2008.01.13

Nスペ「感染爆発」

 1/12のNHKスペシャル、シリーズ 最強ウイルス 第1夜 ドラマ「感染爆発~パンデミック・フルー」。再放送は1/15(火)24時10分~25時39分。1/13の第2夜は調査報告編。

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2007.03.05

ラジオドラマで尾張春風伝

 清水義範「尾張春風伝」が、NHK-FMにてラジオドラマ化されます。春風の季節に春様ですよって、今日の風は強すぎて困るんですが春様。

NHK「青春アドベンチャー」 3/5(月)開始・月~金2245~2300 全10回

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2006.12.13

水曜のNHKにびっくりした。

 相変わらずの職員の不祥事には呆れるしかないが。

あの歌が聞こえる
 12/13は「生まれ来る子供たちのために」オフコース。丁度今年の漢字が「命」と発表された直後にタイムリーなお話。実話なら偶然でも、エピソードとしてはありがちな話かも知れないけれど、普通に良かった。良い医者であってほしい。

 んで次回12/20放送分は 「瞳はダイアモンド」松田聖子、漫画家は島本和彦 って!!! どうなるの? どうなっちゃうの?? 何か体温2度上がっちゃうよ!

ゆるナビ~ゆるやかナビゲーション~
 冬の散歩のBGMが、遊佐未森「地図をください」。
 あの独特なイントロで夜中なのにびっくりしてしまいましたよ。
 聴いてるうちにすっかりなごむんですが。考えてみればゆるゆるだよなー。
 遊佐未森をコラムニストに使ってみてくれないかしら。と、リラックス・フラを見るたびに思っていたのだけれど、今回のでやっぱ確信しましたよ。使うべきです。使ってください。
 そして「しばわんこの和のこころ」には毎回癒される。
 最近「恋する算数」がなくて寂しい。清水義範の本で見かけたネタのてんこ盛り版という感じで楽しいのになー。

ゆるナビ「恋する算数」サポートのページ 非公式ですが数学的なバックグラウンドの解説が素晴らしいです。必見!

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↓sonyだからか「地図をください」が入ってる。


B000JBWXYQCUP NOODLE CM SONGS COLLECTION
オムニバス 笠井紀美子 デューク・エイセス
Sony Music Direct 2006-11-22

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4592760964しばわんこの和のこころ
川浦 良枝
白泉社 2002-01

by G-Tools

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2006.08.08

Nスペ「硫黄島 玉砕戦」

 8/7放送のNHKスペシャル、硫黄島 玉砕戦 ~生還者 61年目の証言~。再放送は8/24(木)2600~2649。

 本気で涙が溢れてきた。未見の方は再放送で是非。

 「玉砕」というのはその絶望的な状況を美化する言葉にすぎない。地獄と言う言葉すら綺麗にまとめてしまうものにしかならないと思える、言葉に尽くせぬ惨状。自分達だけが生き残ってしまったと、61年目に口を開いてくれた硫黄島の元兵士達の言葉は、心を深くえぐり切り刻む。

 飲料水もない硫黄島は、全島に手掘りの地下壕が張り巡らされ要塞化された。2万の日本兵が、南方から攻め来る米軍をここで迎え撃ち、本土への進攻を阻止しようというのである。だが圧倒的な米軍の前に日本軍は追い詰められ、援軍や補給も絶たれて見捨てられ、無謀でしかない持久戦が続く。投降を呼びかける米軍、それに応じて壕を出た兵士を背中から撃つ上官。食糧不足で口減らしにと、竹やりと手榴弾だけを持たされて壕を出される者も居たが、「生きて虜囚の辱めを受けず」という戦陣訓に縛られ、飢えと怪我とまともな武装もない中で、投降も自決もできない壕の中の日本兵達。理性を失っていくのは日本兵だけではない。米軍もまた、投降の説得を諦め、壕の入口を爆破して中の日本兵を生き埋めにし、ガソリンを浮かべた海水を壕に流し込み火を放つ。2万人を数えたはずの日本兵が、生きて捕虜になったのは数十人。今もまだ、1万を遥かに越える数の遺骨が収集されずに残っているという。米軍の死傷者も多く、硫黄島の激戦の後、米軍は空軍力を増強し、日本本土の焦土作戦を進めていく。

 この一方的に惨い殺戮を戦争というのか。米兵は、責任は投降を潔しとしない教育をした日本の上層部にあると言う。米兵も日本兵も、思い返せばおぞましい限りだが、当時は特に何も感じなかったと言う。人間ではなく畜生だったとも。それは狂気としか思えない、だが、61年を経て口を開いてくれた人達の口振りは、時に厳しく険しいが総じて淡々としている。最近のことなどすぐに忘れるようになった、でもあの戦争のことは忘れないと。多感な時期にこの世の地獄を見てしまった人の心の傷は決して癒されることはないのだろう。口にするのも恐ろしいことを語ってくれて、取材クルーが去るのにずっと手を振って見送る人達の顔はあんなにも穏やかで、優しいのだ。そんな人達から人間性を奪い去ったものは何だというのか。

 ──ただ、この硫黄島の持久戦が、日本本土への爆撃を遅らせた意味を持つという意見もある(硫黄島探訪)。今回のNスペで「彼らの死に意味はあったのか」と涙ながらに話してくれた人がいたが、その意味では、あるとも言えるのだろう。日本兵としての彼らは、ただ殺されたのではないのだと。それにしても……


 聊かの苦言。Nスペ「東京大空襲 60年目の被災地図」でも思ったのだけれど、こういうことを語ってくれる人に対してよくもそういうことを言えるな、と思える取材クルーの言葉が気になる。自らの傷を晒して取材に応じてくれる人をもっと大切にして欲しい。


 その他、今年のNHKの戦争特集。

Nスペ:満蒙開拓団はこうして送られた~眠っていた関東軍将校の資料~ 8/11(金)2200~2249(再放送: 8/24(木)2510~2559)
Nスペ:日中戦争~なぜ戦争は拡大したのか~(仮) 8/13(日)2100~2214
Nスペ:日中は歴史にどう向きあえばいいのか(仮) 8/14(月)2200~2319
Nスペ:調査報告・劣化ウラン弾~米軍関係者の告発~ 8/6放送済み・再放送: 8/23(水)2510~2359

Nスペ「僕らは玉砕しなかった」 こちらは昨年のサイパン編。

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2006.08.07

61回目の原爆忌

 今年も広島には8月6日がやってきて、長崎には8月9日がやってくる。広島で「氏名不詳者多数」との名簿が初めて納められたという今年は、日米を絡めた報道が目に付くような感もある。被爆の苦しみは経験したものにしか分からない。しかしその痛みに思いを馳せることは出来る。そこに国籍も年齢も関係はなく。──そして、忌避すべきは核兵器に留まらない。

asahi.com:61回目の「原爆の日」- マイタウン広島
 今年の「こども代表」に選ばれたのは、日米の両国籍を持つ少女。

14歳の米映画監督ヒロシマを撮る(中国新聞)
 東京平和映画祭でも上映された「魔法のランプのジニー」を撮ったのはアメリカの少年。

asahi.com:なぜ原爆は2度落とされたのか 「二重被爆」国連で上映 - 社会
asahi.com :二重被爆が示すむごさ 広島と長崎(8/6付け朝日新聞社説)
 広島と長崎の双方で被爆した人達がいる。何故二度も、惨い地獄が作られたのか。

米の核実験博物館で異例の原爆展 (TBS News-i:動画あり)

 そもそもこの博物館は、核兵器がアメリカの発展と世界の平和にいかに貢献したかと、その開発の歴史が誇らしげに紹介されている場所です。
 また、アメリカでの原爆展をめぐっては、95年、スミソニアン航空宇宙博物館が開催を計画したものの、退役軍人らの反発で中止に追い込まれた経緯がありましたが、今回は問題もなく開催に至ったということです。
 「(核超大国のアメリカに)主導権を持って核廃絶へ行動を起こしてもらいたい。アメリカ市民の方々の良心に訴えたい」(長崎で被爆した 丸田和男さん)

 11年前にスミソニアンで出来なかった展示が、あの核実験博物館で出来るようになったということに、米国の良心を見る。この経緯には、粘り強い市民活動の成果だけでなく、今アメリカがやっている戦争に対して疑問を持つ米国市民がいることも関わっているのだろうか。自分達は本当に、正しいのだろうかと。

Nスペ「原爆投下・10秒の衝撃」と核実験博物館

NHKアーカイブス:平和アーカイブス 2006/08/06放送分

●NHK特集「爆撃機ローンサム・レディ号 ~広島原爆秘話~」1978/10/29放送
 呉を爆撃に来て撃墜された米軍のB-24の乗組員が捕虜として広島に送られ被爆して死亡したことから、乗組員とその遺族をアメリカに訪ねたもの。広島で被爆した米兵捕虜の話は他にもあるが、この番組では、取材に応じて初めて、肉親が味方の兵器である原爆で殺されたことを知ったという遺族も居たのだという。広大な国土に散らばる関係者を訪ねる長い旅に、もう一つのヒロシマを見たという取材クルーの言葉が印象的。肉親を奪われる悲しみは同じなのだ。選曲が意外な感じだなと思っていたら、音楽は三枝成彰氏。

●ドキュメンタリー「坂道の家」1973/08/17放送
 自分は失明しながらも、被爆者健康手帳を申請する人達の手伝いをする人が居る。自分が被爆したと証明してくれる人がいないとなると、時間刻みで克明に当時の状況を報告しなければならない。しかしあの混乱の中、そして被爆から28年も経って、記憶は定かではない。被爆者健康手帳の入手の困難さがつづられる。
 この番組から更に33年が過ぎて、広島地裁では原爆症認定の集団訴訟で全員が勝訴するも国は控訴の方針だという。

 8/9のNHK長崎の番組。

彼は生きた~小頭症被害者・47年の生涯~  8/9(水)2200~2245

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2006.07.10

それでもNHK備忘録

 W杯とウィンブルドンでレギュラー編成を忘れそうになってますが。

NHKスペシャル:危機と闘う・テクノクライシス(3回シリーズ)
 7/10(月)22時からの2回目は「軍事転用の戦慄 ロボット」、7/11(火)の3回目は「しのびよる破壊 航空機エンジン」。ロボットは過去のNスペでも扱ってる題材なので、最新版としてのまとめに期待。

 →Nスペ「疾走 ロボットカー」
 →ロボット技術に米の触手
 →Nスペ「サイボーグ技術が人類を変える」
 →果てはサイコミュかPSか

Nスペ再放送
 プラネットアースの第1集~第4週は8/7~10・1930に再放送。

ドキュメンタリードラマ「宇宙へ ~冷戦と二人の天才~」
 8/14~17・2400に再放送。ディスカバリー無事に帰って来い。

 →1話感想 2話以降DVD-RAMに入れたままだった

 4月の改編は宵っ張りを助長してるよーな感じで、やっぱ前の編成の方が良かったかと思う。ゆるナビとかサラリーマンNEOとか面白いんだけど。ゆるナビは総合なのに教育だねーこれはって感じのミニ番組盛り合わせで、「恋する算数」と「しばわんこの和のこころ」がヨシ。NEOもショートコントごった煮だけど、こちらは「サラリーマン体操」と「世界の社食から」、あと「会社の王国」か。「はたらくおじさん」もフツーに面白いんでまたやらないかなぁ。

 功名が辻は、吉兵衛が(俗に言う)死亡フラグの立て方の見本のよーな勢いでお亡くなりになってしまったんだけどありゃ泣ける。最後の夜に一豊に説教するのがねー武田鉄矢が良いのよねーやっぱり(i_i) 「功名が辻」って吉兵衛の台詞だったのね、というのもあったんですが、ほんと惜しいキャラを亡くしました。茶々たちを助けるのって、利まつの時は利家だったよーな気がする(^^;
 金曜時代劇も見たいんだけど、今は時代劇専門チャンネルで「八代将軍 吉宗」見てるんで残念ながらスルー。面白いんだこれが!

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 早朝だと目が覚めるよーに反応早いなー、ココログ。

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2006.05.26

果てはサイコミュかPSか

asahi.com: 念じた通りにジャンケンロボ 脳の情報を信号化 - サイエンス

 人間がチョキを出したら、ロボットもチョキ――。脳の情報を読み取り、ロボットハンドに人と同じ動きをさせるシステムの開発に、国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)とホンダの共同研究チームが成功し、24日発表した。脳に電極を埋め込む方法などが欧米で研究されているが、今回の方法は人間側の負担が格段に少ない。

 先のNHKプレミアム10「立花隆が探る サイボーグの衝撃」 でも開発事例が紹介されていたものですが、今回このような形で発表されました(元記事は5/25付け朝日新聞朝刊)。アメリカは電極式だったけど日本はやっぱ無線かー、サイコミュ実現は近いねっとか話してたら、兄貴に「それよりボトムズの方が近くない?」とか言われてそれもありかなと。AT用の耐圧服のゴーグルにはATのセンサーからの情報を入力するケーブルを接続してますが、番組で紹介されていた、頭に被せる装置はその印象に確かに近いもの──ってこう書くと情報の流れが逆なんですが。今回の記事末尾の 「脳情報の読み取り装置を帽子サイズに小型化した上で」 というのが番組で紹介されてた装置かな?

 「サイボーグの衝撃」は以前のNHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」の再放送が半分、残りは新録の対談って感じで新ネタが少なかったんですが、その中の貴重な新ネタがこのATRのブレイン・ネットワーク・インターフェースでした。半分再放送というのも手伝って兄貴と何だかんだ喋りながら見てましたが、この種の技術にアレルギーがあるからこそ危険性もきっちり描く富野由悠季、それに対して割とニュートラルに描く高橋良輔とかいう話になって(「ビッグバトル」でのバララントPSのラダァ・ニーヴァは直に電極接続だったなー)、それで上の話になったのでした。

 立花隆との対談で、川人光男・ATR脳情報研究所長の「コンピュータを介して言語を使わずに脳と脳との直接のコミュニケーションは可能になる」とかいう発言がありましたが、そりゃーねーよと突っ込んでみたり。TV版Ζ#47「宇宙の渦」とか見てみなさいよー、人間が言語を使って思考する限り誤解やすれ違いは避け得ないでしょうに。とか思ってしまうのは富野作品に毒されすぎですかそうですか。……いやそれってコミュニケーションの先の話を考えてしまってるから、単に「意思伝達」に限れば出来るのかなぁ?

#余談ながらその「宇宙の渦」でのすれ違いからどんどん悪い方へ転がるのがTV版、そうはしないのが新訳。でもまだこのあたり自分では消化しきれてないかも。

 ただこれプレミアム10で一気にやると重いんで、素直にNスペ2本にして欲しかったなーとも思うんですが。というか、以前のNスペ版をまたやって欲しいかなとも。Nスペでは流れたけど今回さすがに省かれたものがあって、そこが良かったかなとも思うので。続編希望~。

ATR 株式会社 国際電気通信基礎技術研究所
ボトムズWeb
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2006.04.20

今後のNHKとか

小さな旅「真空管は消えず ~東京 秋葉原~」(仮題) 総合4/23(日)0800~0825他

 上のリンクは写真入りの「今週の主な番組」のものだけど、小さな旅公式にあるのはこう。

筑波エキスプレスの開業や先端的なビルの建設で装いを新たにする秋葉原。その一画には戦後、闇市から始まったガード下の「ラジオセンタービル」が秋葉原の原点を伝えている。70代の女性店主が一人で守るラジオ店にはここにしかない古い製品や部品を求めて常連客が集う。一方で若者に人気の新しい街の顔「メイドカフェ」やコスプレ。新旧が同居しながら今も多くの人を集める電気の街を探訪する。

 TXは「つくばエキスプレス」でも「筑波エキスプレス」でもなく「つくばエクスプレス」です。そいや4/23まで舞-乙HiME@CURE MAID CAFE'~乙女のお茶会~やってたり。

プレミアム10「立花隆 徹底対論 サイボーグの衝撃」(仮) 総合4/24(月)2200~2330

 サイボーグ=ヒトと機械を融合する存在。これが現実のものとなり、脳科学・IT・ロボットの世界に、今、革命を起こしている。社会に衝撃を与えるサイボーグ技術。それは、人類に進化をもたらす革命か? それとも許されざる悪魔の技術か? そして、生物としてのヒトを改造することは、どこまで許されるのか?  番組では、研究の最前線を立花隆氏が提示し、各界の専門家と徹底的に語り合う。その相手は、世界が注目する、ロボットを使う脳科学者・川人光男氏(ATR脳情報研究所所長)。脳とコンピューターが直結した社会を、鮮明に描き、若者に大きな影響を与えている映画監督・押井守氏。サイボーグの出現を知り、これは、ヒトの「こころ」のありようを変えてしまうのではないか、と語る心理学者・河合隼雄氏である。
 Nスペ「サイボーグ技術が人類を変える」が非常に興味深かったので、今回も期待。

街道てくてく旅 ~東海道五十三次ダイジェスト~ 総合【1】5/8(月)・【2】5/29(月)2300~2328
 最長片道切符、鉄道乗りつくし、ときて今年は東海道五十三次。来年は中山道か? 総合のダイジェストはないのかーと思っていたらようやくやるみたいで良かった良かった。四日市の中継は6月に入ってからだったかと。

 NHKじゃないんですが四日市といえばこちらも。

TVチャンピオン・ゆるキャラ日本一決定戦 テレビ東京4/20(木)
 四日市ミニニュース:「こにゅうどうくん」は“ゆるキャラ”?より。
 中部ブロック予選に四日市から3つもエントリーしてました。大四日市祭の「小入道くん」(決勝戦進出)、四日市競輪の「フォーリン」ときて、萬古焼の「ポッターくん」の頭は土鍋。萬古といえば土鍋、土鍋といえば萬古ということなんですけど、個人的にはじばさん三重の日本一大きな蚊遣り豚が忘れられません。萬古の紫泥急須は絶品ですよー(^^

onちゃんとかみんくるがエントリーしてないのが解せん。ハッチーもインパクトあるのになー。ひょとして着ぐるみがいないとエントリーできなかったとか?

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NHKアーカイブス四日市公害特集

NHKアーカイブス 4/16放送分 「環境アーカイブス」 四日市公害特集
ある人生「公害係長」(1967年(昭和42年)6月17日放送)
  相松尚氏(四日市市公害対策課係長)
ある人生「海をかえせ」(1970年(昭和45年)12月19日放送)
  田尻宗昭氏(四日市海上保安部警備救難課長・「四日市・死の海と闘う」著者)
・中部ナウ「灰色の空は消えても」(1992年(平成4年)7月11日放送)
  澤井余志郎氏(「くさい魚とぜんそくの証文」編者)、野田之一氏(四日市公害裁判原告)他。

 信じられない。
 けれどその現実があったことは知っている。そしてそれが今に繋がっていることも。

 少し長くなるが四日市で育った自分のことを書く。
 自分が生まれたのは丁度公害国会の頃、「海をかえせ」が放送されたすぐ後だ。小学校の社会科で「のびゆく四日市」を教材に使ったのはそれから10年ほど後のこと。海軍燃料廠があったことから空襲を受け、パンプキン爆弾も落とされた四日市だが、35年前の戦争より10年前の公害裁判の方が傷跡は生々しかったことだろう。だから平和教育を受けた覚えはないが、今で言う環境教育は受けたはずだ。夏休みの自由研究に公害を取り上げる児童も多かった。だが汚染地との対照に使われるような郊外の新興住宅地、住民にはコンビナートの従業員も多い。遠くに煙を上げる煙突は見えても、その足元の痛みを実感することはできなかったと思う。
 進学した四日市高校の要覧には光化学スモッグについての対応の記載があった。近鉄富田駅に隣接するグラウンドからは第3コンビナートのフレアスタックが炎を上げるのが見えた。四日市南高校在勤経験のある地理の先生が、南高の校歌が変えられたことなどを教えてくれた(塩浜小・富田中の校歌も変わったそうだ)。津へ遊びに行くのに、近鉄の急行が塩浜に停車すると息を止めた。往時ほどではないはずだが、「くすんだオレンジ色」を思わせる、酸味のある異臭が常に鼻を突いた。高校の地学部に市から要請があって、環境庁のスターウォッチングに参加した。四日市市域でも郊外の特に空気の澄んだ小山田地区(この結果だと市内で3番目に二酸化窒素の平均値の数値が低い)での観測の結果、四日市は「星空の街」に認定された。「あの四日市が」と驚く朝日新聞の記事に、情報操作とはこういうことかと知った。大学に進学して、環境問題の講義を選んで受講した。小学生の時には読まなかった公害関係の資料を求めて、四日市市立図書館へ通った。
 10数年経って堺市に転居すると、何度も光化学スモッグ注意報の発令を聞いた。塩浜ほどではないが、微かにあの異臭が感じられた。気分が悪くなったこともある。堺でこうなのだ、塩浜はもっと酷いのだろう。もっともっと酷かったのだろう。そう思った。ほんの5年前のことだ。現住所は海が遠いからあの高い煙突を見ることはない。

 白黒だった「公害係長」はまだ何とか見ていられた。でもカラーの「海をかえせ」は、吐き気どころか、心臓がばくばくして、呼吸もおぼつかなくなった。
 大気汚染が激化した四日市港の視界は300m。大小さまざまな船が行きかう日本有数の貿易港で、光化学スモッグのために大きな船影がかすんでいる。そして、漁のできなくなった海に垂れ流される毒々しいオレンジ色の廃水。どこから汲んできたものかは語られないが、汚れた水を入れた水槽に入れられたウナギが、その長い体を激しくくねらせてのたうち回る。別の魚は水面でぱくぱくと口を開け、そしてそのまま沈んで動かなくなった。生き物は死に絶え、船も腐食し朽ちていく死の海。思い出しながら書いていても動悸がする。そのくらい衝撃的な映像だった。四日市の空と海は死んだのだ。そして、人も。

 30年以上前の映像は、荒い画質だがそれ故にか妙に生々しい。語り口は淡々としていても、映像の作り方に、この現実を伝えようとする冷静ながら熱い視線が感じられる。15年前の「灰色の空は消えても」の映像は小綺麗だけど、住民側と行政側との間で中立であろうとする客観性はそれはそれで正しいのだろうが、でもそれと引き換えに、どこか距離を置いているように感じられなくもない。でもそれは、その間に流れた時間がそのまま映されているのだろう。記録映像とはそういうものだ。

 昭和47年の四日市公害裁判から来年で35年になる。是非今を追う番組を放送して欲しい。四日市で死んだのは空と海、人、そして土。今も公害は続いている。

かんきょう 四日市・公害資料館 四日市市公式
四日市再生「公害市民塾」
 加藤寛嗣・元四日市市長が三菱油化出身だとは知らなかった。公害資料館の件で四日市だけがどうも行政が後手に回っている感じがするのは、他の3つが単独企業が相手であるのに対し、四日市は「コンビナート」が相手だからなのか?
西村肇「冒険する頭」
 四日市の海に関しての「今出来ないことは将来もできない」との言葉が印象的。全文公開されているので通読してみたい。
四日市ぜんそく - Wikipedia
 「脱硫対策が実現した背景には、硫黄が鉱山で採掘するよりも安価で手に入るという事情があった」 さもありなん。
四日市市 - Wikipedia 余談ながら「三泗地区」の由来を初めて知った。四日市の水は豊富な伏流水を取水しているのでなかなか美味しい。郊外はほんとのんびりして良い田舎です。そんな実家の近所にも産廃問題があるんだけど。

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2006.04.16

最近のNHK

 それでもNHKを見てるのはレベル高いからだと思ってる。職員のモラルには依然問題があるのは情けない限りだけど。

柳生十兵衛七番勝負 島原の乱|NHK木曜時代劇
 前シリーズの評価が高いだけに期待値も高いけど、それに応えてみせるレベルも高くて嬉しい。前作から一番喰えないのは親父殿だと思っていたが、今回はまさにその通りというか。前作初回+最終回に出た分割画面は不評なのか出てこないけど、相変わらずチャンバラは魅せる。

マチベン|NHK土曜ドラマ
 源さんが副長にお茶出してるよーとか思ったら、第2回のゲストは腹切らされた勘定方だよとかって、殆ど「新選組!」OB会ですが、こちらもほんと緊張感溢れてて脚本きっちりしてて面白いですよ。沢田研二がまたイイカンジです。この人も法廷に立って欲しい!

大河ドラマ「功名が辻」
 こちらも見てますよ。上川隆也好きですもん。って大河公式とは別に高知放送局のページまであるのね。さすが。

 因みに清水義範の時代小説短編集「大剣豪」には「山内一豊の隣人」収録。これも面白いですよ(^^)

4062648571大剣豪
清水 義範
講談社 2000-05

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NHKアーカイブス
 4/16放送は、ある人生「公害係長」/「海をかえせ」/中部ナウ「灰色の空は消えても」。新聞の番組欄で見てすぐ分かるけど四日市の特集。大気汚染だけでなく、忘れられがちな水質汚濁についても取り上げられている。
 昨年の「平和アーカイブス」に続き、今年は「環境アーカイブス」とのことで、1月から既に始まっていたんですね。

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