫌なTrackBackの基準
 こんなTBは嫌だと思ったら消すのも受け手次第。

きのうの出来事: TrackBackで迷った時は...
右脳で考えるBlog論(2)―トラックバックは誰のため?:風のまにまに号
 第三者への情報提示としてのTBについて。こういうのを読むと、積極的にTBした方が良いのかな、とも思い。

電網快々@ココログ: TrackBack先を探し疲れてblogが書けなくなる
 トラックバックしようとして疲れちゃった例。

詞織: 個別記事ごとに設定できるTB/コメント
いかんともしがたい: Google 検索窓 関連記事へのトラックバックについてのお知らせ
 トラックバックされすぎて困っちゃった例。

むいむい星人の寝言: トラックバックかコメントか
 コメントすればいいものの迂闊にTBして海より深く反省した例。

白生地や: 「トラックバック」の効用。
 トラックバックでイイコトがあった例。


 以前から色々な意見があったんだなと改めて勉強させていただきました。要は自分の問題として認識してなかっただけなんですが>σ(--;

 とか書いてる間にTB貰って喜んでる人がここに約一名(^^) 「この方が読んでくれたんだ」と分かるだけでも嬉しいというのもTBの効用ですね。因みにこの記事からはTBは送っていません。


追記

 一部並べ替え+手前味噌追加。あと本日(2/6)付けの「ぴっくあっぷのめも」からも追加。ちょっと考えて、ぴっくあっぷさんとこにはTBお送りしました。

 上記に挙げなかった話題として、トラックバックをリンク集やアンケートに使う例や、トラックバックspamという問題もありました。ただ今回は一般的なトラックバックの利用に際して、「貰っちゃった!~送ろかな、送るのよそうかな~困ったり喜んだり」という場面についての記事に絞ってまとめてみました。何らかの参考になれば幸いです。

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2004.02.04

トラックバックかコメントか

 「いかんともしがたい」さんとのトラックバックに関するやりとりなんですが、これはどうにも自分のトラックバックに対する認識の浅さから来ているものなのだ、と思うので、いかんともしがたいさんには、こちらこそ申し訳ないものだと改めてお詫び申し上げる次第です。

 参考:「Google 検索窓 関連記事へのトラックバックについてのお知らせ」

 そもそもトラックバックとは何か、ということなんですが、「あなたの記事を参考にしたのでリンクしましたよ」という単なる通知としか思っていなかったんです。なので頂いたトラックバックに関しては、先の記事を確認させていただければまずOKかなと。気の利いたコメントが浮かべばコメントしたいと思いますけど、浮かばなければその必要はないかなと。一方コメントに関しては文字通り記事に直接意見を頂くものなので、頂いたコメントはきっちり返さなきゃいけないなと思っていたんです。トラックバックをコメントより軽く見ていたんですね。

 ところが今回の件では、自分の送った分も含めて、いかんともしがたいさんとこに山ほど「リンク通知以上の情報のない」トラックバックがやってきた訳です。貰った側の行動からすると、さてどんな記事があるのだろうと思って見に行ったら、リンクしました以上のコメントがないというのは、そりゃちょっとなぁと思うのは当然です。だったら、「使わせていただきました」というコメントだけ残してくる方が余程良かったんです。受け取る側からみればそうなんだろうと思えますし、トラックバックはblogならではの機能なのだという点からも、トラックバックの方がコメントよりも軽いということはあり得ないのだと思えるようになりました。

 ある記事に反応するのに、コメントとトラックバックのどちらを使うかについて、その記事内で完結するような場合はコメント、自記事として展開するだけの情報量があればトラックバックという認識はありましたけど、今回の一件で安易なトラックバックはするものではないということがよく分かりました。その意味では本当に感謝することしきりです。大分分かってきたと思ったのに、ココログにはまだまだ勉強すること沢山あるんだなぁと。

| | コメント (4) | トラックバック (2)